言葉

学び

【言葉がつくる男と女】アイデンティティはどのようにして形成されるのか

男言葉と女言葉というものがあります。最近では随分減ってきたとはいうものの、全くなくなったわけではありません。このような表現はどのようにして、私たちの内側に棲みつくようになったのでしょうか。そのプロセスを探ってみます。

【立原道造・ソネットとの出会い】夭折の詩人の言葉には死の予感が

ソネットという詩の形式を御存知ですか。わずか14行の詩です。これを見事に自分のものにした詩人がいます。立原道造がその人です。彼の持つ言葉はとても明るいものが多いのです。しかしその反対に人間の孤独と戦う横顔も見えます。
暮らし

【戯曲の中の対話】演劇で使われる言葉は情報の塊りであるという真実

戯曲の中の対話は、一般的な会話ではありません。劇作家が渾身の力をこめて作り上げた情報の集積なのです。一見、無駄に話しているように見えるセリフも、その背後にたくさんの内容を含みこんでいます。その事実を掴み取ってください。
学び

【書評のススメ】言葉によるアウトプットは脳を鋭くし視野を広げる【神様】

書評は難しいです。たんに読後の感想を書くのとは全く違います。もっと第三者の目を鋭くさせなければなりません。それと同時に批評する自分の立場を明確にする必要があるのです。この両者をうまく捕まえられなければ、いい書評は完成しません。
暮らし

【語彙力を増やす】人間関係を豊かに築くために言い換えのセンスを磨け

語彙力を身につけるためには、さまざまな方法があります。活字を読むというのは絶対に必要ですね。さらに言い換えを学ぶことです。別の表現なら、何が使えるのか。それを考えるだけで、言葉の力が違ってきます。
学び

【言葉と表情】どちらがよりコミュニケーションの道具として有用なのか

言葉か表情か。どちらがよりコミュニケーションの道具として有効なのでしょうか。これは大変に難しい問題です。ここでは舌打ちというアクションがどのような意味を持つかについて考えています。その意味の深さを感じてください。

【枕草子命名のナゾ】「枕」という言葉に潜むヒミツを探ってみると

『枕草子』というのはよく考えてみると、不思議なタイトルですね。なぜ、このような題名になったのでしょうか。その理由を探ろうとすると、いくつかの謎に前方をふさがれてしまいます。今回は彼女の跋文を元に、その秘密にせまります。
学び

【対話の言葉】対等な関係の表現を模索する過渡期の日本人【平田オリザ】

日本人が現在使っている言葉は、開国以来短い期間で、翻訳されたものが多いのです。それだけに全てが身体になじんだものであるとはいえません。特に対話をする時の語彙は、浮いた印象のものが多いのです。ジェンダーフリーの時代に適した表現は何なのでしょうか。

【此木戸や・去来抄】言葉ひとつに描写と風情のあはれを探る芭蕉門弟の姿

向井去来の俳諧本『去来抄』を読みます。俳聖と呼ばれた松尾芭蕉をあたたかなまなざしで見つめ、その様子を描き出しています。字の読み間違えをして低く評価した句が、実はすばらしいものであったという、心温まる文章です。
学び

【批評の言葉】俯瞰する力と感受性を育てるための方法【AIとの差】

人間は成長するにつれ、言葉を獲得していきます。最初は批判のことばから、やがて批評のことばになるのです。そのために必要なものは何か。それが俯瞰する力と感受性です。そのためにたくさんの文章を読み、直感力を養う必要があるのです。
落語

【落語と演劇】圧倒的な想像力に訴える熱い言葉の芸【一人芝居との違い】

落語と演劇の違いは何か。特に一人芝居との間にあるものは何であるのか。それを考えていこうというのが、このテーマです。落語はどこまでいっても1人です。効果音も証明もありません。それでも聞く人に、イメージを想像させます。その基本は言葉なのです。
学び

【あはれの万華鏡・竹西寛子】言葉の持つ複雑で華麗な世界を探求する

作家、竹西寛子さんの評論を読みながら、日本語の特質がどこにあるのかということについて考えてみましょう。『源氏物語』について研究していく中で、どのような言葉が最も美しいのかということを考え続けたことが、後の創作に役立ちました。
学び

【小論・表情と言葉】意思を伝達するためにはどちらがパワフルなのか

コミュニケーションのために人間は言語を使います。しかしそれ以上に表情をよく見るのです。言葉は感情と全く別の表現をとることも可能です。しかし表情には真実が出てしまいます。その意味をどう考えればいいのでしょうか。
学び

【小論文】世阿弥の言葉から真似ることの意味を捉える【町田高校推薦】

都立高校の推薦入試問題をチェックしましょう。令和3年度町田高校で出題された課題文です。世阿弥の『風姿花伝』を元にした文章です。難問ですね。内容の理解はできても、それを実感するのが大変です。さらに400字しか書けません。短文ほど難問なのです。
学び

【文字を聞く・多和田葉子】言葉に対する新鮮な感覚を保つことの大切さ

多和田葉子さんのエッセイからとった小論文の問題です。ポイントは言葉に対する新鮮な感覚をどのようにして、保持し続けるのかということです。別の言語体系を経験することによって、新鮮な感覚が蘇ることもあるという、体験から論じています。

【関路の落葉・無名抄】歌人たちは言葉を命がけで紡ぎ出し和歌を詠んだ

鴨長明の『無名抄』は歌論書として有名です。そこにはさまざまな歌人の姿が描き出されています。源三位頼政の歌合の話がありますね。どの歌をもっていったらいいのか悩んだ結果、長明の歌の師である俊恵法師に相談をもちかけます。その結果はさて…。