本 【アルジャーノンに花束を】人間にとっての幸福とは何かがわかる本 ダニエル・キイスの『アルジャーノンに花束を』という作品を読んだことがありますか。脳の手術を受け、劇的にその数値を伸ばしていく話です。ハツカネズミのアルジャーノンも同じ手術をうけますが、その後の変化は、悲惨な未来を予感させるものでした。 本
学び 【故事熟語・朝三暮四】人間の心理を巧みに操る術【言葉のアヤ】 故事熟語を学びましょう。中国の思想は現代の私たちにとっても、十分に有益なものです。人を騙すときにどのような方法を使うのか。その手口の1つがまさに、この朝三暮四なのです。聞いたことはあると思います。朝令暮改とは全く違います。誤解なきよう。 学び
ノート 【エノラゲイ・黒い雨訴訟判決】人は本当に歴史に学んでいるのか? 黒い雨訴訟に最終判断が下されました。国は上告しないことを決めたのです。どのような意味を持つ裁判であったのか。その内容を簡単に説明しました。同時にワシントンのスミソニアン航空博物館で見た時の原爆投下機の記憶も追記してあります。 ノート
ノート 【人間の品格】タレント気分で隠語を使わないのがイキ【野暮はNG】 最近の若者はタレントの使う表現をよく口にします。その方が会話がはずむのでしょう。しかしその度に人間としての品格を落としているのです。どういう言葉を使うのかというのは、想像以上に大きな問題です。粋な大人になるために学んでください。 ノート
ノート 【ガラスの動物園】人間の哀しみを描写したアメリカ演劇の代表作 テネシー・ウィリアムズの「ガラスの動物園」はアメリカを代表する演劇です。何度見ても人間の哀しみが伝わってくるいい戯曲です。足の悪い姉を心配して、自分の友人を家に連れてくる弟の葛藤を存分に描き出しています。機会をつかまえて御覧になってください。 ノート
学び 【杉田敏ロス】人間としての魅力にあふれたビジネス英語講座の30年 30年間にわたって続いた実践ビジネス英語のラジオ講座がついに終わってしまいました。誠に残念です。杉田ロスになってしまっている人が多いと聞きます。彼の英語力だけでなく、人間味あふれる語り口調は、多くの人に愛されました。その秘密をさぐってみます。 学び
本 【徒然草・神無月のころ】人間の貪欲な魂は細部に宿る【兼好法師】 人間の心というのは、日常生活の細部に滲み出てくるものです。それが怖いですね。徒然草を書いた兼好法師は観察眼の豊かな人でした。他の人なら気づかないようなことまで、見えたのです。「神無月のころ」という一節はまさに人間の本質を示すものです。 本
ノート 【行列考】誰かが並ぶから並ぶというごく不思議な人間の習性とは 行列というのは不思議なものです。人気のある店に人はなぜ並ぶのか。その理由を探っていくと現代人の不安がみえてきます。自分だけひとりぼっで取り残されるのが怖いのかもしれません。並ぶという行為はかなりハイレベルなアクションなのです。 ノート
ノート 【コロナ禍・死生観】人間は生きているだけで十分に尊い存在なのだ コロナ以後、私たちの死生観には微妙な変化が訪れています。かつてのようなプラグマティズムが静かに退場し、ゆったりとした時間の中で生を充実したものにしたいという願望が強くなりつつあります。近代のもたらした弊害に疑問を投げかける人が増えたのです。 ノート
本 【方丈記・無常観】人間の真実を描写した鴨長明の名著は永遠に残る 日本を代表する鴨長明の随筆『方丈記』。そこには無常観という日本人にしっくりと馴染む哲学があります。「行く川の流れ」に代表される名文は和漢混交文と呼ばれています。コロナ禍で廃業していく店舗をみるにつけ、長明の言葉が重く感じられてなりません。 本
ノート 【元犬・滑稽噺】犬が人間に変身する素っ頓狂落語【ナンセンス究極】 犬が出てくる落語の代表は「元犬」です。これは全身が真っ白な毛で覆われた犬がはだし参りの御利益で人間に生まれ変わるという噺です。犬が人間になったのですから、とんでもない騒動が次々と起こります。それを楽しそうに演じるのが、この噺のミソなのです。 ノート