【必携】オリジナルまとめノートを作って小論文対策のネタ帳にしよう

学び

まとめノート

みなさん、こんにちは。

小論文添削歴20年の元都立高校国語科教師、すい喬です。

毎日、受験勉強で疲れますね。

もう少しですから頑張ってくださいね。

寝る前に今日もここまでやったと自分に言い聞かせてください。

自分を自分で褒めてあげるのです。

その繰り返しが大切ですよ。

今回は小論文のネタ帳の話です。

どうしてこんなことを今頃になってという方もいるかもしれません。

実はネタがないと、文章は書けないという当たり前の話をしたいのです。

特に国立大学を受験する人は制限字数2000字などという小論文にチャレンジしなくてはなりません。

時間も120分というとんでもない長さです。

原稿用紙5枚を2時間で。

考えただけでも頭が痛くなってきます。

これはもう小論文じゃありませんよね。

それでもやらなくちゃならない。

その時になって何を書いたらいいのか悩むことになるのです。

とにかく長い文章になればなるほど、日頃の勉強が必要です。

論述力は一朝一夕に伸びるものではありません。

時間をかけてコツコツと日々の努力が必要なのです。

幸い、小論文の過去問は探せば必ずみつかります。

自分の受ける学科や専攻に特化した問題が出る場合、必要な知識を蓄えておかなくてはならないのです。

専攻と近い内容のものであればあるほど、普段からの勉強が必要です。

新聞、雑誌、ネットだけではとてもカバーしきれないかもしれません。

相当本を読まなければならないでしょう。

忙しい受験勉強の間にそれが可能かどうか。

情報の収集

1つの例として、試験時間120分で2~3題出されたケースをみてみましょう。

最初の設問は選択して意見を要求されるタイプのもの。

残りが要約と課題文読解。

このような組み合わせになると、かなりの力業が必要です。

さらに理系では研究に対する考えや抱負を訊ねるものもあります

理学系として、数学科では問題意識や独創性を、化学科では学問への関心度を、物理学科では論理的思考力をという具合です。

工学系では自然科学を基礎とした工学全般の理解に必要な知識をもっているかどうか。

工学分野を横断する数学、理科の基礎的論理力を試したいということのようです。

また文系、理系を問わず英文の要約を要求し、その理解の上にたって、意見文を書かせるという問題もあります。

こうした出題の傾向は事前に把握できますので、そのための準備が当然必要になります。

いずれにせよ、小論文を書けば入試を突破できるから楽だといったようなレベルの問題ではありません。

もちろん、私立でも非常に複雑で難解な設問を出す大学もあります。

学科試験の代わりに行うという主旨からいえば、楽なことは何1つもないと考えてください。

となると、やはりきちんとアンテナを立てつつ、あらゆる関連の情報を収集していかなければなりません。

志望分野に関する記事には必ず目を通す必要があるでしょう。

そのための1番の方法は新聞ですね。

家で新聞をとっていなくても大丈夫です。

図書室へ行けば新聞はあります。

ネットにもたくさん新聞からとった記事が載っています。

安心してください。

ネタ帳の活用を

読んだ本の記事やタイトルを必ずノートに書きましょう。

これが今回のポイントです。

ポケットに入る小さなタイプのものがいいですね。

いつでも開けられるということが大切です。

スマホを使っている人はスマホに書き込んでもいいです。

いろいろなアプリがあります。

代表的なのはEvernoteでしょうか。

あるいはDropboxもあります。

自分がいつもノートやメモ帳代わりに使っているものだったらなんでもいいのです。

どれでも自分の使いやすいものにしてください。

とにかくポケットに入り、いつでも引っ張り出せるということが大切です。

最低半年は使いますからそのつもりで。

志望分野に関する記事はとにかく読んでください。

そこで大切なのは、ポイントをまとめておくことです。

知らない言葉や単語、背景などを簡単にメモしておくと、後ですごい力を発揮します。

政治や経済の分野などではアルファベットを短縮した表現をよく使います。

それはなんですかということがないように。

その言葉の意味と背景を必ずメモしてください。

まとめていくことで次第に頭の中へ入ります。

読んだ本や著者名も書いておきましょう。

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どうしても書くネタがなくなって切れてしまい、頭の中が真っ白になる瞬間というのがあるものです。

そうした時にあの本の中にあったこの部分を付け足して文章をまとめ、字数を稼ごうということも可能です。

何もなければ、どんなに首をひねっても言葉は出てきません。

これはやってみた人なら、誰でも知っていることです。

知らないことは絶対に書けないのです。

本当に厳しい現実です。

自分の意見を書く

できたら見出しやテーマも書き留めておきましょう。

自分の意見があったら、そこに書き足すのです。

自分の基本的な立ち位置がどこにあるのかよくわかります。

本番で小論文に向かう時、手助けになるはずです。

ここで大切なのはあくまでも自分の素朴な意見をまとめていくということです。

筆者の考え方に引っ張られることもあるでしょう。

しかしどこかおかしいとか、この点には賛成できないとか、自分なりの素直な発想をそのままとっておいてください。

それをスキマ時間に読みながら、考えを深めていくことの足しにするのです。

考え方の訓練というのは、日常のそうした作業の中から生まれます。

突然その場で出題される内容に、いつもピタリとあった考えが浮かぶということはありません。

全く思ってもみなかったことが出ることもあるのです。

そうした時に、この発想の訓練を繰り返していると、なんとかクリアできるものです。

現代社会の課題、情報科学、技術、メディア、医学など、受験する学部によって問題は種々のものになります。

しかし問題点を正確に認識し分析するための方法は、毎日の細かな知識の積み重ね以外にはありません。

焦ることはないです。

しかし着実に積み上げてください。

そのための方法として、ネタ帳の活用を勧めます。

採点者が欲しがっているのは、ありきたりの一般論ではありません。

あなたが自分で発想した考えを知りたいのです。

たとえそれが学問的に不十分なものであろうとも、そこに知りたいことへの萌芽があればいいのです。

この受験生には伸びしろがあるという確信を得たいのです。

どんな小さなことでもいいですから、わからなかったことをそのままにしないで、自分なりに解決への糸口を探ってください。

その積み重ね以外に合格への道はありません。

みなさんの日々の努力に期待します。

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蛍雪の功が実ることを心よりお祈りしています。

頑張ってくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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