【AIとテクノロジー】人間と機械との協働はどこまで可能なのか

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AIとテクノロジー

みなさん、こんにちは。

元都立高校国語科教師、すい喬です。

今回はAIと人間の関係について考えます。

科学技術の発達があまりにも急速です。

AIが人間の仕事を奪うという話題は何度も語られています。

入試の小論文では、ズバリ、その先が問題なのです。

実際に出題された課題文をみてみましょう。

その前に説明があります。

それをここに掲載します。

この文章を軽く見てはいけません。

これこそが最大のヒントになるのです。

ここからはずれないこと。

つまり主題がしめされていると言っても過言ではありません。

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次の文章は人工知能やロボットなどのテクノロジーの進化が、社会に与える影響について書かれたものである。

文章を読んで、後の設問に答えなさい。

キーワードは「テクノロジーの進化」と「社会への影響」です。

つまり人工知能などが進んだという事実が、人間をどのような状態に追い込むのか。

それがいいことか悪いことかというレベルを超え、現実をどう受け入れるのかという点がポイントです。

人間と科学技術が歩み寄れる地点はどこか。

その時、人間はどのようにAIを使いこなしていけばいいのかということです。

ただ追い越されるのを傍観しているのではなく、積極的に応用していこうとす前向きの姿勢がなければダメなのです。

課題文

課題文はかなり長いものです。

全文は無理なので、ポイントになるところだけを取り上げます。

原文は週刊東洋経済の記事からとられています。

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「雇用の未来」が英オックスフォード大学から発表されたのは2013年のこと。

電話販売員やデータ入力作業員から、手縫いの仕立屋、保険の審査担当者や銀行の融資担当者まで、95%以上の確率で消える仕事の内容は多岐にわたり、その数は100近く。

これまでにない切り口と具体的な例示が大きな話題を呼んだ。

年収の多寡によらず、相手の理解や説得、交渉などが必要な職種は、機械による代替が難しいと位置づけられている。

一方、注目に値するのが公認会計士や法務従事者など年収の高い仕事でも代替される確率が高くなっている点だ。(中略)

テクノロジーの進化はどこまで人間の仕事を奪うのか。

今、そうした議論が盛んだ。

背景には歴史上3度目のブームとも言われるAIの技術革新がある。

中でもここ数年で大きく進歩したのが「ディープラーニング」と呼ばれる分野だ。

従来のように人間がいちいち機械にルールを教え込まなくても、ビッグデータを取り込み、物事の特徴や法則をコンピューター自身が学習する。

新しいことを学んで機械が賢くなることで、さまざまな業界や職種にテクノロジーが入り込んでいく可能性が高まっている。

例えば10年に米グーグルが開発を公表した自動運転車は、その数年前まで経済学者の論文では不可能なものとして扱われていた。

ディープラーニングの進化は従来の常識をあっさりと覆したのだ。

一方、日本では介護や建設、外食など現時点で人手不足が叫ばれる業界が少なくない。

今後も少子高齢化による労働人口の減少が見込まれている。(中略)

人手が足りなくなるところにこそ、テクノロジーの入る余地は増える。

人と機械は対立するものではなく協働するものだと強調する人も多い。

問題

この小論文には2問、設定してあります。

問1が400字での要約です。

問2がポイントでしょう。

ヒントがたくさんつまっています。

軽く読み飛ばしてはいけません。

テクノロジーの進化が雇用に影響を与える一方、テクノロジーと人との協働が社会により良い効果を生み出す可能性もある。

地域社会が直面している課題を一つ例示し、その課題の解決に向けて、テクノロジーをどのように活用することができるのかについて、700字以内で考えを述べなさい。

というものです。

ポイントは①地域社会が直面している問題、②テクノロジーの活用、③人との協働の3点です。

最初にやるべきことは、AIとテクノロジーにできることは何かを探しだすことです。

それが地域社会の直面しいる問題をどのように解決するのか。

接点がみつけられれば、この小論文はほぼ成功します。

Activedia / Pixabay

日常的に視野を広げておかなければ、とても解答はできません。

何に困っているのか。

それが見えていなければダメです。

ヒントはあなたの周囲を見回せということです。

父親、母親、祖母、祖父、さらに弟、妹、親戚の子供たちは何に困っていますか。

テクノロジーの進歩で失われたものをどう回復すればいいのか。

その方向性を考えるのに時間を使ってもかまいません。

この問題の制限時間は120分です。

長いように感じるかもしれませんが、やってみると実に短いのです。

それだけ集中を必要とします。

公共交通手段

例としてあげられるものに、バスの減便があります。

自家用車の普及にともなって、公共交通機関が非常に力を失っています。

特に地方においてはそうですね。

免許証がなければ、全くどこにもでかけられないということが考えられます。

AIにその代わりができるでしょうか。

自動運転が本当に可能になれば、オンデマンドのバスやタクシーも存在しうるかもしれません。

医療機関の不足も同様です。

患者の数と医療者の数が、地方の過疎地域においてはアンバランスです。

そこへAIが入り込む余地はないのか。

もちろんすべてを任せることはできません。

病気の診断などを含めて、補助的に使うことは可能なのです。

最近では難病の診断などでも、AIは学び続けています。

さらに介護の現場です。

ロボットなどでの入浴も可能になりつつあります。

geralt / Pixabay

ベッドの移動などでも、補助ロボットがあれば、介護士が腰を痛める気遣いも減ります。

建築現場などでも、AIを効率的に使うことで、危険な高い箇所などの修理も容易になります。

ドローンなどを使った宅配システムもできつつあります。

あらゆるシーンを想像してください。

1つでいいのです。

自分が書ける範囲の内容で、まとめられるもの。

実際に見たり聞いたりしていれば、リアリティも増します。

そこで人間とテクノロジーの協働を探ってください。

きっといい文章になるはずです。

相手の存在を疎んじるのではなく、共に助け合って何ができるのかを考える。

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その姿勢を貫いてください。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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