本当の力とは
みなさん、こんにちは。
ブロガーのすい喬です。
今回は人を見抜くための考え方について書きます。
突然ですが、孔子の言ったことをまとめた本に『論語』があります。
そんな古い本のことまで知らないよという人は、ちょっと遅れてるかな。
今よく売れている本に作家の高橋源一郎さんが書いた『1億3千万人のための論語教室』というのがあります。
ちょっと本屋さんを覗いてみてください。
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平積みになっておいてあります。
孔子は紀元前550年頃の人です。
高校時代に習いましたよね。
春秋時代の中国の思想家なのです。
しかし彼自身が書いたものは何もありません。
みんなお弟子さんたちが残してくれたものばかりです。
つまり『論語』というのは孔子の発言を集めた本なのです。
彼は素晴らしいことをたくさん言ってます。
それが全部、今の時代に通用するのです。
2500年前も今も、人間は少しも進歩していないということです。
読んでいると、なるほどと思う反面、ちょっと悲しくなります。
それくらい人間は愚かなのです。
どうにかなりませんかね。
なんとかして地頭を育てたい。
これがぼくの長年の願いです。
いくら勉強しても頭をブルンブルンと振ってしまえば、なくなるような知識じゃ仕方がありません。
身体の芯に染み付いているような本当の力が欲しいのです。
その能力さえあれば、どんな苦境でも乗り切っていけるような力。
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めまぐるしいこれからのAI時代を生き抜ける力。
これさえあれば百人力です。
『論語』の言葉をいくつかここにあげてみましょう。
身体に沁みますよ。
論語の言葉
「子曰く、詐(いつわ)りを逆(むか)えず、信ならざるを億(はか)らず。
抑(そもそ)も亦(ま)た先(ま)ず覚るものは是れ賢なるか」。
意味は簡単です。
騙されちゃいけないと身構えるのではなく、嘘をついているのかと疑うわけでもない。
そんなことをしなくても直感で相手の人物が見抜ける。
そういう人が本当に地頭のいいすぐれた人です。
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「子曰く、君子は泰(やす)くして驕(おご)らず。小人は驕(おご)りて泰(やす)からず」。
意味がわかりますか。
「君子は自信があっても表情には出さないのです。その反対で、つまらない人は威張るけれど
、本当は臆病で自分がダメな人間だということをよく知っています」
どうでしょう。
なるほどその通りですね。
何も言えません。
ではどうしたら度量の大きな地頭のいい人間になれるのでしょうか。
あるいはそういう人を見抜く直感を鍛えられるのか。
少し考えてみましょう。
人間を見抜く名人たち
誰が人間の本質を見抜くことに長けていると思いますか。
その人の人品から、将来性まで予感できる人。
たくさんの人たちをたえず見て観察している人はさて誰でしょう。
いろいろな答えが出てきそうですね。
その中でも有力なのがこれ。
ズバリ、銀座のママたちです。
怖いくらい彼女たちは、お客を見る目を持っています。
お客から絶対に目をそらしません。
何度も来てもらえなければ、商売になりませんからね。
まさに直感の王者と呼べるのではないでしょうか。
まだ若かった頃、ぼくも何度か銀座のクラブに連れて行ってもらったことがあります。
半分は仕事がらみでした。
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帰る時にビルの外まで見送るというのは当たり前です。
名刺を出すと、翌日には会社宛てに礼状が届きました。
その1つ1つが社会勉強になったことは言うまでもありません。
彼らはお客のどこを見ているのか。
直感を働かせて、何を観察しているのか。
それを知れば、ある意味、これからの時代を生きていくための方法につながるような気がします。
言うのは易く行うのは難しいのです。
まさに孔子の言った言葉があてはまります。
ママたちは、第1に人間の品格を見ます。
伸びる人か、そうでない人か。
自然に備わった徳があるかどうか。
論語にもあったように絶対に威張ってはダメですね。
自分の地位や学歴をひけらかすような人間は最低です。
さらに情報感度が高く、時代の流れに敏感な人かどうか。
時代の流れの変化に乗れるだけの柔らかさがあるかどうかです。
それには絶えず勉強していなくてはなりません。
社会問題だけでなく、ちょっとした話題にもごくさりげなく入り込める人かどうか。
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アンテナの高さといった方がいいのかもしれません。
感度がいい人は仕事も早く正確です。
もう1つは明るい人。
誰もが近くに寄っていきたくなるような自然なぬくもりを感じさせる人。
これは絶対に強いパターンですね。
失敗を話せるか
色々な事に挑戦している人には魅力があります。
と同時に、当然失敗もあるはずです。
それを自分から素直に話せる人かどうか。
普通は恰好をつけて黙っているもんです。
しかしそこを突き抜けた人には強さがあります。
ある意味、熱量のある人です。
人としての勢いが大切なのです。
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そういう人は元気です。
必ず誰かが周囲に寄ってきます。
どうしても助けたくなります。
同窓だといって群れていても何も動きません。
回顧話ばかりしていないで、新しい出会いを探すことです。
新鮮な出会いは必ず化学反応を起こします。
世代が違う人と交流するのもいいですね。
価値観が違い、環境が違う人たちと出会う。
脳が活発に動きます。
化学反応を起こすのです。
銀座のママたちは、そういう目でお客を見ています。
彼女たちの視線は直感力に満ちているのです。
最後に1番大切なのは、正直かどうかです。
目をみればわかります。
これ以上に大切なことはありません。
1つ嘘をつけば、必ずその上にもう1つ嘘を重ねなければならなくなります。
これはつらい。
やがてどこかでバレます。
必ずです。
とことん、いい人間になるということが最後の武器でしょう。
お天道様は見ています。
学び続けていれば、必ず直感力は磨けるのです。
この人に騙されるのではないかと怖れる心配はありません。
嘘をつかれることもありません。
もうそういうレベルを知らぬ間に超えてしまっているからです。
相手はたたずまいに怯むのです。
そこまでいけば、安心です。
アンテナを高く張り続け勉強を怠らない。
新しい出会いをつねにしながら化学反応を起こす。
元気で熱量のある人になる。
直感力を養うための方法は生きる力につながります。
試みてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。