ペイは落語・雛鍔の若様を次々増殖させるという説

落語

ペイは始まったばかり

みなさん、こんにちは。

ブロガーのすい喬です。

すごい勢いですね。

今やどこのお店でも、スマホで払っちゃう。

なるほどオシャレ。

お札なんか出すのは、面倒くさい。

スマホで済ませちゃえれば、その方が楽だし

時間の短縮にもなる。

スマホをさっととりだせば、それで支払いはOKです。

お隣、中国ではここ数年でものすごく広まり、もうスマホ決済はあたりまえ。

いよいよ日本にも、本格的に上陸というわけです。

ネット系、通信系、銀行系、流通系。

その数は14を超えています。

ペイペイ、ラインペイ、楽天ペイ、オリガミペイ、アップルペイ、Gペイ…。

さっそくダウンロードしてみようかな。

お金 photo

ちょっと待って、その前に。

いまもいろんなカードを持ってます。

財布の中にはクレジットカード。

ネットバンクのキャッシュカードにくっついたデビットカード。

とりあえず、これだけあれば十分でしょ。

まあ、普通に暮らしていれば不自由はありません。

とくにデビットカードは、その場で現金が引き落とされるので、ムダに2カ月も待つことはない。

このカードは中学生でも持てます。

ここで再び原点へ。

さあ、どうしようかな。

この前見たTV番組によれば、アマゾン本社の一階にあるスーパーにはレジもなかったです。

天井にたくさん据え付けられたカメラが買った商品を全て記録し、自動的にスマホの口座から引き落とすのです。

進化するAI技術

この前行ったユニクロにはレジもなくなってました。

商品を入れたカゴをカメラが認識して、合計金額を出しちゃう。

ちょっと驚いたけど、結構クールだなと思ったね。

これから先、現金はどこへ行っちゃうのかな。

お金 photo

すごく不思議です。

さて、どうしましょう。

ちょっと考えにつまったので、仕事で訪れたとある高校の女子生徒に聞いてみました。

すごく便利そう

やっぱりお金も持っていたい」

「余計なものをつい買っちゃいそう」

「友達でも使ってる人がいますよ

いろんな意見がありました。

みんなの発言をまとめてみると、これからもっとすごいAIの時代が来るという予感に溢れてました。

ところでペイだ。

どんなお店で使えるのか。

調べてみないとね。

お得なのかな

たとえばPayPayの場合

新規登録に対して500円のボーナス

すぐにもうかっちゃった感じ。

ポイント

PayPayでは200円で1ポイントが貯まるボーナスあり。

1ポイントが1円っていうのは他のカードとあんまり変わりなし。

コンビニ

ファミリーマート、ミニストップ、ローソン

なんといってもコンビニの大手が入ってないと、なかなか手がでないというのが本当のところかも。

セブンはとんでもないことになりましたね。

マツキヨをはじめとしたあちこちのドラッグストアでもOKっていうのはいいな。

個人間の送金ができるのも登場。

飲み会後の割り勘機能なんてのもついてたり…。

キャッシュレス社会が近づいているのは間違いがないのです。

じわじわと波が寄せてくる実感がありますね。

導入する側にしてみれば、お客の情報が手にとるようにわかるしね。

セブンなんか自分の持ってる銀行とつなげれば、ますます利用者が増えるという皮算用もあるわけです。

さらに消費税増税を控えた政府の後押し。

いろいろな要素が複雑に絡み合って、ペイを扱うお店は増える一方です。

お金 photo

そのうち、だれもお金なんてみたことがないという世の中がくるのかな。

なんとなくそんな気がして仕方がありません。

そんなことを考えていたら落語「雛鍔」のことを突然思いだしたというわけです。

どんな噺なのか。ちょっとあらすじだけをご紹介しましょう。

雛鍔のあらすじ

植木屋の棟梁・熊さん、随分と悩ましそうな顔をして帰宅。

おかみさんがそれとなく訊ねてみます。

仕事先のお屋敷で実に不思議なことがあったんだと言うんです。

実はお屋敷の若様が歩く後を、家来達がついて行くんだ。

すると泉水べりで若様が何か拾ったと思いな。

銭だ。銭を拾ったんだ。

ところが若様は他の子供とは全く違うんだ。

三太夫に穴の空いた銭を見せて、これはなんだと、訊いたんだ。

若様、これを何とお思いですか。

丸くって、四角な穴が空いていて、文字が書いてある。

おそらく、これはお雛さまの刀の鍔(つば)ではないかと言うんだよ。

若様、それは不浄のもの。

どうぞお取り捨てあそばしませ。

さようかと言って若様は銭を投げて行っちゃったんだ。

あんまり驚いたんで、その後訊いてみたら、若様は今年お八歳になられるが、汚らわしい銭のことは教えないそうなんだ。

うちの息子も同じく「お八歳」だよ。

えらい違いだなあ。

年がら年中、銭だ銭だと叫んでやがる。

今度から、少し考えなくちゃいけねぇな。

どこいった、あいつは。

おまえさんの後ろで、にやにや笑ってるよ

父ちゃん、遊びに行くから銭おくれよ。

お屋敷の若様とお前はどこまで違うんだ。

あたいにだってそれくらいできるよ。

じゃあやってみろ。

やってみるから、おあしを落としてみろ。

そこへご隠居さんがやってきて、ちょっとしたいざこざがあったことを熊さんが詫びます。

「こんなもーのひーろった、こんなもーのひーろった」

穴空き銭をもって「何だろうな、これ。真ん中に四角い穴が空いていて、字が書いてある。あた

い、お雛さまの刀の鍔だと思うけど」。

ご隠居さんは、金坊の言葉にびっくり。

この子は、銭を知らないのかい。

お金 photo

女房は元屋敷の女中だし、あっしも屋敷に出入りしてますので、銭は見せたことがねえんで。

感心したご隠居さんが年齢を訊きます。

坊や、おじさんが銭…といっても知らないか。おじさんが好きなものを買ってあげよう。何がいい。

といってお金をとりだそうとすると…。

そうか、お金というものをこの子は知らないんだな。

さてじゃあ、お習字の道具でも今度買ってきてあげようか。

金坊よかったな。それよりその刀の鍔は汚いからく捨てちまえ。

やだい。これで焼き芋を買って食べるんだい 。

財布の消える時代

ペイのことを考え、キャッシュレス社会の未来を考えていたら、このお雛様の刀の鍔を思い出しました。

いずれ、お金をみたことのない子供達が優勢になる時代が来るんでしょうか

それともやっぱり現金をもって焼き芋を買いに行く子供はなくならないのか。

どっちがいいんでしょう。

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年金が足りず、2000万円は貯金しておいてくださいといわれて、はいそうですかというワケにはいかない時代です。

あらためて、お金とはなんなんだろうと、しみじみ考え込んでしまいました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

落語
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