学び

【小論文・日本辺境論】日本人くらい自国の特殊性を好む民族はいない

日本人ほど民族の特殊性を好む国民はいません。しかし世界に出て行こうとすると、突然不安になるのです。誰かの後に追随していなければ、1人歩きができません。内田樹の『日本辺境論」は画期的な日本人論です。一読して、その内容を吟味してみましょう。
暮らし

【風水・時間・ゆとり】心地よい人間関係の基本は風の通る道にあり

人間関係の基本は風がよく吹き抜ける関係です。なんのわだかまりもなく、他者とコミュニケーションをとるのはそれだけで大変に難しいことなのです。気という言葉は人間同士を結びつけるときの大切な表現です。つねに心にゆとりをもって交流したいですね。
暮らし

【団塊の世代・75歳】後期高齢者の群れと年金・社会保障の明日は

団塊の世代の人々が一斉に後期高齢者の75歳になりつつあります。日本の未来とあわせて考えることに大きな意味があるでしょう。財政赤字をかかえ、国債を大量に発行し続ける現在、高齢者たちの未来は明るくはありません。社会保障はどうなるのでしょうか。
学び

【小論文・8050問題】ニート・フリーター・引きこもりと少子化

ニート、フリーター、引きこもりの問題は深刻です。8050問題と絡んで少子高齢化社会のテーマと完全に合致します。小論文の問題でこの内容が出第された時は、必ずここへ主題を引っ張ってきてください。解決への道のりは大変厳しいものがあります。
落語

【桂三木助・芝浜】暮れになると必ず聞きたくなる定番の人情噺はこれ

暮れになると必ず聞きたくなるのが人情噺、芝浜です。第一人者は3代目桂三木助と言われています。この噺家の落語は実に洗練されていて口跡が見事なのです。江戸っ子の気風の良さが香り立ちます。夫婦の情愛に満ちた年末にピッタリの噺だと言えるでしょう。
暮らし

【いびき軽減・悩み】たかがいびきされどいびき【80デシベル超】

いびきは厄介な症状です。病的なものとしては睡眠時無呼吸症候群があげられます。これは要注意ですね。日常的には肥満とか鼻の病気などに注意していれば、なんとかなります。しかし周囲の人にとっては迷惑この上ないのです。あらゆる手をうちたいものですね。
暮らし

【聞かせてよ愛の言葉を】天の声が武満徹に音楽の魂を教えた

作曲家・武満徹を生み出したのは防空壕で聞いたシャンソンでした。その曲名は「聞かせてよ愛の言葉を」です。独学で作曲を学び、世界のタケミツになりました。ノヴェンバー・ステップスにこめられた日本の魂に多くの人が共感したのです。
暮らし

【GoTo中止】人間は移動する動物であるという永遠の真理と不条理

GoToキャンペーンが中止になります。多くの人に影響が出るでしょうね。経済への打撃は予想を超えています。人は移動を繰り返す生き物だということがよく分かりました。別役実の芝居を思い出させます。『移動』の登場人物たちはどこへ向かったのでしょうか。

【教育の経済学・エビデンス】非認知能力を鍛えてサバイバル可能に

就学前の教育がいかに大切か。それを明確に論じた本が中室牧子さんの『学力の経済学』です。人並な暮らしをするために、親は何に1番力を入れなければならなのか。知力ではありません。非認知能力なのです。最後までやり抜く自制心が最も大切なのです。
学び

【小論文のヒミツ】具体例は30%以下にとどめるのが成功の秘訣

小論文の問題によく具体例をあげて書きなさいという問題が出ます。これはちょっと鬼門です。いい加減に自分の思い出や経験談を書かないでください。メチャクチャになります。論理を説得するための最終兵器が具体的なデータなのです。勘違いをしないこと。

【伊東静雄】わがひとに與ふる哀歌と春の雪は三島由紀夫を震わせた

伊東静雄の詩は学校ではあまり扱いません。しかしその美しさは完成されたものです。耽美性を備えた美に感応したのは作家三島由紀夫です。「春の雪」は後に同名の小説まで生み出しました。透明な詩の世界が三島の審美眼を突き動かしたのでしょう。
ブログ・PC

【WordPress・Cocoon】ブログはいつもラビリンス全開

ブログはいくつものソフトによって出来上がっています。基本となる幹に枝葉がつき、そこにテーマがあればうまくいくのです。しかしそれぞれのシステムが勝手にバージョンアップするワケではありません。時々不具合も起こります。それがブログの世界なのです。
暮らし

【AI最前線】不気味の谷を越え人はロボットに親近感を抱くのか

AIの最前線を少しだけ覗いてみましょう。そこには不気味の谷と呼ばれる現象があります。あまりにアンドロイドロボットなどが人間に似すぎていると、かえって好感度が落ちるというものです。人はあまりに人間らしいロボットを好まないのです。
学び

【小論文・反論】課題文の根拠を半ば否定し優位に立てば合格確実

小論文はディベートによく似ています。相手の根拠を否定できれば、勝利するのです。しかし実際はそれほど簡単ではありません。相手も必ず防御してきます。その時は根拠になる内容の背景を別の角度から探ってみましょう。きっと新しい視点がみつかるはずです。
暮らし

【コロナ禍・死生観】人間は生きているだけで十分に尊い存在なのだ

コロナ以後、私たちの死生観には微妙な変化が訪れています。かつてのようなプラグマティズムが静かに退場し、ゆったりとした時間の中で生を充実したものにしたいという願望が強くなりつつあります。近代のもたらした弊害に疑問を投げかける人が増えたのです。

【絵仏師良秀】芸術至上主義者の辿る道には死の匂いが常に漂う

中世の古典には多くの味わい深い作品があります。それらをうまく使って作家たちは名作を書きました。芥川龍之介には『羅生門』『地獄変』などがあります。原作との違いを見ながら、内容をチェックしてみましょう。小説家の苦悩が理解できるはずです。