フリーマガジン
みなさん、こんにちは。
ブロガーのすい喬です。
毎日寒くてイヤになります。
風邪をひきやすい季節になりました。
どうしたって薬局のお世話になります
ちょっと手間ですけど、お医者さんに寄って薬を処方してもらうのです。
その方が時間はかかりますけど、確かですからね。
必要なら検査もしてくれます。
今年もちょっとしたことで、何度か寄りました。
最近は完全に医薬分離が定着したせいで、町のお医者さんでも自分のところで薬を出すというところは滅多にありません。
くれるのは処方箋だけです。
それを持って薬局に飛び込みます。
ぼくはよほどのことがない限り別の病院に行くこともないので、同じ薬局でもらってます。
最近は随分と薬剤師さんがいますね。
あんなに必要なのかと思うくらいいます。
お店を大きくすると、ああいうことになるんでしょうか。
漢方の薬が混じっていると、どうしても長く待たされます。
生薬をもらうワケではないので、すぐにくれてもよさそうなもんですが、そうもいきません。
じっと待ちます。
店内にはお茶の無料サービスがあったり、熱帯魚が泳いでいたり、さらには読書のできるスペースなどもあります。
いたれりつくせりです。
時代がかわりました。
患者は大切なお客様なのです。
以前は読書、今はスマホ
長い時は20分以上待たされます。
仕方がないので、本を読みます。
これが1番時間を潰すのにはよろしい。
しかし面白いものの時はいいのですが…。
厄介なのはつまらなくなった時。
途中まではよくても急に読書のテンションが下がるという瞬間があるものです。
人生とおんなじかな。
つまらなくなってきたら、もうダメです。
仕方なく、スマホとにらめっこ。
それでもダメなら熱帯魚を眺めてます。
そのうちにぼくの番号が正面の掲示板にあらわれるという仕掛けです。
それでもダメな時はどうするのか。
先日つい薬局の中をウロウロしてしまいました。
せっかちで困ります。
しかしこの性格はそう簡単になおりそうもありません。
するとお店の隅の方にフリーマガジンのコーナーがありました。
そこに置かれていたのが、今日ご紹介するヘルスグラフィックマガジンなのです。
いわゆるフリーマガジンというジャンルの中の1冊です。
過去のバックナンバーも何冊かあったので、全部もらっちゃいました。
こういうのはその時はいいのですが、後でゴミになることが多いのです。
さてどんなもんかいなと開けてみると…。
なんとも奇妙キテレツな絵が飛び出してきます。
コーポレートコミュニケーション部
発行元はアイセイ薬局です。
東北から関西にまで現在367店舗を展開している大手です。
昔、ぼくも似たような仕事をしていたことがあるので、きっとどこかの広告代理店に編集を外注しているのかなと思いました。
ところがどうも内部でやっているようです。
コーポレートコミュニケーション部とあります。
それにしても随分と派手な装丁ですね。
中の写真もイラストもなんともいえない感覚です。
なんなんでしょう。
普通、薬局が作るフリーマガジンですから、もう少し爽やか系をイメージします。
しかしそうじゃない。
妙にゴテゴテしているのです。
特集は内蔵脂肪、口内トラブル、感染症、下痢・便秘、高血圧とかなりまともです。
内容にケチをつけるというわけではないですけど、なんとなく絵柄が派手派手しい。
どういうことなんでしょうか。
今風のおとなしいイラストでは手にとってもらえないということなのかな。
ちなみにネットでバックナンバーをご覧いただけますとありました。
驚きました。
全部PDFファイルになっています。
ここにあげておきましょう。
1度ご覧になってみてください。
ヘルスグラフィックマガジンで検索しても出てきます。
定期購読も可能のようです。
ちなみに編集部のアドレスはhgm@aisei.co.jpです。
Twitterもあります。
なんとなく真面目じゃありません。
かといって嘘をついているというのでもない。
これがまさに今の健康雑誌なんですかね。
それぞれの記事は大変役にたつものです。
特集記事のタイトルをここにまとめておきます。
ドライアイ、通風、胃腸不良、乾燥肌、高血圧、体臭、アトピー性皮膚炎、五月病
高血糖、夏バテ、じんましん、咳、花粉症、生理痛、頭痛、肩こり・腰痛
熱中症、口内トラブル、睡眠不足、きず・やけど、眼精疲労、尿と病、内臓脂肪、ロコモ
乾燥肌、下痢・便秘、むくみ、体脂肪、感染症、冷え性、高血圧、ストレス。
気になる記事はありましたか。
その他にこんなものの販売もあります。
表紙写真のステッカー。
表紙写真のマスキングテープ。
スマホ用待ち受け画像。
しかし表紙写真を見ていると、実に遊び心にあふれています。
こういう気分で健康を考えてちょうだいということなのかな。
内臓脂肪特集
1番傑作だった表紙は内臓脂肪の号です。
これはちょっと不気味でした。
5段腹の男の人のおなかの写真を撮ったものです。
まさにおへそが鼻。
その下のくぼみが口。
さらにはそのずっと上のおなかをぎゅっと前にかがめているところが両目です。
つまりおなかが完全に太った人の顔に変身しているのです。
これを見た瞬間ギョッとしました。
今は脂っこい料理や糖分、アルコールを多くとりますからね。
そのうえ、ストレスに睡眠不足、ながら食べ、早食いとくれば、誰だって内臓に脂肪がくっつきます。
「脱ぷにぷに習慣こたえあわせ」などというクイズに答えながら、自分の現在を再検証しましょうということなのです。
さらにはオフィスでの簡単なトレーニング、「オフィトレ」の紹介。
止まらない食欲に抗うべく立ち上がった編集部員たちの「食心理学研究室」。
次々とゴテゴテしたイラストがでてきて、なんだか満腹になりました。
カテキン茶のページでは「あなたの家で毎日サポートし茶いたい」。
最後には「すごいぞ羊肉」のコーナー。
読者プレゼントもあって、薬ができるまでの暇を潰すにはなによりです。
これからは堅苦しい記事を並べるより、こういうラノベ風味の方がいいのかも。
なんとなく元気になれそうな雑誌を読んでいるうちに、やっと薬ができあがったというワケです。
皆さんも1度は手にとってみてください。
ちょっとした異次元の気分を味わえるかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。