【小論文・スキルアップ】とにかく書いてみる【実践理論これだけ】 

学び

過去問を調べよう

みなさん、こんにちは。

小論文添削歴20年の元都立高校国語科教師、すい喬です。

やっと夏休みになりました。

今年はコロナウィルスの影響でさんざんですね。

学校行事も中止続き。

そこへもってきてこの猛暑。

さらにはコロナ第2波の襲来です。

仕方がないとはいうものの、マスクも暑くてたまりません。

この短い休みの間にさて何をすればいいのか。

成績はもう出ましたか。

geralt / Pixabay

それが3年間のあなたの顔なのです。

評定平均値の数字は何よりも大切です。

推薦入試を狙っている人にとって、これが最大の突破口になるのです。

その際に必要なのが小論文。

これをはずすワケにはいきません。

過去問を調べてみたでしょうか。

まだの人はすぐにとりかかってください。

9月になってからでは遅いです。

どんな問題が出ているのか、じっくりチェックしてください。

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ぼくのところにも昨日注文していた本が届きました。

代ゼミ版『新小論文ノート2021』です。

来年に向けての入試傾向を調べるには最適です。

この本はどちらかといえば商業ベースの本ではありません。

しかし本当に勉強しなくてはという人にはお勧めます。

以前、そのこと記事に書きました。

最後に貼り付けておきましょう。

とにかく書いてみよう

どうしたら小論文が書けるようになるのでしょうか。

よく聞かれる質問です。         

「畳の上の水練」という言葉を知っていますよね。

まさに畳の上で水泳の練習をすることです。

これで泳ぎがうまくなると思いますか。

誰が考えたって無理です。

小論文もそれとおんなじです。

いくら頭の中で文章を引っ掻き回してもダメ。

実際に鉛筆を持って原稿用紙に向かい、マス目を埋めていくのです。

それ以外にうまくなる方法はありません。

書き出してみるとわかりますが、自分の文章のどこがよくてどこが悪いのかはわからないものです。

ここですぐに良否のわかる人は、かなり力があります。

しかし残念ながら普通の能力の持ち主にはそれがなかなかみえてこないのです。

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添削が必要な所以です。

とはいえ、そう簡単にチェックしてくれる人がいるとも思えません。

そういう時は、まず大きな声を出して読んでみることです。

「てにをは」のおかしなところはありませんか。

主部と述部がきちんと整っていない文はありませんか。

文章が対応していないと、読んでいても気持ちが悪いです。

習うより慣れろ

先生にみていただければいいですが、それがかなわないならまず書き続けてください。

書いたものをためていくのです。

数日書いたら、それをもう1度冷静な気持ちで読み直す。

すると欠点が見えてきます。

書き終わった直後は少し頭が興奮しています。

それが静まってから読むと、落ち着いた気持ちで自分の書いた文章に対応できるのです。

もう1つ大切なこと。

geralt / Pixabay

それは小論文には答えがないということです。

通常の試験とは違い、これが正解だというものはありません。

自分で問いを作り、自分で答えを考えていくのです。

やってみると、これがすごく苦しいです。

今までやったことのない人にとっては、すぐ誰かに聞きたくなります。

解答を見たくなるのです。

しかしそんなものはどこにもありません。

書き方の型だけなら教えてくれるための参考書はあります。

しかしそれにしがみついてしまうと、オリジナリティーが損なわれる可能性もあるのです。

ぼくのこのサイトでもそうしたいくつかの型を紹介しています。

どうしても書けない時は、それを参考にしてください。

しかし型から入って型を出るというのが基本です。

どこまでいっても最後は自分のかたちをつくりあげていかなくてはいけません。

それには書くことしかないのです。

文体を固めていきましょう。

どんな内容であっても怖れることはありません。

自分の型ができていけば、自ずといい文章が書けるようになります。

論理をつねに身につけて

感想はすぐに山ほど書けます。

好きだ、嫌いだ、なんとなくイヤだ。

いくらでも出てきます。

しかしそれが何に起因するものであるのかをきちんと把握して書かなければ論文にはなりません。

いいですか。

ここが最大のポイントです。

なぜ嫌いなのか、好きなのか。

理由を考えましょう。

いつもなんとなくとか、ビミョーですましてはいませんか。

その態度はNGです。

そこを深く掘る。

これ以外に小論文が上手になる方法はありません。

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自分の言葉と自分の論理を探してください。

自分の中で徹底的に対話を繰り返すことです。

そしてどちらが自分の論理によりふさわしいテーマなのか。

YesなのかNOなのか。

それを明らかにしていきます。

できたら毎日書いてください。

夏休みが終わったら、先生にお願いしてみていただくのもいいでしょう。

しかしその前に自己検証です。

どこがいけないのかが、次第にわかるようになれば、格段に力がついたといえます。

言葉を選ぶ力を身につけてください。

正解はありません。

あなたの論理の中にしか正解はないのです。

これが小論文を難しい試験にしている理由です。

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このスキルは大学に入ってからも社会に出てからも十分に通用します。

是非、このチャンスにチャレンジしてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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