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【ピジンという生き方】グローバル社会の中で新しい言葉を作り出す意味

ピジン、クレオル言語を知っていますか。多くの民族が交じり合うと、相互の言葉を練りあわせて新しい言語が生まれるのです。特にハワイなどでは、サトウキビの収穫のため、多くの民族が移民してきました。その結果、ごく簡単なピジン語が生まれたのです。
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【虚ろなまなざし】難民の少女をねらう鷲を撮る前にするべきだったこと

道にうずくまる難民の少女をねらう鷲の写真がピューリッツァー賞を受賞しました。しかしそのすぐ後で、なぜ写真をとることに集中し、少女を助けなかったのかという非難が多数寄せられました。結局そのカメラマンは自殺してしまったのです。
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【人間を機械にする罠】AIはデータとの相関関係で動くというのが大前提

AIに関する記事が毎日新聞に載ります。チャットGPTなどはその代表です。人間はどこまでAIと戦えるのでしょうか。彼らの進歩は飛躍的なものです。いずれ、人間が機械となって彼らの軍門に下る日が来るのでしょうか。
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【メリトクラシーの功罪】資本主義の原動力に潜む危うさは想定以上だった

メリトクラシーという言葉を聞いたことがありますか。難しい表現ですが、最近よく耳にするようになりました。一言でいえば、個人の努力や実績次第で、社会的地位を変えられるというのが基本的な考え方です。現代は弱肉強食の時代だということです。
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【チャットGPT】夏休みの作文だけじゃない深刻な影響が推薦入試にも

チャットGPTが公表されてから、毎日いろいろな記事がマスコミに登場しています。夏休みをひかえて学校現場でも、苦慮しています。特に数多いコンクールの応募に使われたらどうするのか。あるいは推薦入試の志望動機などには。難問はつきません。
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【志望理由書】自己PRのための問いを利用して最大限にアピールする

推薦入試には志望理由書が必要です。特に総合型推薦には必須ですね。得点化する大学も多いです。何を書けばいいのか。その基本を考えてみました。大切なのは、どこから来て何をしてどこへ行くかです。この内容がまとめられればOKです。
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【人権意識】LGBTQやジェンダーに関する問題は現代社会の喫緊テーマ

人権意識を考えることは大切です。しかしこの問題は小論文の中でもかなりの難問です。どのテーマが出ても、簡単にはまとめきれません。近年、SDGsにからむジェンダーの問題がとりあげられています。さらにLGBTQのテーマも大切です。
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【ネガティブ・ケイパビリティ】答えの出ない事態に耐える能力とは何か

答えの出ない状況でどこまで耐えられるのか。それがこれからの時代の生き方だという評論です。今の時代は全く先がみえません。そういう中でも人はいきなければならないのです。そりためにはどういう能力が必要なのか。考えてみましょう。
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【多文化共生社会】ホンネとタテマエの狭間で相互理解を育むことの難しさ

多文化共生という言葉の響きは美しいです。しかし実際に文化の違う人間とともに暮らすことはなかなか厄介なものです。その時、どのようなことに気をつけていけばいいのか。それを具体的に考えてみましょう。
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【現代日本の開化・夏目漱石】近代化の波の中でもがき苦しんだ知識人の横顔

夏目漱石は英国留学から戻り、日本という国を冷静に見ました。その時、この国の開化は゜あまりにも拙速に過ぎたと感じたのです。諸外国から無理やり文化を押し付けられ、それを未消化なまま、先に進んだことが問題でした。
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【年内入試】学習意欲のある生徒を確実に獲得したい大学と受験生の思惑

年内入試の流れがとまりません。以前なら私立でも40%台でした。それが今では60%台までになっています。国公立もこの流れはとまりません。新しい学力観に応じた生徒を早く確実にゲットしたいという大学の思惑なのです。
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【チャットGPT】国語の授業で試みに扱ってみたという新聞記事を読んだ

チャットGPTに対する興味はつきません。国語の授業などでもかなり使われています。その実践例がありましたので、現在の位置を冷静に見ておこうと思い、この記事を書きました。どこまでの可能性を持っているのか。そろそろ検証しなくてはなりません。
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【学力とは何か】正解のない問いを求め続けることの意味【評価の基準は】

新しい学力観が求められています。文科省も2020年から、学習指導要領を改訂しました。大学入学試験の内容も以前とはかなり異なったものになりつつあります。答えのない問いをどこまでも考え続けることの大切さが論じられています。
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【マルジャーナの知恵】利潤は差異から生じるという資本主義の論理

アリババと40人の盗賊という話は有名ですね。その物語の中に出てくるマルジャーナという女性の話を御存知ですか。今回はそこから、資本主義の本質を抉り出そうとします。キーワードは差異です。違いを作り出すことで利潤が生まれるという話です。
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【批評の言葉】俯瞰する力と感受性を育てるための方法【AIとの差】

人間は成長するにつれ、言葉を獲得していきます。最初は批判のことばから、やがて批評のことばになるのです。そのために必要なものは何か。それが俯瞰する力と感受性です。そのためにたくさんの文章を読み、直感力を養う必要があるのです。
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【ことばへの問い】 世界を言語で分節化していく時にこぼれおちるものは

ことばは世界を認識するための大切な手段です。しかしあらゆる事象が言語化されるのでしょうか。太古からあった自然の光や水の揺らめきは、どのような言葉で認識されてきたのか。あるいはされてこなかったのでしょうか。