言葉

落語

【落語と演劇】圧倒的な想像力に訴える熱い言葉の芸【一人芝居との違い】

落語と演劇の違いは何か。特に一人芝居との間にあるものは何であるのか。それを考えていこうというのが、このテーマです。落語はどこまでいっても1人です。効果音も証明もありません。それでも聞く人に、イメージを想像させます。その基本は言葉なのです。
学び

【あはれの万華鏡・竹西寛子】言葉の持つ複雑で華麗な世界を探求する

作家、竹西寛子さんの評論を読みながら、日本語の特質がどこにあるのかということについて考えてみましょう。『源氏物語』について研究していく中で、どのような言葉が最も美しいのかということを考え続けたことが、後の創作に役立ちました。
学び

【小論・表情と言葉】意思を伝達するためにはどちらがパワフルなのか

コミュニケーションのために人間は言語を使います。しかしそれ以上に表情をよく見るのです。言葉は感情と全く別の表現をとることも可能です。しかし表情には真実が出てしまいます。その意味をどう考えればいいのでしょうか。
学び

【小論文】世阿弥の言葉から真似ることの意味を捉える【町田推薦】

都立高校の推薦入試問題をチェックしましょう。令和3年度町田高校で出題された課題文です。世阿弥の『風姿花伝』を元にした文章です。難問ですね。内容の理解はできても、それを実感するのが大変です。さらに400字しか書けません。短文ほど難問なのです。
学び

【文字を聞く・多和田葉子】言葉に対する新鮮な感覚を保つことの大切さ

多和田葉子さんのエッセイからとった小論文の問題です。ポイントは言葉に対する新鮮な感覚をどのようにして、保持し続けるのかということです。別の言語体系を経験することによって、新鮮な感覚が蘇ることもあるという、体験から論じています。

【関路の落葉・無名抄】歌人たちは言葉を命がけで紡ぎ出し和歌を詠んだ

鴨長明の『無名抄』は歌論書として有名です。そこにはさまざまな歌人の姿が描き出されています。源三位頼政の歌合の話がありますね。どの歌をもっていったらいいのか悩んだ結果、長明の歌の師である俊恵法師に相談をもちかけます。その結果はさて…。
学び

【小論文】表現を重ねずに言い換えて別の言葉を的確に使う【重複NG】

小論文のポイントとして、大切なのは語彙です。なかで使う言葉の数です。同じ表現を何度も使うと、国語力がないとみなされます。必ず別の言い方になおしてください。同じ表現を続けてつかわないこと。これを意識するだけで、全く表情がかわります。
落語

【岡潔】問題を出さないで答えだけを出すのは不可能【数学者の言葉】

都立西高校の推薦入試問題を扱います。同校の推薦入試における小論文の比重は33%もあります。通常は25%ですから、かなり高い得点だということがわかります。それだけ重視しているということなのです。数学者、岡潔の言葉を味わってください。
学び

【湯川秀樹】自然は曲線を創り人間は直線を創るという言葉の真意は

都立西高校の推薦入試に出題されるテーマ型の問題はどれも大変に難しいです。どの視点から考えればいいのか。受験生の実力が試されます。今回のテーマは大変に難解なものです。常に興味と関心を持ち続け、書き込む練習を続けてくください。
学び

【わたしを束ねないで・新川和江】紡ぎ出された言葉の1つ1つが痛い

詩のことばは強いですね。何気なく呟かれた表現の中に真実があるからです。新川和江さんのこの詩には、たくさんの思いがつもっています。その表現に触れるだけで、自分がどれほど世間という枠組みの中で生きて来たのかということがわかるのです。
学び

【小論文・語彙力】課題文を模写し表現をかえて自分の言葉に書き直す

小論文の課題文を模写するという方法を考えてみます。音読したら、すぐに内容を自分の言葉に置き換えながら、書いてみるのです。その繰り返しが語彙数を増やします。言葉の数があまりにも少ないと、きちんした文章は書けません。

【言葉を生きる・若松英輔】たった1つのことばをみつけるために人は

若松英輔氏のエッセイを紹介しましょう。高校3年用の教科書に所収されている文章です。非常に柔らかな言葉が並んでいます。けっして難しい表現を使っているワケではありません。しかしその内容は深いです。人の悲しみの意味を探ります。
学び

【小論文・自己同一性】他者から見て自分が何者なのかを認識する日本人

日本人は自分が何者であるのかを他人に決めてもらうケースが多いようです。アイデンティティの確立が他者に委ねられるというパターンは島国に長く暮らした農耕民族の血かもしれません。相手に対する呼び方も、他者の立場からに委ねられるのです。
暮らし

【禍福はあざなえる縄の如し】入試の季節に思うのはまさにこの言葉のみ

入試の季節になりました。いよいよ自分の運命をかけて試験に臨む時です。昔から禍福はあざなえる縄の如しという言い方をしてきました。どういう意味なのでしょうか。いいことも悪いことも順繰りに起こるのです。どちらか一方だけが続くことはありません。

【ブログ・900本】言葉の扱いに悩んだらコレ【記者ハンドブック】

このブログもいよいよ記事数が900になりつつあります。2年半、毎日ずっと3000字以上書いています。言葉の表現に悩む日々です。どうしてもわからないときは、『記者ハンドブック』をみます。最新の書き方が示してあるからです。
学び

【故事熟語・朝三暮四】人間の心理を巧みに操る術【言葉のアヤ】

故事熟語を学びましょう。中国の思想は現代の私たちにとっても、十分に有益なものです。人を騙すときにどのような方法を使うのか。その手口の1つがまさに、この朝三暮四なのです。聞いたことはあると思います。朝令暮改とは全く違います。誤解なきよう。
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