【噂話】男が腕時計に凝ると身上を潰すというのはどこまで本当なのか

ノート

男は腕時計

みなさん、こんにちは。

ブロガーのすい喬です。

今日はぼくと全く無関係な話を書きます。

たまにはこういう話題もいいのかなと思いましたのでね。

暢気なすい喬にお付き合いください。

実はぼくの知り合いに時計の大好きな男がいます。

家を訪ねるとつい買っちゃったといって嬉しそうに見せてくれるのです。

値段を訊くと、なるほど高い。

ウン十万円なんだとか。

有名なブランド、ロレックスです。

シンプルで飽きないデザインです。

それは認めます。

ぼくにもひとつくらい安い愛用のがあってもいいかなとふと思いました。

買ったのはロレックスの中でもそんなに高い方じゃないんだと彼は言うのです。

カタログを見せてもらうと、上には上がありますね。

300メートル防水なんて必要なんでしょうか。

どうしてこんなにするものを買うのかと訊ねると、どうしても欲しくなったからとの答え。

まあ、そういうことなのかもしれません。

ボーナスをもらったんで、ついフラフラと。

独身男の気楽さですかね。

子供の目の前で風車を回せば、やっぱりそれちょうだいというのと同じ心理です。

しかしぼくには全く理解できません。

確かに立派な時計だなとは思います。

文字盤もかっこいい。

それでもあえて言わせてもらえば、どこの会社の時計でも、みんな時間は同じです。

ロレックスだけが飛び抜けて正確だというわけじゃありません。

今はソーラー電波時計の時代です。

全く狂わない。

電池も切れない。

値段だって1万円も出せば、結構いいのがあります。

2万円だせば文句はない。

3万円だしたらもう最高です。

5万円出したらお釣りがくる。

ぼくは奥様の亡くなった父親がくれた形見の電波ソーラー時計をしています。

日本のメーカーので1万円でしたかね。

それ以上のを買おうとはあんまり思いません。

いろいろな機能がついているので、少し重たいのが難ですけど…。

だからといって軽いのに買い換える気もありません。

壊れるまで使おうと思っています。

人生の設計

確かに腕時計というのは結構目立ちます。

勤めていると、他人の手元を見る機会というのは結構あるものです。

何気なくシャツをまくったりする時や、スーツの袖口からのぞいた腕の先には目がいくのです。

テレビなどでもアナウンサーの手が映ったりすると、つい見ちゃいます。

一種のおしゃれグッズなんでしょうね。

ただ時間を見るための道具ではありません。

一説によれば、男がこれに凝ると人生の設計が大きく狂うものが3つあるんだそうです。

三道楽煩悩といいます。

飲む、打つ、買うです。

落語のネタですね。

酒、博打、女で間違えなければ、まず一生安泰だと言われました。

確かに今でもいろいろな事件をみていると、この3つの要素が必ずからんでいます。

犯罪の陰に女ありとは昔から言い古されてきた言葉です。

逆にいえば、ここを無難に通り抜けさえすれば、暢気な一生を遅れるということのようです。

しかし昨今はそれだけではありません。

次の3つが待っています。

この3つのものを買うと、後がすごく厄介になるらしいのです。

なんだと思いますか。

どれも高くて値のはるものです。

そうです。

ズバリ家、車、時計です。

この3つのものを無事にスルーすれば、一生のんびり優雅に暮らせるというワケです。

家は高い

あたりまえですね。

昨今の東京都心のマンションの値段などは目が飛び出るようです。

金利が安いこともあって、結構値のはる物件でもローンが組めてしまいます。

しかし金額がメチャクチャ高いことにかわりはありません。

35年ローンを組んだ途端、もう会社からの卒業はあり得ません。

よほどのことがない限り、しがみつかなくてはなりません。

我慢です。

リストラも怖いです。

とにかく退職するその日まで、途中で期間を短縮したり、一部ローンを余計に繰り上げ返済したりと涙ぐましい努力を必要とします。

家があれば必ず資産になるという時代ではありません。

よほどの財産価値があると値踏みしたとしても、さてどうなるのか。

今後のことは誰にもわからないのです。

しかし住まいは生活の基本です。

誠に悩ましい存在なのです。

もう一つが車です。

かつてのような憧れの対象ではなくなりました。

しかし売れています。

というよりないと困る。

燃費がいいのを手に入れようとすると、どうしてもハイブリッドになります。

これも高い。

純粋に移動の手段だとは言ってられなくなります。

子供が生まれたら、どこへ行くのにも必要になりますしね。

どうせなら大きいの。

あるいはコンパクトで乗りやすいの。

できたらベンツに代表される高級車もいいけれど。

都心のマンションの駐車場を見ていると、世の中には本当にお金のある人がいるんだと感心してしまいます。

車のローンは大変に高いものです。

ディーラーは金利の利ざやで儲けます。

わかってはいても全額をキャッシュで買うのはどうも…。

そうなると、車もローンです。

金食い虫です。

駐車場の費用、メンテナンス、車検。

さらにガソリン代。

なんでこんなにお金がかかるのか。

3つ目が腕時計

さて、いよいよ本丸に迫りました。

どうしてもいい腕時計が欲しい。

ロレックスだ、オメガだということになると、かなりの金額がします。

中古になっても高く売れるからいいじゃないか。

誠にその通りです。

丁寧につくってあります。

信用度が違います。

流通量もちゃんと考えて、それほど多いわけじゃありません。

形もオーソドックスで飽きがこない。

誰の腕にもしっくりとなじんてくれます。

みんな持ってるよ、1つくらいは。

これは子供がお母さんにものをねだる時の台詞と同じです。

みんななんか持ってません。

しかし老舗ブランドの力はすごいですね。

ロレックスは1905年、ドイツ人のハンス・ウィルスドルフがロンドンで創業し、スイスに移転して以来、コマーシャリズムをうまく使って今日の地位を築き上げました。

ドーバー海峡の横断だとか、エベレスト登頂、海底探索だとか。

いろいろな時に自社の時計をはめてもらい、それをマスコミの影響力にのせて宣伝活動をしてきました。

ここぞという時に、ロレックスの名前を広げていったのです。

もちろん製品の品質にもこだわり、いい加減なものは作りませんでした。

だからこそ、中古でも高く取引されます。

新品の時より、高いのもあります。

全く驚かされることばかりです。

そうなると欲しくなるのが男なのかもしれません。

単純なもんですね。

元々、男というものはこういう機械ものが好きです。

それも複雑であればあるほど喜びます。

水晶発振の腕時計でよければ、1000円もしません。

それに狂わないのです。

事実、カシオの1000円の時計は大変によく売れているそうです。

どこのDIYショップに行ってもプラスチックのケースに入れられたくさん吊されています。

それなのにどうして100万円もする時計が欲しいのか。

ロレックスの時計の値段を見ているだけで、頭が痛くなってきます。

よく調べると、100万円くらいのはごく普通です。

その上のランクへいくともう一つケタがかわります。

こうなってくると、もう時計じゃありませんね。

装飾品そのものです。

身につけて時間をチェックするものではありません。

それをつけている自分が、他の人からどのように見えるのかを気にする人のためのものです。

考えてみると、やっばり家、車、時計は身を滅ぼす要素に満ちています。

ぼくは近寄ろうとも思いません。

知人は先日もまた時計の雑誌を見ていました。

いったい何個あれば気がすむのやら。

人生は複雑な謎に満ちています。

ロレックスやオメガはこの戦いに勝ったのでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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