【ベーグル】ニューヨークのホテルで出会った日の食感を忘れない

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アメリカ研修旅行

みなさん、こんにちは。

元都立高校国語科教師、ブロガーのすい喬です。

今日はいつもの話題から少しはずれて、かつてアメリカへ行った時のことを書きます。

正確にいうと、研修旅行です。

東京都の教員派遣事業の1つで、15日間、アメリカを一周してきました。

本当にぐるっと回りましたね。

その間、何度飛行機に乗ったことか。

ほとんどバスに乗るのと同じ感覚でした。

各地の学校を自分の目で見て回ったのです。

強烈な刺激でした。

西海岸から東海岸まで、いくつの都市を訪ねたことでしょうか。

今でも、その時の仲間たちが1年に1度は顔を合わせています。

それほどに強いインパクトを持った旅行でした。

それぞれの土地には全く違った表情があります。

アメリカは広いところだなとしみじみ感じました。

ワシントンやニューヨークにも行きました。

アーリントン墓地や、初代大統領、ジョージ・ワシントンの生家も訪ねました。

自由時間には、現地の先生に誘っていただいて、おいしい昼食もご馳走になったのです。

PTAの活動や、ドラッグフリーの現状、肢体不自由児が健常児と一緒の校舎で授業を受けている風景もすごかったです。

パソコンに囲まれ、自由研究に励んでいる様子も見学しました。

現在、日本で行われている授業の形がほぼ30年前にはアメリカで行われていたのです。

黒人だけの100万人マーチなどにも遭遇しました。

スミソニアン博物館では、広島に原爆を落とした飛行機、エノラゲイの展示もみました。

南北戦争の起こった地、アトランタにも行きました。

全てが刺激的でしたね。

コミュニティスクール

日本の公立学校には学校運営協議会という組織があります。

地域の人や、保護者の代表が参加して、経営方針を決める会合です。

この様子をはじめてみた印象も強烈でした。

校長や、教員、生徒、保護者が一堂に会して、学校の未来像を決めていくのです。

なるほど、こうやって民主主義が進んでいくのだなと実感しました。

アメリカもいろいろと模索中でした。

しかし非常な熱気を感じたのも事実です。

人種差別の現実も見ました。

アトランタではキング牧師の記念館にも行きました。

生家も訪ねたのです。

黒人の多い地域でしたね。

アーケードを歩いていると、恐怖感を感じることもありました。

それもこれもアメリカです

その一方でニューヨーク郊外の学校を訪ねると、ほとんどが白人ばかりでした。

無理にそうしているというのではなく、自然に人種の集団ができるのだという話でした。

コーラス隊が歓迎パフォーマンスまでして歓迎してくれました。

彼らと一緒にカフェテリアで食事もしました。

あの頃はトレイにのったゴミを全部一緒に捨てていたのです。

埋めるところなどはいくらでもありました。

まだSDGsなどという発想も必要がありませんでした。

いい時代でしたね。

日本ではもうゴミの分別をしていましたから、ちょっと異様な感じがしたのを覚えています。

モーニングセット

ほとんど毎日、違うホテルに泊まったので、どこだったのかはっきりとは覚えていません。

たしかニューヨークだったと思います。

朝食でした。

大きな目玉焼きが2つにハム、サラダとこのベーグルが2つ。

モーニングセットが10ドルくらいではなかったでしょうか。

アメリカ人は朝から随分食べるなと思いました。

このパンは今までに味わったことのない食感をもっていました。

外は堅いのですが、中は柔らかいのです。

それでいて、バター臭くありません。

あまり油ををつかっていないという印象でした。

とても中身がつまっていて、1つ食べると、おなかが一杯になりました。

ベーグルは、麦芽と塩を使うのだといいます。

時にごまがかかっていたりして、とても香ばしいかおりがしました。

甘みが押さえてあるので、食べやすく、それ以後アメリカを旅行している間中、ベーグルの店を探して買い求めたものです。

コーヒーとこのパン1つだけで数ドルという値段でした。

帰ってきてから、パン屋さんを子細にみてまわっても、まだ日本にはほとんど出回っていませんでした。

家人に訊いてもベーグルという名前は知りません。

おそらくまだ一般的なものではなかったのでしょう。

時々あの特殊な食感を思い出しては、どうして日本ではやらないのだろうと感じたものです。

しかし今やベーグルはお店の真ん中に堂々と登場する時代になりました。

専門店もあります。

実際その名前を頭にかぶせた店が駅の中に登場したのには驚きました。

不思議な時の流れを感じます。

レシピ

少し以前まではクロワッサンの方が人気がありましたね。

しかしバターがちょっと多めなので、ダイエット志向の女性からは敬遠されたのでしょうか。

ベーグルは小麦粉に水や食塩を加えて練ったのを発酵させリング状にします。

それを茹でるところがポイントなのです。

牛乳や卵、バターを全く使いません。

外側がカリッと焼き上げられ、内側は柔らかくてもっちりとした歯触りです。

水分の量が少ないので、少しかたい印象を持つかもしれません。

冷凍保存なら家庭用の冷蔵庫でも1ヶ月程度は充分に保存できます。

ここのところ、パンの値上がりがよくニュースに流れています。

我が家では以前からあまりパンを買いません。

もっぱらホームベーカリーのお世話になっているのです。

もちろん製造係はぼくです。

レシピは完全に頭の中に入っています。

1斤のパンならば、だいたい250グラムの小麦粉が必要です。

フランスパンにする時は、25グラムが薄力粉、それ以外が強力粉です。

最近発見したのは、フワフワにしたい時は水のかわりに牛乳を使うということですかね。

しかしこれにはかなり好みの差があります。

バターも同じです。

売っているのは砂糖の分量が多いようです。

たまに買って食べると、驚くくらい甘いです。

塩だけで焼いた方がさっぱりしますね。

これから今日の分を焼かなくてはなりません。

ふわふわ食パンにするか、フランスパンにするか。

ちょっと悩みますね。

あなたはどちらがお好きですか。

ちなみに材料費は市販のパンの半値以下で作れます。

値段の高くないベーシックなホームベーカリーで十分です。

ぜひお勧めします。

1度トライしてみてください。

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出来あがった瞬間のいい香りを味わってみてはいかかですか。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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