【マスクで口元が見えない】相手の本音は目の奥にあり【笑ってる?】

暮らし

顔のパワー

不幸顔という言葉があります。

なんとなくハッピーじゃない表情をしている人、いますね。

顔のどこにもパワーが感じられないのです。

口角があがれば、もっといい笑顔なのにと思うこともしばしばです。

でもそんなことを口にできるはずもないし、仕事上の話をしてそれで終わりです。

考えてみればもったいないですね。

人間はお互いの関係で動きます。

あの人に頼まれたのだから、必ずきちんとやり遂げようと思うものです。

当然、その反対もありますね。

人間はまさに感情の動物なんです。

好きだから好き、嫌いだから嫌い。

これといった理由はありません。

俗にいう虫が好くとか好かないとかいうパターンです。

気にいらないとなると、必ず表情に出ます。

あるいは会話の微妙な途切れ目にイヤな間があきます。

それをフォローするだけの気持ちがありません。

だからシラッとした時間が過ぎるのです。

考えただけでゾッとしますね。

コロナ禍で何が変わったのか。

口元までが全部マスクで覆われてしまいました。

その結果どうなったか。

化粧品の売れ行きが急激に落ちたなどという話もあります。

実はそれ以上に大切なポイントが生まれたのです。

とんでもないことになりました。

口元の表情

本当の表情がよくわからなくなりました。

聞いたことがありますよね。

マスクをしたあなたの姿を鏡でよく見てください。

変化する場所はどこか。

どこもありません。

口の周囲が隠れてしまったことで、感情が外に表せなくなってしまったのです。

唯一、残ったのは目だけです。

そこに全ての気持ちが宿るということになりました。

「目は口ほどにものを言う」というのは古来からの表現です。

サングラスをかけている人の姿が減ったと思いませんか。

以前なら目を隠していても、口元で識別可能だったのです。

今は目と口が見えなかったら、全くどこの誰かわかりません。

というより、表情が全く伝わってこないのです。

最悪です。

だからあまりサングラスをかけなくなりました。

そうなると、目が全てです。

歌舞伎役者の市川団十郎は昔から「睨み」というのを家の芸にしています。

これは成田屋の屋号の通り、成田山新勝寺の不動明王を模していると伝えられています。

大きな目玉で相手をきっと睨みつけるのです。

そこに全ての感情を織り込みます。

それと同じように、コロナ禍で私たちも最大のパワーを出さなければならなくなりました。

目に強い光がない人は、この時点でアウトです。

交渉事がうまくいきません。

あなたの熱意が相手に伝わらないのです。

就活の面接などはその最大のものです。

マスクをして面接をした時、最強の武器は目だけです。

選挙の演説でも口元が見えないということは、強力なアイテムを1つ捨てたことを意味します。

目力の強い人

よく考えてみると、目力という言葉は意味深いですね。

目の表情や視線が相手に与える印象は非常に大きいです。

目だけはウソをつけないのです。

相手をじっとみて話をしていると、本当か嘘かということがわかります。

人間には気配を察するという第六感が宿っているのです。

目力の強い人は、意思が強そうに見えます。

精神状態そのものが安定していないと、目に光が宿りません。

全く希望がないという現実を相手にさらしているようなものなのです。

楽しい気分の時は目の力が強まります。

悲しい気分の時はその逆です。

目力のない人は死んでいるとの同然なのです。

よく言いますね。

死んだマグロのような目だという形容がそれです。

逆にいえば、相手の目の表情をきちんと読み取れる能力のある人は生き残れるのです。

よく目が笑っていないという表現をします。

いつも優しそうな表現を使い、相手に対して敵対心がないこと見せる人がいます。

しかし普段ならその言葉と口の周囲の様子で本心が見えます。

では目だけになったらどうなるのでしょうか。

思っていたのと違って、ちっとも目つきがやさしくないということもあります。

心中は言葉とまるで違うことを考えていたりすることもあるのです。

そのことを知って愕然とすることもあります。

発信力

話し相手があなたの目を見るとすれば、どうしたら自分の感情を理解してもらえるのか考えなくてはなりません。

発信力を鍛える必要があります。

自信をもって話せるのか。

少しも心にやましいところがないのか。

断言できないとすれば、それはどこか。

弱みが自分の側にあるとすれば、それはどこなのか。

全てを把握しておくことです。

具体的に自分の持っているカードを1つ1つ見せていく。

国と国との外交交渉ならば、ここまでという切り札の出し方があるかもしれません。

しかし日常的な話し合いの中で、そこまで意図的に身構える必要があるのでしょうか。

忖度を繰り返してきた人に、全て目力で解決しろと迫るのは酷かもしれません。

仕事の命運がガラリと変わってしまう時には別の対応も必要でしょう。

繰り返しておきます。

PIRO4D / Pixabay

人間は感情で動きます。

好きか嫌いか。

信用できるのかどうか。

それが基本です。

他人の信用を得るには、長い時間が必要です。

人間は動物です。

皮膚感覚があるのです。

他人の嘘を見抜く力も持っています。

しかしあなたのそばに寄ってくる人は、もしかしたらあなたを利用しようとしているかもしれません。

どうやって識別するのか。

これは永遠の難問です。

基本は同じミスを繰り返さないことですね。

そうした時間の堆積があなたの人間力を強くします。

とにかく相手の目を見ましょう。

それでも騙される時はあります。

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人間の闇は果てしなく深いのです。

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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