暮らし

【ハレルヤ・レナード・コーエン】ボッチェリの歌声に神の恩寵は降るか

もともと「ハレルヤ」という表現は神の恩寵を称えるものでした。その言葉を使ってレナード・コーエンは、詩を書き、歌をうたったのです。それが「ハレルヤ」でした。イタリアの歌手、ボッチェリもみごとです。聞いてみましょう。

【大福長者の金銭哲学・徒然草】兼好法師との差は予想以上【217段】

徒然草217段にはお金の話が出てきます。学校では扱ったことがありません。ユニークな段ですね。大金持ちの大福長者はどのような金銭哲学を持っているのか。兼好法師はどのような考えだったのか。その違いについて少し探ってみましょう。
学び

【書評の試み】新しい視点を発見しながら感性と論理性を育てる【光源】

書評を書いてみるというのは大変に国語力増強のために有効です。ぜひ試みてください。その際、自分なりの新しい視点を探すことです。そこから光をあてて、あらゆる可能性を探ってみてください。必ず文章力が身につくはずです。

【山吹の花・俊頼髄脳】一瞬の機知に思いを重ねた伊勢大輔のみごとな歌とは

山吹の花に託した歌を一瞬でうたった伊勢大輔の機知をほめたたえた一節です。『俊頼髄脳』の中に示された歌論の一部なのです。禁じ手を守っていただけでは真に新しいものは生まれてきません。そこからいから抜け出るかが大切なのです。
学び

【わがひとに与ふる哀歌・伊東静雄】透明な叙事詩に宿る魂【三島由紀夫】

『わがひとに与ふる哀歌』という 伊東静雄の詩を知っていますか。透明な感性に裏打ちされた叙事詩です。その内側に宿る魂に、若き日の三島由紀夫は心酔しました。この詩人の持つ不思議な感覚が死とともにあることを知っていたからです。

【玉勝間・本居宣長】すぐれた随筆を読み学問や人生の深みを知る【謙虚】

国学者、本居宣長の随筆を読みましょう。そこには驚くべきまでの謙虚さが溢れています。1つの時代を築き上げた学者が、ここまで自分に対して、謙虚に振舞えるということが驚きを覚えます。
学び

【詩的リズム・音数律】促音1つで表現効果に差が【汚れつちまつた悲しみに】

中原中也の詩のなかでも有名なのが「汚れつちまつた悲しみに」です。しかしこれを筆写した小林秀雄は「つ」を抜きました。促音を意識して抜きました。そこにどのような考えがあったのかを追求していったのかが、興味深いです。ご一読ください。
暮らし

【AIとトロッコ問題】道徳的ジレンマや合理性の果てに【小論文のカギ】

トロッコ問題というのを覚えていますか。道徳的ジレンマや合理性の果てに人間はどういう判断をするのかという究極のテーマです。何が厄介なのかといえば、AIが価値の判断にからむからです。自動運転の未来にかかわってくるのです。

【難波の三位入道殿・筑波問答】蹴鞠も連歌もその人にふさわしい指導法が

連歌はどのように稽古すればうまくなるのか。これはなかなかに難しい問いです。『菟玖波集』で有名な二条良基は、筑波問答の中で面白い話をしいます。蹴鞠の名人だった人の指導法を紹介しているのです。ちょっと読んでみませんか。

【入れ札・菊池寛】人間の自尊心くらい面倒なものはない【新作落語】

菊池寛の短編に『入れ札』という小説があります。国定忠治の出てくる話なのです。それが「文学国語」の教科書に載っていました。驚きましね。人間の自尊心の複雑な一面をみごとに描いた話です。
ブログ・PC

【際限なき生成AI】Copilotの開発は人間に何をもたらすのか【新機能】

生成AIの研究が止まりません。いよいよMicrosoftが新しいAI機能を積んだアプリ「Copilot」を発表しました。ブラウザやOfficeソフトに連動している点が目新しいのです。

仮道伐虢(かどうばっかく)・晋に滅ぼされた小国・虢に由来する故事【呂氏春秋】

仮道伐虢という故事をご存じでしょうか。「かどうばっかく」と読みます。難しい言葉です。昔の中国の歴史に取材した表現なのです。簡単にいえば、甘い言葉には必ず裏があるということです。どこからきたのか、内容をチェックしてみてください。

【達人は達人を知る・今物語】道を極めた人には他者の真価がわかる【歌詠み】

今回は『今物語』という本に載っている歌人の話をとりあげてみましょう。定家と家隆の話です。二人とも当時としては最高峰の歌人でした。各自、誰の歌が好きかという話をしていくと、互いがそれぞれの歌をあげたのです。
暮らし

【ドローンの未来】民生用はすぐ兵器になりうるという冷徹な現実

ドローンの開発は進む一方です。大変優れた側面を多々持っています。民生用につくられたそのメリットが、そのまま兵器に直結し、変形されていくという恐怖を実感することが増えてきました。今後どのように対応していけばいいのか。考えてみましょう。

【福沢諭吉・学問のすすめ】天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず

福沢諭吉の著作『学問のすすめ』は混沌とした今の時代にも十分通じる内容です。明治の時代を切り開くために必要な考えでした。しかし現在の格差社会においても、少しも古びていません。そこに示された内容は意義深いものです。

【言いあてし薬師・花月草紙】人は苦しい目にあってはじめて忠告の意味を知る

松平定信の書いた『花月草紙』を読みましょう。今回は名医に予告された病気になった人の話です。人間はいくら忠告されても、本当に困った状態にならない限り、なかなか他人のいうことを聞かないものです。悲しい性ですね。