給付金の支給
みなさん、こんにちは。
ブロガーのすい喬です。
毎日、新型コロナウィルスの報道に接していると、本当に鬱状態になりますね。
はやく自由に外に飛び出したいです。
しかし必死に戦ってくれている医療関係者のことを考えると、何も言えません。
人間は少し自分勝手になりすぎました。
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もっと謙虚に怖れることを知らないといけません。
人類は文明をここまで飛躍的に発展させてきました。
しかし目に見えないウィルスに対して、日々戦々恐々としているのが現実なのです。
環境破壊、地球温暖化にともなって、自然と人間の関係も急速に変化しています。
まだヒトの知らない病原菌は無数にあるとのこと。
現れるたびに少しずつ戦ってきたものの、追いかけっこが止むことはありません。
特効薬がはやくできることをひたすら望むばかりです。
世界恐慌に突入してしまうのでしょうか。
そうした報道の中で、大変気になるのがコロナ給付金の話です。
報道の内容が日々刻々と変わっているので、現在でも流動的な要素がかなりあります。
1番最初に大きく報道されたのが、補償金の額でした。
全国の小中高校などの一斉休校を要請に伴い、子供をかかえて仕事を休まなければならなくなった人に、休業補償をしなくてはという論点でした。
金額を決めるにあたって、国がイメージしたのは、あくまでも一般の労働者が中心だったのです。
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4100円という金額
厚労省は学校を休んだ子供の世話をするため会社を休む保護者に対して、日額8330円を上限に支給することにしました。
賃金の補償を受け取れるよう企業に助成金という形で支給するのです。
同時に休業するフリーランスに対しては日額4100円の給付を決めました。
この算出基準は現在の最低時給1000円の4時間分ということです。
つまりフリーランスは1日に8時間働いたとしたら、時給500円という算定です。
これが現在の日本のフリーランスと呼ばれる人々への評価だと言っていいでしょう。
確かにフリーランスの人々の働き方は自由度が高いです。
労働時間や報酬の個人差がかなり大きいのも事実です。
しかし会社員と倍の差がつくというのは、ショックだったのではないでしょうか。
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毎年、親が子供に就職して欲しい会社というデータがマスコミに登場します。
1位はどこか。
なんと国家公務員なのです。
次が地方公務員で、3位がトヨタ自動車です。
今回のコロナ蔓延のさなかでも国家公務員、地方公務員には毎月満額の給料が支給されています。
国会議員その他も同様です。
親がなぜ子供たちを公務員にしたいのかという事情が見えてくるような気がします。
彼らに支払う給料は予算を計上し承認されたら、あとは支払うための財源として確保されるのです。
それが現実です。
一方では飲食店などをはじめとして、営業時間短縮あるいは閉店への協力要請がなされています。
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東京都と神奈川県は一時金の形で補償金を支払うという報道がありました。
しかしどの県も横並びで同じことができるのかといえば、それは無理のようです。
営業形態はさまざまですが、中小の店舗経営はいわばフリーランスと同様です。
この形の働き方はどのようなものなのか。
少し考えてみたくなりました。
フリーランス時代
というのもぼくにもフリーランスの時代があったからです。
あの当時と今とは情勢が違いますが、基本的に働き方は同じです。
ぼくは広告代理店のPR部に準社員として入りました。
ただし完全なフリーランスで、対外的には部長席付という肩書の名刺をもらい、それを使わせてもらいました。
オフィスに専用の机まで用意してくれたのです。
しかし原稿の出来高払いであることにかわりはありませんでした。
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フリーランスとしてはかなり優遇された方だと思います。
現在ではどのような職業がフリーランスには多いのでしょうか。
なんといっても時代のニーズに左右されますね。
ソフトウェア、IT関連の業種が最も多いようです。
その他には著述業、建築技術者、土木測量技術者、個人教師、記者、編集者、翻訳家といったところです。
著述業の中身は小説家、脚本家、評論家、コピーライターなど。
さらにエンタメ系はほぼ個人で仕事をしている人が多いようです。
代表的なのは音楽、舞踊、スポーツなどでしょうか。
学習指導、茶道・生花・書道なども入りますね。
最近ではウーバーイーツなどの配達作業もフリーランス扱いです。
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今回のコロナ蔓延で、ぼくの知っている落語家たちも、ほとんど仕事がなくなりました。
寄席も休業の上に、地方などでの落語会もほぼ全てキャンセルです。
春に予定していた真打披露興行は秋に順延するそうです。
音楽家も事情は同様です。
コンサートはまさに3密の状態で行われます。
芸術に対する考え方はドイツなどとは雲泥の格差がありますね。
ドイツでは芸術家たちの生活を守ることに対して、非常に関心が高いという記事が新聞に載っていました。
現在、俳優やタレントも多くの仕事がキャンセルになり、収入の道がありません。
日本俳優連合を代表する西田敏行さんが声明を出しました。
新聞にも掲載されていました。
心が痛みます。
みなさん、舞台をはじめとした活躍の場所を失い、途方に暮れているのです。
スマホだけが頼り
ぼくがフリーで働いていた時代にはまだスマホがありませんでした。
今は名刺とスマホが頼りです。
これなしに仕事は入ってきません。
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あとは人と人との関係です。
顔で仕事が繋がっているのです。
もちろんフリーランスには引き受ける案件を自分の意志で選ぶ権利があります。
しかし実際はここで断ったら次は来ないかもしれないという不安が常につきまとっています。
断れるのはかなり実力のある、金銭的にも余裕のある立場にいる少数の選ばれた人だけです。
もちろん定年という概念もありません。
能力さえあれば幾つになっても活躍できます。
今まで定年がないという概念を基準として、年金のシステムも作られてきました。
しかし現実には会社員との間に大きな支給額の差があることは、誰もが知っています。
もう1つ大切なことは休日の規定がないことです。
もちろん年次有給休暇もありません。
身体を壊してしまうと、収入にも影響が出てしまいます。
会社員も基本的には同じですが、補償の仕組みはかなり違います。
ぼくがフリーランスで働いている時、1番気にしていたのは、何日締めの何日払いかということでした。
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仕事の種類によってそれぞれ違うのです。
フリーのカメラマンの人とも随分付き合いました。
彼らも、いつも気にしていましたね。
ギャラの支払いが何日締めかによって、予定していた金額が入らないということがよくあったからです。
フリーランスにはボーナスも何もありません。
つねに毎月の入金額がかわります。
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気分的にはあまり落ち着きませんでした。
ギャラを貰っても、源泉徴収を1割とられます。
税金の申告は頭の痛いテーマでした。
全て自分でやらなくてはならないのです。
税理士を雇えるほどのフリーランスの人は、ごく一部だと考えておいてください。
それでも自由な時間と、他人に縛られないという気持ちのゆとりを好む人たちは確実にいます。
そういう編集者たちにもかなり会いました。
みなさん、一匹オオカミです。
能力が高かったですね。
週刊誌のライターなどは今でもほとんどフリーランスです。
原稿用紙の枚数が金額に換算されるのです。
今回のコロナ給付金の報道は、いろいろなことをぼくに考えさせてくれました。
今後の展開をしっかりと見続けていこうと思います。
この国で芸術活動に関わることの難しさを強く感じました。
厳しい現状をどのようにして乗り切っていったらいいのか。
人々の関心は今も多岐にわたっているようです。
最後までお読みくださりありがとうございました。