飛行機にはバックするためのギアがないという当然のようで嘘みたいな真実

ノート

バックしたい時は

みなさん、こんにちは。

元都立高校国語科教師、ブロガーのすい喬です。

突然ですが、飛行機が大好きです。

あなたはどうですか。

空を飛ぶだけで、すごいです。

形もいいですね。

なんとなくロマンがある。

自家用ジェットを買いたいとまでは、思いませんけど。

できることなら自分で操縦してみたいです。

今では、ごく自然に車の運転もできますが、最初は怖かったです。

あちこちにギアやペダルがありますからね。

そこへいくと、飛行機は半端じゃない。

頭の上にまで、たくさんついてます。

数年前、本気でパイロットになりたいと思いました。

しかし覚えることの量がとんでもないです。

あまりにも複雑で、面倒臭いのでやめました。

コールサインを含めて、無線通信の技術なども覚えなくてはならないのです。

あのアルファベットの頭文字を、間違いなく聞き取るための暗記も厄介です。

アマチュア無線のは知っていますが、あれとも微妙に違いますね。

Jはジュリエットとか、Rはロメオとか。

Zはズールーなんていうのもあります。

アフリカの種族の名前です。

ズールー語というのがあるのです。

昔、ライオンキングの歌で覚えました。

無線通信技術は厄介

慣れればなんでもないんでしょうけどね。

全部英語です。

専門用語が多いので、まったく無茶というワケではないとは思いますけど。

無線通信の複雑なルールを覚えるのも大変です。

それ以上に大変なのが、あの大きな機体を操縦することです。

いつも天気がいいというワケではありません。

乱気流になんかつっこんだら、どうなることか。

よほど冷静沈着な性格の人でないと、無理でしょう。

操縦そのものも大変そうですしね。

全自動で飛べるとはいうものの、それは最高に条件が整ったときだけなのです。

離陸と着陸時には神経をすり減らしてしまいます。

前の職場に、あと数時間乗れば、軽飛行機の免許がとれるとい先生がいました。

話をきいているだけで、難しいというのが、よくわかりました。

空を飛んでいる飛行機のエンジンの音を聞いただけで、すぐに型がわかるのです。

YS11はあと何機が現役で飛んでるなんて、1人でよく呟いてました。

お金がかかるのも悩みみたいでしたけど。

アマチュアで操縦士の資格をとるのも、やはり大変みたいでしたよ。

それでも、明日は乗りにいくんだという前の日は楽しそうでした。

きっと今頃は、どこかの空を飛んでいることでしょう。

最近はJALもANAも自前のパイロットを、全部会社の費用で養成しています。

今まで、合格した生徒が2人いました。

もちろん、大学卒業時点での話ですけどね。

1人は法学部で、もう1人は建築学科でした。

全然、機械工学や航空工学とは関係ないので、驚いたことがあります。

前進あるのみ

当たり前の話ですけど、飛行機は後ろには走れません。

正確に言うと、逆噴射を利用した後退を運用上認めていないケースが多いのです。

エンジンにダメージを与えるし、うるさいし、危ないですからね。

基本的に飛行機は、前へ向かうためにできているのです。

自動車とはそこが全く違います。

旅客機は時速1000キロ近く出ますからね。

ぼくも随分東北のある空港へ行ったけど、真っすぐ飛んでる時間なんか20分足らずでした。

空高く飛び上がるのに時間がかかって、水平飛行を少ししたかなと思うと、もう降下が始まるのです。

揺れのひどい時は、ジュースのサービスもなし。

悲しいもんです。

CAと顔を見合わせながら、飛んだことも何度かありました。

扉のすぐわきです。

まるでお見合いをしているようなものです。

制服を身につけ、黙って前を向いて座っているCAを眺めているのも悪くはないです。

むしろあれはよろしいですね。

さてここからが今回の話の中心です。

飛行機はバックをする時はどのようにするのかということです。

空港では基本的に前進するだけです。

しかしスポットには前向きで停まります。

頭から搭乗口へ突っ込みますからね。

離陸するためには当然、方向を変える必要があるのです。

さてどうするのか。

自分じゃ何もできません。

結構だらしがないのです。

専用車登場

そういう時に活躍してくれるのがプッシュバック専門の車です。

トーイングカーと呼んでます。

飛行機の頭に取り付いて、押してくれるのです。

よっぽどパワーがないとダメですね。

飛行機好きの人はこの専用車が来て、頭を押す頃になると、CAのアナウンスが始まるのを知っているのです。

今年はどこにも行ってないから、そろそろまた乗りたいですね。

南の島あたりはどうでしょうか。

今回は後退のギアがない飛行機について考えてみました。

猪突猛進型のイノシシみたいなもんですかね。

すごくわかりやすいけど。

なんとなくだらしがないような気もします。

あまりに図体が大きすぎるからね。

ジャンボ全盛のころはすごかったです。

燃料を撒き散らして飛んでいるようなものでした。

そこから「飛び恥」などという表現も生まれたのです。

今はSDGsの時代です。

世の中も大きく変わりました。

今回も最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

じゃあね。

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