風情

【此木戸や・去来抄】言葉ひとつに描写と風情のあはれを探る芭蕉門弟の姿

向井去来の俳諧本『去来抄』を読みます。俳聖と呼ばれた松尾芭蕉をあたたかなまなざしで見つめ、その様子を描き出しています。字の読み間違えをして低く評価した句が、実はすばらしいものであったという、心温まる文章です。
落語

【茄子娘】和尚と茄子の精がおりなす夏の風情に満ちた夢のような噺

「茄子娘」という不思議な味わいのある落語をご紹介します。入船亭の噺家の御家芸です。夏の不思議な味わいにみちた短い噺です。登場人物は和尚さんと茄子の精との出来事です。 夏の夕刻にふさわしいファンタジックな御伽話です。