小論文とインスタグラムに共通する美的センスの話

学び

小論文は難しい

皆さん、こんにちは。

小論文を20年添削した、高校教師すい喬です。

書いてみました。

なんとか800字。

苦しかった。

言葉が少しも出て来ない。

文章 photo

やっぱり才能がないんじゃないのかな。

諦めようかな。

そんなことでめげてちゃダメですよ。

いつも、マジとヤバいしか使ってこなかった人が、突然すばらしい小論文を書けるわけはありません。

20年間、添削をしてきて感じたこと。

それは何か。

文字のていねいな答案は読むに耐えるという単純な話です

なんだ、そんなことかと馬鹿にしてはいけません。

字のていねいな答案を書ける人は心が落ち着いています。

その分、言葉にゆとりがある。

つまり言葉の量が多いし、質が豊かなのです

語彙力もあります。

親しい友達のことを思い浮かべてみてください。
どうですか。

きれいにノートをまとめられる人は、心が落ち着いています。

先生の話をよく聞き、ポイントを絶対に逃さない。

それです。

それがすべてなんです。

その反対は。

鉛筆 photo

薄い文字の鉛筆でゴチャゴチャ自信なさそうに書かれた答案を、あなたは読みたいですか。

誰だってイヤです。

でも試験官は読みます。仕事ですからね。

本当のことを言えば、あんまり心をこめては、読みたくない。

それでもやります。

任務ですから。

自ずとそこに、採点者の気分に違いがあることがわかるでしょう

こんなことを、誰もあんまり言いません。

だから声を大にして叫びます。

文字はていねいに

答案は他人に読んでもらうためのものです。

インスタに写真をアップする時、皆さんは何を最初に考えますか。

できるだけかわいい写真。

まわりの景色とのマッチング。

それと小論文の構成とは同じなんです。

どういうふうに書いたら、わかってもらえるんだろう。

どういう写真を載せたら、いいねがたくさんつくのか。

そのために、構成をじっくり考えてください。

つまり見栄えです。

最初にどんな文章を持ってくるのか。

インパクトのある書き出し。

課題文と正反対の結論から始めるのも、ありです

最近の傾向として、正面から反論しにくいものが多いです。

そういう時は斜めから。

切り口が鮮やかだと、ものすごく強い印象が残ります

インスタ映えする写真をアップした時とおんなじです。

その勢いで文を続けましょう。

具体例を無理に入れようとして失敗をしてはいけません。

皆さんはそんなにたくさんの経験をしているわけじゃありません。

無理に話を作ったり、筆者の意見にあわせなくていいです。

読んだ本の中にこんなことが書いてあったというのでもいいんです。

無理して背伸びしてはいけません

これはすごく大事なことです。

真ん中の部分を膨らませる。

起承転結の転はいりません。

起承結でOK。

ここで表現の話を少しだけ。

言葉がすべて

試験は皆さんが答案に書いた言葉で合否を決定されます。

となると、基本は国語力。

文法はもちろん、語彙力がどうしても必要です

国語の授業でたくさん評論文を習いますね。

言葉が難しくありませんか。

主に哲学、社会学、心理学などに共通する表現が出てきます。

そのキーワードをきちんと自分のものにしないと、いい小論文は書けないのです。

これだけは絶対にマスターすること。

どういう場面でこの表現を使うのかを身体に叩き込まなければいけません。

そうしないとインスタ映えしないんです。

いいですか。

代表的なキーワードを覚えましょう。

聞いたことがない、見たことがないという人は、まずノートにこの言葉だけを書き写すこと

それから意味を調べる。

ネットからでもいいです。

ただし言葉の使い方が大事。

それができないと、結局なんにもなりません。

パラダイム モダン ポストモダン アイデンティティ ジェンダー 国民国家
リテラシー アプリオリ メディア 絶対 相対 カオス ロゴス パトス
コンテクスト 周縁 コスモス 演繹 モード グローパリゼーション

他にもたくさんあります。

でも一遍には無理。

鉛筆 photo

この中に知ってる言葉がいくつありますか。

とりあえず半分の10個をめざしてください。

無理矢理、このキーワードを使って、短文を作ってみましょう。

意味がわかってなければ、文章は書けません。

いいねは絶対につかないよ。

800字の小論文の中に3つでも自然に入ってくるようになったら、それだけで文章がぐっとクールになります。

やってみましょう。

これが美的センスなのです。

美しいと思えないと、こういう難しい言葉は使えません。

ダサい、マジ、ヤバいを連発している人にとっては、すごく苦しい道のりです。

でもやるきゃない。

そのためにはどうしたらいいの。

ここからが本当の勉強です。

評論文を解こう

評論を勉強すると、国語力が飛躍的に伸びます。

入試問題が難しい人は、それよりもっとやさしいベーシックな方法があります。
去年、それをやりました。

実はある高校でチューターをやっていた時に、生徒に勧めたのです。

しかしただやってみなさいと言っただけではダメだから、自分でもやりました。

全部やりました。

何問解いたのか、よく覚えていません。

朝、机に向かって、まずその日の問題を印刷。

それを解いてから、動画を見ました。

問題の印刷は国語だけで軽く50センチを超えました。

後から眺めるとものすごい量で、ちょっとびっくり。

ベーシックなものからハイクラスの問題まで。

大学別の入試問題やセンター入試の問題も解きました。

ほぼ半年はかかりました。

もちろん小論文の講義もあります。

その他に古典や漢文もやりました。

こんなに勉強しても、発狂しないから不思議だな。

人間の脳みそはどうなってるんでしょ。

聞いたことがあると思います。

スタディサプリです。

勉強 photo

全科目がメチャクチャ安い。

こんなのありかと思いました。

騙されたと思ってやってごらん。

成績が飛躍的にあがるよ。

入試は満点じゃなくていいんです。

合格小論文が書ければいいんです。

やってみる価値はあると思います。

最後は少しCMみたいになっちゃったかな。

ごめんなさい。

そんなつもりはありません。

自分でやってみての感想です。

無視してもらって結構です。

とにかく上手な小論文を書いてください。

最初の10行読めば、実力がわかります。

添削を20年やった感想がこれ。

言葉の使い方が美しい人は、実力もある。
文字がていねいな人は実力がある。

必ず合格するためのキーワードを学んでください。

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インスタグラムでいいねをもらうのと、少しも違いません。

最後は美的センスです

最後まで読んでいただいて、どうもありがとうございました。

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