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【能・道成寺】蛇体に宿った現世への執着が夕暮れの満開の桜に映える

能の演目の中でも「道成寺」は特別なものです。主役の1つが鐘です。100キロ近い鐘の中に入ったシテは、たった一人で鬼に変身しなくてはなりません。乱拍子と呼ばれる足さばきは、1人の能役者として生きていくための関門なのです。
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【能・杜若と葵上】激しい感情の渦が花の精や物怪の存在を浮き彫りにする

能は日本の芸能の中でも特殊な位置を占めています。これほど簡素な舞台が、なぜ豊饒なものになるのか、不思議でなりません。鼓と笛と太鼓の世界が、遠い人の原点へいざなってくれます。チャンスがあったら1度、能楽堂をたずねてください。
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【星の音楽家】ミマスの持つ宇宙観が現代に響く【コスモス・地球星歌】

小中学校でよく歌われる合唱曲の中には、スケールの大きな宇宙的広がりを持つものがあります。そり代表が作曲家ミマスの作品です。特に「Cosmos」と「地球星歌」は絶品です。宇宙から地球を持た時、ここにしか住めない人間の命の意味を感じます。
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【チプカシの魔力】安物買いの銭失いとは言うものの【侮れません】

チプカシという表現をご存知ですか。チープなカシオという意味です。とにかく安い時計ばかり。1000円くらいから買えます。ところが中の部品は正確そのもの。狂いません。だから売れているんでしょう。ローレックスの魔反対ですかね。
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【落語と演劇】圧倒的な想像力に訴える熱い言葉の芸【一人芝居との違い】

落語と演劇の違いは何か。特に一人芝居との間にあるものは何であるのか。それを考えていこうというのが、このテーマです。落語はどこまでいっても1人です。効果音も証明もありません。それでも聞く人に、イメージを想像させます。その基本は言葉なのです。
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【品格とは何か】お天道様がいつも見ているという教えは尊い

品格ということの内実を知ろうとするのは、大変に難しいです。誰もが品のある人間になりたいと思います。しかしそれを実行することは容易ではありません。どうしたらいいのか。嘘をつかないことです。ここから全ての品行が崩れていきます。
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【反応しない練習・感想】納得してはみたものの実践するのは至難の業

多くの人間はそれぞれの悩みに日々苦しめられています。どうやってそこから抜け出せばいいのか。皆目見当がつきません。そこで筆者は感情をゆさぶられない方法を考えました。それが反応しないということです。自分は自分であると意識することです。
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【恩寵の音楽】ヴェルディのオペラ「ナブッコ」の合唱が感動的だった

ヴェルディのオペラ「ナブッコ」を知っていますか。上演される機会は少ないようです。しかしその中で歌われる合唱曲はどこかで聞いたことがあるかもしれません。美しい旋律です。いつか故国へ帰れる日を夢見て、虜囚たちが歌います。
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【決心】そんなにしてまで1度はWindows11にしてみたいのなら

windows11に自動ではアップデートできない。でもやってみたい。そう人がたくさんいるはずです。なんとなく失敗したらイヤですよね。でもこの方法なら誰でも失敗なくできます。もとに戻すのも簡単。1度はトライしてみましょうよ。ただし自己責任でね。
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【私たちの望むものは】歌手・尾崎豊とは何者だったのか【没後30年】

歌手・尾崎豊が亡くなってから30年がたちました。彼は何を訴えようとしたのか。何が言いたかったのか。曲を聴いていると、様々なことが思い起こされます。単なるプロテストソングと呼ぶには無理があります。そこには甘さもたっぷりと含まれているのです。
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【円楽一門のこれから】三遊亭円丈の著書『御乱心』を再度熟読した

落語の世界は誰を真打にするのかというのが大きな問題です。この決定をめぐって、過去に何度も内紛がありました。その中でも大きなのが、圓生の協会脱退です。大量真打に反対して、自分の弟子を引き連れ、さらに幹部までに声をかけたのです。
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【縮み志向】日本人はなんでも縮めるのが得意【盆栽・俳句】

日本人は何でも縮めるのが好きなのです。あんまり大きいものより、小さいものに愛着を感じるようですね。どうしてなんでしょう。庭を縮めて盆栽にしたり、俳句をつくったり。どうしてこういう感覚を持っているのか。よく考えてみると、不思議です。
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【白河の関】東北人にとってこの関所を越えることの意味は【奥の細道】

白河の関というのは東北人にとって重い意味を持つのです。その土地を越えた時から、陸奥への旅が始まります。今年の甲子園で仙台育英高校が優勝しました。優勝旗が白河の関を越えるかどうかということが、大きなニュースになったのです。
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【人材】企業は集合論のイメージのど真ん中にいる人間を求めている

企業はどういう人材を欲しがっているのでしょうか。当然コミュニケーション能力を持った人です。自分の言葉できちんと伝えたいこと示せる人。これが最も大切です。しかしこれからの時代はさらにその人独自の強みが必要になるのです。
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【閾値とは何か】この難解な表現が今を生きることの難しさを示している

閾値(しきいち)という言葉を知っていますか。元々は生物学の表現だそうです。ある反応が起こる時のギリギリの値のことをそう呼ぶそうです。現代の私たちにとって、それはどのような意味を持つのでしょうか。少し考えてみましょう。
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【歌右衛門の魅力】あれから20年の歳月が過ぎ新成駒屋誕生が待たれる

成駒屋の名前で親しまれた中村歌右衛門が亡くなってから、既に20年がたってしまいました。これほど女形が見事だった役者はいないのではないでしょうか。普段の立ち姿そのものが、女性そのものでした。仕草の一つ一つに目を見張ったものです。