【アンガーマネジメント鉄則】すぐに怒っちゃダメ【ストレスの海】

暮らし

ストレスの海

みなさん、こんにちは。

ブロガーのすい喬です。

今日は怒り(アンガー)についてちょっとだけ考えてみます。

世の中はストレスの塊でいっぱいです

毎日イライラしてばかり。

電車がなかなか来ないと思ったら突然人身事故のアナウンス。

いつもとコースを変えて迂回ルートをとらなくちゃいけません。

時間が全く読めないです。

バスはもっとひどい。

停留所に立っていても、予定の時間にやって来ないのです。

駅にたどり着いた頃にはもうヘトヘト。

雨が降っていたりすると泣きたくなります。

それだけじゃありません。

仕事中にイライラするのは日常茶飯事です。

なにもかもがうまくいっているという人がいたりすると、腹が立って仕方がありません。

帰りに本屋を覗くと怒り関連の本ばかり。

アンガーマネジメントという言葉が躍っています。

どうしてこういう本が売れるのか。

みんなよっぽど無理してイライラをおさえているんでしょうね

本心まではよくわかりません。

みなさん、いつも愛想よく暮らしているように見えるのですが…。

外見だけじゃわからない

「外面如菩薩内心如夜叉」という言葉もあります。

ご存知ですか。

外側は菩薩のように穏やかだが、内心は夜叉のように険しいというものです。

まさかここまではとは思いますが、外見だけでは人はわからないものです。

人間には気の長い人と気の短い人がいるというのも本当のようですね。

ここで少しだけ落語の話をさせてください。

「長短」という落語があります。

気の長い長さんと気短な短七さんは、気性が正反対。

ある日、長さんが短七さんの家へ遊びにやってきます。

中を覗いている長さんに気がついた短七さんは、じれったくてしょうがありません。

家の中に長さんを引っ張り込んで、饅頭を食えと勧めます。

長さんはブツブツ言いながら口に放り込んだものの、いつまでももぐもぐやっているだけ。

短七さんは、頭にきて饅頭を丸飲みして目を白黒させます。

こんなに性格が違うのに、子供の頃から喧嘩1つしないで仲良く付き合ってきたと長さんは自慢します。

しかし短七さんは少しもそんなことは信じていません。

このケースは怒りというよりむしろイライラですかね。

気性が違う方が案外うまくいくもんだという話も聞きます。

漫才のボケとツッコミみたいなもんです。

しかしもうちょっとしたら、短七さんが突然怒鳴り始めるような気もします。

みんなストレスをいっぱいためているのです。

怒りの心理学

アンガーマネジメントと1番関係が深いのは心理学でしょう。

人間はどうして怒るのかというメカニズムが見えてくれば、その対応策もわかります。

考えてみれば人間の存在はカオスそのもの。

混沌とした悲しみや劣等感などを抱え、現実と折り合いをつけながら生きているのです。

それを客観的に自分で観察することは容易ではありません。

しかし怒りなどの強い気持ちが生じても、適切にコントロールできれば、問題解決を図ることもできるのです。

どうしたらいいのか。

基本は己を知ることです。

それ以外にはありません。

周囲に八つ当たりしたり、相手へ威圧的な態度を示したりするのは最悪のパターンです。

特に職場は厄介な場所です。

人間関係が複雑に行き交う中をなんとか泳ぎ切らなければなりません。

人はなぜ怒ってしまうのでしょうか。

簡単に言えば自己防衛本能です。

中には怒りたいから怒るという人がいるかもしれません。

しかし基本的には穏やかに他人と暮らしたいと考えている人が大半なのです。

ではどういう時に怒るのか。

つまり切れた時です。

私たちは悲しみや悔しさ、不安などの感情を心の中に蓄積する仕組みを持っています。

その容量を超えた時、それらの感情を含んだ「怒り」が表にあふれ出してしまうのです。

誰にも悲しみや不安などという感情が存在します。

それを理性でなんとか堰き止めているのです。

ところがある瞬間にそのタガがはずれてしまったとします。

その瞬間、感情のコントロールが効かなくなってしまうのです。

もし何らかの自己表現をしないと、今度はストレスが溜まり、心身に悪影響を与えかねません。

それを避けるための防衛反応だと考えてください。

怒りは自己防衛本能そのものなのです。

人によって感情を堰き止められる量が違います。

だから切れる瞬間が違うのです。

それを上手にコントロールするのがアンガーマネジメントというワケです。

これは一種の技術です。

うまく使えば他者との争いを起こさずにすみます。

スキルを身につけて

いつも冷静でいることが本当にいいのかどうかには疑問も残ります。

涙活という言葉を聞いたことがありますよね。

泣くことでストレスを発散するという考え方です。

感動したいという理由で泣ける映画や小説に触れたいと探し回っている人達もいます。

ここまでくると、逆に問題の根はさらに深くなるのかもしれません。

怒らないからいいというのではありません。

「怒るべき時に怒り」「怒る必要のない時には怒らない」と区別をするスキルを身につけるのです。

自分の怒りをコントロールする術を持っていればなんとかなります。

感情をトーンダウンさせるスキルですね。

なんといっても期待値を下げるのが1番です。

他人に期待するから、それが不十分だった時、怒りが爆発するのです。

期待していなければ、やってもらえたことは全て感謝に早変わりします。

他人は自分の思い通りにはなりません。

ただそのことだけを知っているだけで、心はずっと軽くなります。

真面目な人ほど、自分もこれくらいできるのだから、他人もやれるだろうと勝手に期待をしてしまいます。

これがNG。

道徳意識の強い人も同じです。

みんな違ってみんないいの世界をめざすしかありません。

昔から言われているアンガーの解消法はこの3つです。

イライラしたら5~6秒待つ。

人間は~するべきと考えない。

他人はかわらない。

どうにもならないことは素早く諦めるのが最善の法則のようです。

人生何ごともケセラセラですかね。

とにかく息を大きく吸って少し待ちましょう。

そのうち、何に怒っていたのか忘れます。

スポンサーリンク

結局この方法しかありません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました