ノート

インクジェットプリンターがまた壊れました。年末に故障するとどうにもなりません。どうしてこうなるの。作りがなんとも安っぽい。本気で売ろうとしてるのかな。インクで儲けりゃなんとかなるという商売です。もうそろそろ本気でいいものを作ってもらいたいね。

アメリカは大離職時代を迎えているそうです。多くの人が自分の人生を考え直したということでしょうか。日本でもそれは同様です。離職までは考えないとしても、コロナ禍は多くの人々の心の中を確実に変えました。大きな価値観の転換が起こったのです。

黙食･黙働･黙打という言葉を知っていますか。全て口を利かずにする行動です。人間は常に誰かとコミュニケーションをとって生きている感情の動物です。それなのに黙ってしなければならないのは、あまりにも苦しすぎます。

日本語は実に面白い構造を持っています。同じ音で意味が全く違う表現ができるのです。そういった特性を持つ言葉を主題にして落語があります。「しの字嫌い」「ん回し」「山号寺号」がそれです。ちょっと声に出してみてください。楽しいですよ。

フェルマーの最終定理を御存知ですか。350年間、誰も解けなかったのです。本当に苦労してやっと答えがみつかりました。ところがつい最近、全く別の方法で解法がみつかったのだよ。

能を見たことがありますか。シテとワキが作り出す夢幻の世界です。笛、太鼓、鼓の音を聞くだけで650年の昔にひきずりこまれていきます。古典の勉強をしておくと、なお一層内容が理解できます。シテの役割とは何か。少し考えてみましょう。

野ざらしは楽しい噺です。しかし１人で妄想に駆られるという状況が自然なものに見えないと、うまくいきません。そこが最も難しいところてす。一緒に登場人物と遊ぶくらいのこころのゆとりが必要でしょうね。

人生100年時代です。どうやったらボケずに楽しく生き残っていけるのでしょう。本当に難しい問題です。大切なのはいい友人を持つこと。身体をあたためること。そして残りは…。いずれにしても大変な時代になりました。

現代を一言で形容するとどの言葉が適当でしょうか。漂流日本と呼ばれることが多くなりました。どこへ向かって進んでいくのかよくわかりません。コロナ禍で非正規社員の雇い止めが進んでいます。この先どこへ向かうのか。誰にも見えなくなっているのです。

日本人は自分の意見をなかなか表明しようとしません。微妙という言葉の中には、あえて意見を持とうとしない心理状態もみてとれます。タテマエとホンネの社会だと言われて久しいです。グローバルの時代を迎えても、日本人は変わっていないのでしょうか。