ドメイン移管
みなさん、こんにちは。
元都立高校国語科教師、すい喬です。
ドメインという言葉を耳にしたことがありますよね。
現在使っているこのサイトのアドレスらしきものがドメインです。
「suikyoblog.com」がそれなのです。
本来は「領土」とか「領域」という意味の英単語です。
簡単にいうとインターネットにおける住所のようなものですかね。
今まではずっととある会社に、管理してもらってました。
元々はこの会社のサーバーも借りていたので、当然の結果なんですけどね。
しかしサーバーのパワーがだんだん物足りなくなり、数年前、別のサーバーに引っ越したのです。
その話はこのサイトのどこかに書きました。
文末にリンクを貼っておきます。
ありがたいことに閲覧者の数も次第に増えました。
ところが、それに反比例して動きが遅くなってしまったのです。
開くまで数秒もかかると、誰も待ってくれないというスピード狂の時代です。
![](https://suikyoblog.com/wp-content/uploads/2019/12/undraw_at_the_park_2e47-1-1024x779.png)
そのうち、いくら写真をアップしようとしても、動いてくれなくなりました。
つまりサイトの構築ができなくなったのです。
この時は本当に悲しかったです。
そこで別のサーバーを探しました。
当然、年間の費用もかなり高くなりましたね。
しかしなんとかしなくてはと決心したのです。
おかげさまで現在、スピードは大変順調です。
途中で止まることもありません。
そこまではよかったのです。
ドメイン受難
しかし今度は番地にあたるドメインが、目の前にぶら下がったままです。
すぐに移管するのも面倒くさいので、そのまま前の会社で借り続けました。
つまり2つの会社にわかれ、股割きになったというワケです。
ドメインだけは前の会社に使用料金を払い、サーバーはもう1つのところへ。
そんなことができると思いますか。
出来るんです。
ドメインという名の住所をかぶせるサーバーのアドレスさえ、きちんとしていればなんでもありません。
しかし新しいサーバーの方では、無料でずっと1つ、ドメインをあげるよと言ってくれていました。
そこでもったいないので、2つのドメインを利用するということになったのです。
今はそういうワケで、2つを並行して使ってます。
しかしなにかと面倒くさいです。
なんとか前のドメインを、今のサーバーの会社にもってきてしまいたい。
もしかしたら、こちらで無料にしてもらっているのをやめて、移管したのを永年、無料にできないかなと目論んでみたりもしました。
しかしこれがやってみると、結構大変なのです。
![](https://suikyoblog.com/wp-content/uploads/2023/02/tug-40797__480.webp)
簡単ですよとか書いてありますが、謎の文句が次々とサイトに溢れかえります。
PC関連の用語は人間の言葉じゃないですね。
移管というのは簡単に言うと「引っ越し」です。
ただしいわれているほど、簡単じゃありません。
よくありますね。
タレントの移籍問題と同じです。
事務所との契約がうまくいかなくて、テレビへの出演を干されたりして低迷する。
あれと同じレベルです。
移管はそんなに簡単じゃない
タレントに勝手にどんどん移籍されたのでは、事務所も困ります。
会社のためにお金を稼いできてくれる人達です。
せっかく育て上げたタレントに逃げられてしまうようなものです。
それを防ぐためにいくつもの関門が築かれています。
ドメインも同じこと。
これをクリアしていかないと、ダメなのです。
それは何か。
以下の5つの項目です。
読んですぐに意味がわかりますか。
➀Whois代理公開サービスが解除されているかの確認
②契約者のドメイン登録情報の確認
③ドメイン取得日と更新日の確認
④レジストラロック(ドメインロック)の解除(JPドメイン以外)
⑤AuthCode(オースコード)の確認(JPドメイン以外)
ここに示してある確認作業の内容がすぐにわかる人は、かなりすごいです。
簡単に書いてありますが、なかなかにしぶといです。
とくにWhois代理公開とドメインロック、AuthCodeの確認作業が厄介ですね。
この3つができれば、引っ越しは完勝です。
解説のサイトもいくつかあります。
しかし管理している会社によってみんな違うのです。
もちろん、根っこは同じです。
![](https://suikyoblog.com/wp-content/uploads/2019/09/結論_1569717787-1024x682.jpg)
ただしサイトのデザインがそれぞれです。
説明を読めばわからないことはありません。
しかしそのためのページが少し古かったりすると、そこに示されている表紙が現在のと違います。
結局、どこをクリックしたらいいのかわからないということになります。
ここは本当に悩みました。
3つの関門
「Whois代理公開サービス」というのはとにかく会社が持っている情報をいったん、あなたが管理しろということです。
あなたに全部お返しするから、あとはどうとでもしなさいということのようです。
ドメインロックがかかっていると、移管は無理です。
動かせません。
さらにAuthCodeは秘密の鍵みたいなもんですかね。
鍵穴とあわないと、絶対に開きません。
ここまでの作業をするのに実際に1時間かかりました。
用語の意味が全くわからないのです。
内容を理解するのにその前、数日間が必要でした。
ドメインというもののシステムが、どのようになっているのかわからないとラビリンスそのものです。
情けない話ですがそこが1番苦しかったです。
これをちゃんと確認しないでに移管手続きをしたら、途中で拒否されたり、手続きが止まります。
全て終わると嘘のように晴れやかな気分になりました。
この後、両方の会社からメールが届きます。
こんなことを企んでいる人がいるけれど、本当にいいのという承諾確認のメールです。
それに対してYesの意志をきちんと示さないとダメです。
謎の方程式を解いているようなものですかね。
![](https://suikyoblog.com/wp-content/uploads/2019/11/technology-3435575_640.jpg)
ガードが堅いのは当然です。
勝手に引っ越しをされたら、たまりません。
いずれにしても数日はかかります。
そこまでやって果たしてメリットはあるのでしょうか。
よく言われるのはこれです。
➀ドメインとサーバーの契約管理が楽になる
②複数ドメインの管理が楽になる
③ドメインの更新料金が安くなる
このあたりが結論でしょう。
今回は処理も早くて3日間ほどで、全部完了しました。
同じページにちょこんと2つのドメインが示されています。
いわゆるマルチドメインというやつです。
これにサブドメインもあるので、随分とにぎやかになりました。
いくつものドメインがあちこちに散乱している人はぜひ試してみてください。
ちょっと泣きます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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