【Windows11非対応PC】自己責任を連発すれば免罪なの?

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windows11リリース開始

みなさん、こんにちは。

元都立高校国語科教師、すい喬です。

パソコン大好き人間です。

10月5日に新しいOS、Windows11が出ましたね。

Microsoftはもうwindows10で終わりだと叫んでましたけど、突然の心変わりみたいです。

ご存知でしたか。

あんまり興味のない人にとってはどうでもいいことです。

ただし会社なんかは大変です。

この先、PCを入れ替えなくてはならなくなるからです。

Windows10からのアップグレードは基本的にタダだとか。

これは素晴らしい。

しかし最小システム要件を満たさないと動かなくなる怖れがあるのです。

その条件は何かということで、この夏あたりから話題が沸騰していました。

そんなの知らないという人はそれでもいいんです。

lukasbieri / Pixabay

しかしPC好きの人間としては気になります。

発表されたものによれば新しいOSのシステム要件は厳しいですね。

ここ2年くらいで買ったパソコンでないと使えません。

企業で使われている多くのパソコンはほとんど全滅です。

Microsoftは諦めて買い替えてちょうだいというスタンスです。

わかりやすくいえば第8世代以降のPCじゃないとNGです。

ぼくのは第7世代。

無念なことにかすりませんでした。

つい3年ほど前のです。

それでもダメなものはダメ。

正常性チェック

今年の夏ごろにあなたの持っているPCがちゃんとアップデートできるか調べますよというソフトが発表されました。

しかしこれも不具合があって消滅。

その後、つい最近になって修正版が出ました。

これをインストールして調べると、こことここが不足しているからダメと指摘されるのです。

いろいろと技術的に言いたいことはあるんでしょう。

特に今まで言われてもいなかったTPM2.0以上という要件は寝耳に水でした。

そんなの知らないよの世界です。

とにかくいろいろあってつい先日正式版がリリースされたというワケです。

これから売り出すパソコンにはみんなWindows11が入ってきます。

そこまではいいのです。

とにかく貧民は諦めろという話です。

dima_goroziya / Pixabay

それでも欲しい人は買い替えなさいという話なのです。

商売人は賢いですね。

3年前のPCでもうダメだと言われたら少し悲しくありませんか。

どんなのでも5年は使うでしょ。

いや、それ以上に今のは頑丈です。

だからというワケでもないでしょうが、MicrosoftはWiondows10を2015年までは保証すると言ってます。

それならよかったというだけでこの話は一件落着となればいいですけどね。

企業はそう簡単にはいきません。

リース品もどんどん交換しなくてはいけません。

インストールしたい

これで終わりなら似たような内容の記事も多くなりませんでした。

しかしそこには不屈の精神が存在するのです。

複雑な闇をくぐり抜けて、新しいOSをなんとかインストールしたいという欲求が燎原の火の如く今も燃え続けているのです。

ちょっと大袈裟ですかね。

わかりやすくいえば、こういうことです。

少し前から非公式にさまざまなサイトが裏のやり方を公開し始めました。

つまり必要な要件をスルーするための方法をお知らせしますということなのです。

そこまでしてやりたい人がたくさんいるんですかね。

どうすればいいのかは、ご自身でググってください。

一言でいえばレジストリをいじるのです。

心臓部の動作表の書き換えです。

言葉は派手ですが、そんなに難しいことではありません。

ただし失敗すると全く動かなくなります。

ここまでは闇の手配師が勝手に呟いていただけのことです。

そんなの関知してませんと突っ張っていればよかっただけです。

ところがご本家、MicrosoftまでがWindows11の最小システム要件を満たさない古いPCに、インストールする公式の方法を公開したのです。

geralt / Pixabay

これには驚きましたね。

一方でダメだと言っておいて、裏口の方ではこういう手法もありますよと教えてくれたのです。

それは以前に手配師たちが書いてくれたのと同じような方法でした。

ただし、この方法を使うのは自己責任です。

免責事項が適用されますよという脅しつきです。

自己責任というのは実によく聞く表現です。

今の世の中はこればっかりです。

あとのことは知らないよ。

自分でなんとかしろよの世界です。

まさかこんなところにも自己責任という言葉が飛び出してくるとは思いませんでした。

これだけを呟いておけば、言葉は悪いですが無罪放免になります。

自己責任の時代

調査によると、企業で使われているパソコンは、TPMとCPUの要件を満たせていないものが多いみたいです。

このレジストリ設定によりWindows11をインストールできるパソコンの数が格段に増えそうですね。

しかし、Microsoftはレジストリの値を変更してインストールする方法を推奨していませんと断言しています。

「レジストリの変更は各自の責任で行ってください」と呟いているのです。

互換性の問題が発生するかもしれません。

今後セキュリティアップデートを受け取れなくなる可能性もあります。

メーカーの保証が受けられなくなるかもしれませんよ。

矢継ぎ早の警告です。

geralt / Pixabay

玄関口でシャットアウトしておいて、裏口でちょっだけ呟いている風情とでも言ったらいいのでしょうか。

同時にWindows10は2025年10月までサポートされますからそっちを使ってよという本音もみえます。

自己責任という言葉をきくと、どうも背筋が寒くなります。

誰もが責任を負うことを極端に嫌う時代になりました。

つねに補償がついて回りますからね。

アフリカのサファリ自然動物園に行った時も、車から降りたらあとは自己責任ですからと何度も言われました。

あれと同じです。

なにしろどこかからゾウがやってきて踏みつぶされても、文句は言えなかったのです。

あまりいい気分じゃありませんでした。

この騒動はどのあたりで決着するんでしょうか。

そんなにPCばかり買い替えてもいられません。

まさに「フグは食いたし、命は惜しし」の心境なのです。

あなたならどうしますか。

買い替えちゃいますか。

それともレジストリを書き換えますか。

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悩みは深いですね。

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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