【テキスト離れ】動画中心の時代にブログを書く人はKYの代表か?

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少子化

みなさん、こんにちは。

元都立高校国語科教師、すい喬です。

今回はちょっと今までの総括をしてみます。

3年半以上前に始めたこのブログも今や1300記事を越えました。

そんなになったのかと、自分でも感心しちゃいますね。

日曜日以外は、だいたい毎日書いているので月に25本くらいになります。

ただ続ければいいってもんじゃないですけどね。

それはそれで、よかったかなと思います。

パソコンの前に座ってキーを叩かないと、何かその日が物足りないのです。

どういうことでしょうか。

もう完全に中毒化してます。

かなりアブナイです。

内容も雑記ブログに近いです。

最初は落語ネタばかりでしたけど、近頃は国語関連のものが1番多くなりました。

特に小論文に関するものが増えましたね。

それだけニーズがあるような気がします。

少子化の時代に入り、学校の数に比べて生徒数が急速に減っています。

昨年の出生者数をご存知ですか。

80万人に達しませんでした。

潰れる幼稚園や保育園が、これから続出するでしよう。

幼児教育だけの話ではありません。

小中高大とどのレベルの学校も、定員を充足させるために必死なのです。

全員合格

無理をしなければ、全員合格する時代がやってきました。

しかしだからといって、志望する学校がなくなったワケではありません。

やはり入学したい学校はあるのです。

一言でいえば、「コスパ」のいい学校でしょう。

授業料が低く、卒業後の生活がほぼ保障される学校。

就職試験の時に、説明会の申し込みで落とされる心配のない学校。

卒業証書に価値がある学校。

これからの時代はますます未知数の要素が増えます。

資格が大切だといっても、本当に使えるレベルのものはそれほどに多くありません。

だからといって、かつてのように四当五落などというバカげた受験勉強はすっかり影を潜めました。

この表現を聞いたことがありますか。

4時間しか寝ないと合格し、5時間も寝たら落ちるという格言です。

ばかばかしいなどと言ってはいけません。

ちょっと前まで、この国ではこれが当たり前の話だったのです。

誰もが少ない労力で、コスパのいい学校へもぐりこみたい。

このあたりが近頃のホンネに近いのではないでしょうか。

そこに登場したのが推薦入試です。

いつの頃からか、このシステムが花盛りになりました。

今や、私立大学の半数の入学者は推薦入試で決まっているのです。

青田刈りなどと言っている場合ではありません。

とにかく生徒を集めなくてはならない。

これがどの学校にとっても至上命題なのです。

試験は基本的に面接と小論文のみ。

推薦入試はこの2本立てです。

最近はそれだけでは不安なのか、大学入学共通テストを参考にする大学も増えてきました。

だからこそ、このブログも多くの読者を得ることができたのです。

いつの間にか、ものすごい数の記事になった背景にはこんな世の中の流れがあります。

人はすぐに飽きる

3年半はあっという間でした。

本当のことをいうと、もう少しで丸4年になるのです。

6月の末に始めたので、あと3カ月で4年です。

その間にブログという形式はすっかりオワコンになりました。

人々がテキストを読まなくなったのです。

今はもっぱら動画です。

インフルエンサーと呼ばれる人たちは、みんなYoutubeに引っ越しました。

ぼくが最初に始めた頃に活躍していたブロガーは、ほぼ消えました。

この世界の流れのはやさをしみじみと感じますね。

今やキーボードを朝から叩いている時代ではないのです。

次から次へと、おしゃべりをして、動画を配信する。

もちろん、内容は幾つかに分かれます。

時代が何を求めているのか。

彼らは敏感です。

飽きられたら終わりですからね。

一時的に盛り上がったユーチューバーも、少し時間が経過すると、もう消えていません。

元々、長くやるようなものではないのでしょう。

金融、経済、文化、芸能、趣味、美容の話も、切り口が同じなら、すぐに飽きられます。

視聴者は浮気性です。

どこかに楽しいことがあれば、すぐにそこへ流れてしまう。

SNSをみればよく分かりますね。

飽きられることを怖れていては何もできません。

しかし人々はすぐに飽きる。

フェイスブックに疲れ、ツイッターに飽きて、インスタに流れ、さらにどこへ行くのか。

刺激を与え続けるべきか

ブログはおそらく今や骨董品のカテゴリーです。

まだそんなことやってんのというレベルでしょうね。

特にアフィリエートブログなどという、収入を得ようとするタイプのものは、もう無理です。

多くの業者が参入し、個人の入る余地はありません。

年金や投資などのレベルの話は、ちょっとし知識だけではなかなか完結しません。

それだけ新鮮な情報がないからです。

たとえあったにしても、ダイヤモンド、東洋経済、幻冬舎などに襲われて、手も足も出ません。

かつてのブルーオーシャンと言われていた分野は、もうないに等しいのです。

小論文は数少ないジャンルかもしれません。

だからこそ、ぼくみたいな個人営業に近い人間が、まだか細くやっていられるのです。

かなりニッチなところに入りこんでしまいましたからね。

4月からは、小論文だけでなく、国語の教科書をもう少し読み込んでいく予定です。

新2年生から始まる『論理国語』の授業に興味があります。

そこに所収された文章を解読しながら、論理的に文章を読み込んでいくことの意味を探りたいです。

今までにない評論が幾つも登場してくることになると思います。

ちょっと楽しみです。

テキストを読まなくなった時代の、中学生や高校生は、文を書くのがますます苦手になるに違いありません。

それだけに教えてあげられる内容も、さらに増える予感もあります。

幾らでも書くことがあるという不思議に、毎日驚いています。

本当に文章を書くことが好きなんだと、自分で感心しているのです。

結局、それが結論ですかね。

オワコンだろうが、なんだろうが、好きだからやっていられるのです。

とにかく楽しい。

これが全てです。

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これからもどうぞしばらくお付き合いいただければ、幸いです。

今回も暢気な話にお付き合いいただき、ありがとうございました。

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