型

伝統芸能はどのように伝えられてきたのかというテーマは非常に興味深いですね。ただ稽古を繰り返してきたのでしょうか。そんなこはありません。そこには模倣という要素以上に、なぞるという行動があったのです。

小論文の書き出しは大変に難しいものです。誰もがどうやって始めたらいいのか悩みます。これといった型はありません。その課題文によっても方法がかわるからです。いずれにしても文章の助走期間です。ここで方向性が決まるのです。

小論文のスキルアップには何が最も適した方法なのか。答えは簡単です。とにかく書くことです。理屈ではありません。型を教える参考者はあります。しかしそれだけではダメ。型を抜け出して自分のスタイルを作り上げていくのです。正解のない長い道のりです。

小論文は型に入れて書くというのが常識です。勝手に自分の言葉を振り回してはいけません。問題が出たら基本的にイエスかノーの態度を表明する。その解決のための糸口を探る。なぜそうなるのかの理由を示す。それでも足りない時は説明をして補完するのです。