【文章の神技】助詞の「が」は逆説のみで使い、「という」は極力排除せよ

学び

文章の神技

みなさん、こんにちは。

元都立高校国語科教師、すい喬です。

今回は文章を書く時の秘中の秘をお教えします。

考えてみると、25年以上も添削を続けてきました。

その間に読んだ答案は1万枚を越えています。

小論文模試の採点も同時にしました。

答案を読んでいると、その受験生の癖がよくわかります。

同じ言葉を何度も使って、冗長な文になってしまう人も多くいました。

なんとなくダラダラしているのです。

メリハリがないといった方がわかりやすいかもしれません。

小論文は論理で進みます。

それなのにこの表現はないだろうと思うものがいくつもありました。

今回はこれだけは使うなという表現を2つに絞ってお教えします。

その1つが接続助詞の「が」です。

「が」は、以下の3つの品詞に分類されます。

格助詞(例:雨が降る。)
接続助詞(例:食べてみたが、おいしかった)
接続助詞(例:努力をしたが、うまくいかなかった。)

この中で1番難しい用法が単純な接続の「が」です。

「が」という助詞は逆接と単純な接続の2つの用法を持っています。

採点者は「が」で出てきたら、基本的に逆説と考えがちです。

それなのに単純な接続の「が」を使われると、文脈が混乱するのです。

その他、「が」で文を長く繋げる答案もよく見かけます。

文章力のない人に多いパターンです。

逆説と単純接続

もう1度書きます。

「が」は主格になる格助詞以外は、全く正反対にみえる用法を持っています。

1つの事実の後に次の事実が続く。

両者の間に逆説の関係はありません。

それなのに「が」で文を繋ぐことができるのです。

この書き方をすると幾らでも文章が長くなります。

そして冗長になるのです。

言い方かえれば、悪文のサンプルそのものです。

小論文は論理で進みます。

採点者は「が」ででてくると、ここで論理が逆転するのだと判断します。

しかし文章を読むと、ただ話が先に進んでいくだけです。

これは最もダメなパターンの1つですね。

接続助詞の「が」は「逆接」の頻度が圧倒的に高いのです。

そのために起こる混乱です。

「単純な接続」として「が」を用いることは極力やめてください。

癖になっている人は意識すること。

話し言葉ではよくでてきます。

それをやめろというつもりはありません。

どうしても「が」で文章を繋げたいときは、2つに切る方がいいです。

さきほどの例でいえば、次のようになります。

食べてみた。おいしかった。

このように短文にするのです。

それだけで文章のリズムが生き返ります。

「という」はなくても意味が通じる

言葉というのはその人の体温のようなものです。

少し低めの人もいれば、その反対の人もいるのです。

いつも無意識につかってしまう表現の1つとして、「という」「こと」「もの」があります。

「という」という表現はなくても成立することが多いのです、

むしろない方がいいです。

「こと」「もの」も同様です。

つい便利なので誰もが使ってしまいがちです。

これを潰していくのは、結構苦しいです。

qimono / Pixabay

自戒をこめていえば、ぼくもつい使ってしまいます。

頑張って削りましょう。

それだけで文章が生き返ります。

なぜこの表現が多く出てくるのか。

理由は言葉を柔らかくする効果があるからなのです。

話している時も断定的な言い方をすると、語弊のある時があります。

そういうケースでは「ということ」「というもの」などを使って、表現を柔らかくします。

あまり多用すると、それはそれでうるさいのですが、よく使われる理由はそこにあります。

しかしこれが文章のもたつきを感じさせる要因にもなるのです。

「という考え」「という理論」「という問題」などという表現は誰もが使います。

全く書くなというのは暴論です。

それは絶対に無理な話です。

しかしここは削れるなと感じたら、切ってください。

「という」には2種類ある

あらためて「という」を考えます。

この表現には正確にいうと、2種類あるのです。

単純に「発言する」の意味で使うの「と言う」。

「言う」の意味が薄れた補助動詞の「いう」です。

後半の補助動詞の方はカットしやすいです。

最後に「こと」と「もの」です。

これはなるべく具体的に言い換える訓練をしましょう。

確かに便利な表現です。

「あれ」「それ」しか言わない夫婦などというのが、よく笑い話に出てきます。

無意識に使っている人がいかに多いのかという事実を示しています。

あまりにも便利なので、使い過ぎる傾向にあります。

とにかく意識してください。

具体的に言い換える。

それだけで全く文章のリズムがかわってきます。

いくつか書きましたが、ここに示してあることは文章を書くのを職業にしている人たちがいつも気にしている内容なのです。

わかりやすくて、上手な文章を書きたかったら、真似をしてください。

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それだけで見違えるほどキレのある文になります。

今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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