【小論文・環境破壊】科学文明の進展と自然保護は共存可能なのか?

学び

科学技術の今後は

みなさん、こんにちは。

小論文添削歴20年の元都立高校国語科教師、すい喬です。

今回は深刻な環境破壊について考えてみましょう。

今日、新型コロナウィルスの世界的な蔓延は深刻な現実です。

数年に1度訪れる新たな感染症は、人類にとって脅威そのものと言えます。

そのたびごとにワクチンの開発を急ぎ、有効な成分を探すことに努めてきました。

しかしより根本的に考えてみると、本当に今の態勢のままで、今後とも環境危機に対応可能なのでしょうか。

近代文明に対する信頼が足元から大きく崩れつつある気がしてなりません。

科学技術の発展を否定する気は毛頭ないものの、いまの文明があと数百年進むとして、その先にどのような未来が待っているのでしょう。

考えてみると、空怖ろしい現実だけが周囲にひたひたとせまってきている気がしてなりません。

現在、喫緊のテーマは何でしょうか。

地球温暖化の影響は気象変動などにも如実に表れています。

毎年の豪雨や台風などは海水の温度変化などと大きな関係をもっていると言われています。

線上降水帯という表現は以前耳にしたことがありませんでした

それが今ではごく普通に通用しています。

台風の進路や発生回数も以前とは全く異なっています。

人間が地球に対して今以上に改変を加えていくことは止められないのかと考えてしまいます。

geralt / Pixabay

確かにプラスチックごみを減らす努力をしていることも事実です。

しかし地球環境の危機がすぐに去っていくとは思えません。

以前よりもむしろ増しているのではないでしょうか。

人間は石油を掘り続け、現在もエネルギーとして消費し続けています。

そのおかげですばやい移動も可能になりました。

しかしエネルギーの放出は、同時に環境汚染そのものにつながっているのです。

人間の未来

「地球環境と人間の未来」というテーマで論文を書けと言われたら、どのような内容のものが可能でしょうか。

環境を保護しなくていいなどという趣旨の論文は全くありえません。

としたら、今後はどうすればいいのか。

何が可能なのかということになります。

しかし対応策を講じていけば、それでなんとかなるというレベルに地球は留まっているのでしょうか。

一線をはるかに超えているというのが実感に近いのではないですか。

想像もできないような場面に人類は既に直面しているような気がして仕方がありません。

そこまで言うのならば、文明の発展を全てとめてしまえという意見もあるでしょう。

しかしそれは暴論です。

もしそうすることが可能ならば、これほどに全世界で悩むことはありません。

自然に対する考え方を根本的にどうすればいいのかと皆が考えているのです。

1つの方法論としてよく言われる言葉があります。

「共生」がそれです。

自然と人間を対立させて考えるから、つねに問題が突出するという考え方は当然あるでしょう。

近代は科学を特権的な地位に押し上げてしまいました。

太陽系を超えて、銀河系を探索することも可能になりつつあります。

その一方で地球規模の惑星をいくつも破壊できる極限の装置も持っています。

そこには進歩、開発、破壊というテーマが同時に横たわっているのです。

兵器の開発が平和利用を可能にした例がある一方で、破壊を目的とした科学技術もあります。

進歩と開発はどちらもすばらしいものであり、人間にとってなくてはならないものです。

しかし同時並行的に行われる破壊兵器の製作は、悲しい人間の現実そのものです。

モノが増えすぎた時代

通信のシステムも飛躍的に伸びました。

5Gの時代の通信量は絶大です。

その先の6Gも見えています。

ネットにつながることで世界があまりにも狭くなりました。

そうした技術を無視することはできません。

確かに人類は繁栄を謳歌しつつあります。

私たちは以前とは全く違う暮らしをしているのです。

だからこそ、地球破壊を我慢しろというのには無理があります。

あるいはこれ以上、技術を進めてはいけないというのでしょうか。

少しぐらいの犠牲は想定内だという考え方もあります。

感染症も人類の歴史の中では不可抗力と考えるべきだとする論点も可能です。

しかし今の消費量をそのまま続けることの是非は問うてもかまわないでしょう。

あまりにもモノが増えすぎた現代人の暮らしについて、考えられることはたくさんあると思われます。

環境をテーマにすると、どうしても気象、海洋汚染などにすぐ目がいきます。

しかし同時に医学や衛生に関しても論じられることはたくさんあるでしょう。

同時にITの応用もあります。

このテーマは想像をはるかに超えています。

geralt / Pixabay

人間の組成に関するメカニズムの解明にも力を持っています。

細胞やヒトゲノムに対する研究も盛んです。

IPS細胞についての研究も日々進んでいます。

難病を克服することも近い将来、可能になるかもしれません。

地球をどうするのか

この先、科学が進んだ時、人間はどのようになるのでしょうか。

IT化が著しく進み、ロボットなどが活躍する時代がくるに違いありません。

現在の職業の大半が全て人工知能に代わるとすれば、その時代を生きる人間のかたちは当然変化を余儀なくされます。

全ての運輸システムが自動運転になり、人はそれを享受するだけの個体になるかもしれません。

それでもそこまで進んでいかなければならないのか。

人間が生きて感じる幸福感の質も当然変わるでしょう。

しかしそこまで進むには、自然環境に今以上の負荷を与え続けなければなりません。

その間の時間に人間は耐えられるのでしょうか。

できるだけモノを消費せず、自然に近い生き方を模索するという人々も出てくるでしょう。

あるいは逆に行けるところまで進み続けた方がよいと考える人もいるはずです。

どちらの立場で進むにせよ、非常に難しい舵取りをしなくてはなりません。

その際の基本的な方向性をどちらにするのか。

そのあたりの問題が自然破壊のテーマの中では最も多く提出されるだろうと思います。

自然に帰れと言うのはたやすいです。

しかしそれを今日の文明の中ですすめることは至難です。

そのあたりの兼ね合いをごく普通にまとめきれる人が最も高い評価を得られるでしょう。

これを南北格差の視点から進めると、また別の論点も出てきます。

安全な肥料を与えたくてもそれだけの資金がない。

としたら畑を焼くしか方法はないのです。

いわゆる焼き畑農業です。

その結果として、大気が汚染されることもやむなしという論点もあります。

先進国よりも途上国の方が問題はより深刻だという指摘もあります。

国際協調の視点も必要になるでしょう。

ここまでいくつかのポイントを考えてきました。

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過去問をチェックして自然破壊の問題をもう1度よく考え、自分の意見を形作っておいてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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