【小論文・メディアリテラシー】フェイクニュースを見破る目を持とう

学び

ネットが全ての時代

みなさん、こんにちは。

小論文添削歴20年の元都立高校国語科教師、すい喬です。

現代はコンピュータ全盛の時代です。

あらゆる情報がネットを通じて流れてきます。

ここまでインターネット環境が進むとは思ってもみませんでした。

以前とは隔世の感がありますね。

リモート勤務や授業などには必須アイテムです。

今の子供は生まれた時からスマホやタブレットの使い方を知っています。

2歳ぐらいの子が平気でYoutubeの画面を操作しているのです。

毎日の通勤電車の中をみればよくわかります。

本や新聞を読んでいる人の姿が極端に減りました。

新聞の購読者数も下がる一方です。

学校でも新聞を話題にした授業はしにくくなりました。

朝刊も夕刊もとっていない家が多いのです。

全てネットで足りるといいます。

そこまできてしまったのかというのが実感です。

考えてみれば怖ろしいことです。

多くのプロの目で事実確認をしたワケではない記事がネット上には氾濫しています。

誰もがすぐに記事を書き、それを公表できる時代なのです。

ウェブにアップした次の瞬間には誰もがどこででも読めるようになります。

真偽はともかくとして、それらしい装いの文章が次々と巷に流れ出ていくのです。

真実をチェックするという意味で「ファクトチェック」という表現があります。

まさにその行為のレベルをどこにおけばいいのか。

日頃の経験で事実をきちんと掴み、判断の拠りどころをある程度持っている人ならば、それほどの困難はありません。

これは嘘だろうという判断が容易にできます。

しかしそれがなければ、なんとなく信じてしまうということもあり得ます。

自分が持っている情報の確度がどれくらいあるのかを絶えず確認する作業がどうしても必要になるでしょう。

読み解く能力

一言でいえば、フェイクニュースを見破る目の育成です。

言うのは簡単ですが、これを実際に実行することがまさにメディアリテラシーそのものなのです。

この言葉の意味がわかりますか。

最近はよく耳にする表現になりました。

しかし誰もがその中身を十分に認識しているワケではありません。

わかりやすく言えば、テレビや新聞記事などメディアからのメッセージを読み解く能力のことです。

ただ読んだり見たりするだけでなく、正確に内容をチェックしながら、理解、判断していくことをさします。

リテラシーというのは「読み書き能力」のことです。

geralt / Pixabay

読む力と同時に書く力も含みます。

情報をただ鵜呑みにするだけでなく、どんな意図でこのニュースが作られたのか。

どのような事情でネット上に掲載されているかを自分自身の頭で判断することをさします。

ここまでがまず第1段階でしょう。

正確な読み取りを行うことが最も大切です。

それが完結した上で、次に自ら情報発信する力を身につけるということになります。

欧米などでは早くから学校教育のカリキュラムに組み込まれてきました。

日本でも1990年代以降、全国的な広がりをみせています。

今後もますますこの分野の学習が盛んになるでしょうね。

教育界や放送界での取り組みも始まり、市民のネットワークも作られつつあります。

フェイクニュース

新型コロナの蔓延により、メディアにはたくさんのニュースが流れました。

もちろん大半は正確な事実に基づいたものです。

しかし残念なことにそればかりではありませんでした。

間違った情報やニュースが多くの人を迷わせたことも事実なのです。

あとから考えると、この程度の内容でなぜ戸惑ったのかと首をひねるようなのもあります。

しかしその直後は多くの人に動揺が起こったのも事実なのです。

デマやフェイクニュースの怖さはまさにここにあるのです。

具体的には次のようなものです。

幾つかあげてみましょう。

コロナウィルスは中国の研究所で作成された生物兵器が漏れたものである。

トイレットペーパーが石油ショックの時と同じように不足する。

コロナウィルスはうがい薬、イソジンで予防できる。

お湯を飲めば高温に弱いコロナは退治可能である。

コロナは高温多湿に弱いから夏場には沈静化する。

にんにく、納豆、漂白剤がコロナには効く。

その他にもいろいろとありました。

ネットの怖さはすぐに拡散することです。

SNSがここまで多くの人に利用されると、当たり前のように広がっていきます。

どうやって嘘を見破るのか。

これは大変に難しい問題です。

一見本当らしいものだとどこに真偽を見抜くポイントがあるのかをなかなか探しにくいのです。

そのための方法がいくつかあります。

ご紹介しましょう。

これだけ知っているだけでもかなりの戦力になります。

ファクトチェックの方法

1 情報の出所をチェックする。

2 見出しだけでなく、本文をきちん読んで判断する。


3 書いたのは誰か。その人に対する信頼がどの程度のものか検証する。


4 記事の裏付けをとる。他のサイトでどのように扱われているのかを調べる。


5 書かれたのはいつかをチェックする。


6 自分自身の中に事実に対する偏見がないかどうかを必ず立ち止まって考える。(関東大震災の時にあったデマなど)


7 ファクトチェック専門のサイトや消息通などの人の書いたものを参照する。


8 図書館で参考資料などを見る。

ここまでやれば、普通の記事であれば、ほぼ内容を精査することができるはずです。

最後は自分自身の直感や理性に照らし合わせることでしょう。

ある程度の落ち着きがあれば、相当程度、真実に辿り着くことができるはずです。

基本的にはインターネット社会における悪意や犯罪の存在,それを防ぐためのセキュリティの知識などを知ることです。

国語表現の授業などでこのテーマを扱う時は、フェイクニュースの伝搬力がどの程度あるのかを調べるということもします。

もちろん、教室の中だけのことです。

一種のゲーム感覚での実験です。

それは何か。

フェイクニュースを自分たちで捏造してみるのです。

いかにも本当らしいものでなくてはいけません。

それを一定の時間後に発表しあう。

これを拡大していけば、当然SNSを使っての発信と同様になります。

誰でもがスマホなどを使って、ツイッターやインスタグラム、フェイスブックなどのソーシャルメ

ディアで、情報を発信できることを意識した授業です。

今後、コロナとの関連を含めこの種の問題が多く出題されるに違いありません。

メディアリテラシーに関する文章はあらゆる角度から読んでおく必要があります。

ポイントはここに掲げたファクトチェックの方法論です。

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しっかり勉強して文をまとめる練習をしておいてください。

今回も最後までおつきあいいただきありがとうございました。

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