人間

ノート

【ハラスメント社会】SNSの蔓延で人間関係はカオス化し自家中毒に突入

コンプライアンスという言葉をよく聞きますね。社会的規範という意味です。人として、してならないということです。しかし違反はあとを絶ちません。なぜか。そこにうまみがあるからです。それと同じようにハラスメントもやみません。なせなのでしょうか。

【入れ札・菊池寛】人間の自尊心くらい面倒なものはない【新作落語】

菊池寛の短編に『入れ札』という小説があります。国定忠治の出てくる話なのです。それが「文学国語」の教科書に載っていました。驚きましね。人間の自尊心の複雑な一面をみごとに描いた話です。
ノート

【際限なき生成AI】Copilotの開発は人間に何をもたらすのか【新機能】

生成AIの研究が止まりません。いよいよMicrosoftが新しいAI機能を積んだアプリ「Copilot」を発表しました。ブラウザやOfficeソフトに連動している点が目新しいのです。

【日知録・コンプライアンス】法令が細分化されると人間は次第に無気力になる

『日知録』は中国の清朝の顧炎武の著書です。さまざまな儒学の思想を日常的な儒学の中に実学として落とし込んでいます。それだけに読んでいると、なるほどと納得させられる内容に満ちています。今回は法令の細分化が持つ落とし穴についてです。
学び

【過剰性と希少性】見せかけに騙されて人間は欲望を増殖させていくのか

人間の欲望とは本来どのようなシステムで起こるものなのでしょうか。アメリカのインディアン達が行っていたポトラッチの中にその起源を探そうという研究が以前からあります。来客に対して過剰な接待を行います。客はその倍にも匹敵するもてなしをするのです。
ノート

【孤独の深さ】他者と比べるからこそ疎外感を持つという悲しい人間の宿命

人間の孤独というのは存在の本質に関わる重要なテーマです。なぜ、人間は孤独感を感じるのか。これは難しく、悩ましい問題ですね。それを子供の発達心理から解き明かそうとした研究者がいます。その著書にあたり、一緒に考えてみませんか。

【芋粥・芥川龍之介】人間の欲望には限りがなく幸福と幻滅とは表裏一体

芥川龍之介の短編はどれも面白いですね。非常に感覚が鋭いので、時に痛い思いをします。『芋粥』もそうした作品のうちの1つです。芋粥を腹いっぱい食べるのが夢だった男が、どんな思いでその日を迎えたか。その後に襲われた精神の不安について示されたものです。
ノート

【戦争と平和】人間はなぜ性懲りもなく戦争を続けるのか【エントロピー】

人間はなぜ戦争をするのか。これは永遠のテーマですね。誰もがそれはいけないことだと知りながら、知らずしらずのうちに、熱狂にまきこまれていくのです。そこには何があるのでしょうか。ここではエントロピーの考え方を1つの材料にしてみます。

【人間の尊厳・石原吉郎】シベリア抑留から生還するまでの日々の記録【共生】

詩人の石原吉郎を御存知ですか。派手な人ではありません。しかし人間の存在をギリギリまで追いつめた文学者です。第2次世界大戦の後、シベリアに抑留され8年間を過ごしました。その間に人間の本性を見てしまったのです。
学び

【性悪説・荀子】人間は弱い存在であるが故に学問が大切だという教え【礼】

荀子の性悪説はどういうものなのでしょうか。人間は本当に生まれた時から心の悪い生き物なのでしょうか。「悪」という言葉の意味を正確に理解しないと、この思想の根本がわかりません。礼を大切にし、教育を信じた荀子の考え方を学んでください。
学び

【人間を機械にする罠】AIはデータとの相関関係で動くというのが大前提

AIに関する記事が毎日新聞に載ります。チャットGPTなどはその代表です。人間はどこまでAIと戦えるのでしょうか。彼らの進歩は飛躍的なものです。いずれ、人間が機械となって彼らの軍門に下る日が来るのでしょうか。
小論文

【2025年度小論予想】生成AI・SDGs・戦争・気候変動・ジェンダーが命

2024年度入試小論文のテーマをさぐってみましょう。最初に思い浮かぶのはアフターコロナの時代をどう生きるかということです。戦争も終わりません。民主主義の危険性もあります。さらにAIの未来も気になります。SDGsも忘れてはいけません。
学び

【コンコルドの誤り】投資の総量で次の行動を決める人間の悲しい生態

「コンコルドの誤り」という言葉を知っていますか。かつて超音速のジェット旅客機が開発されました。しかしあまりに費用がかかり、結局20機だけ製造されて、完全中止となったのです。なぜこのようなことが起こったのか。その背景を探ります。
ノート

【シャーデンフロイデ】他人の不幸を密かに望む悲しい人間の性【嫉妬】

シャーデンフロイデという表現を知っていますか。人の不幸は蜜の味というイヤな言葉があります。その時の心の状態を示す言い方なのです。なぜ、人間にはそうした感情があるのか。原因の大半は嫉妬心です。自分よりも目立つ人間に対して悪感情を持つのです。
学び

【動物vs人間】世界を認識する方法の決定的な違いはイリュージョンの差

人間と他の動物はどこが違うのか。昔からよく議論になりますね。最大の差は、世界の認識の方法です。そのシステムをここではイリュージョンと名付けました。世界を察知するため、人間以外の動物は種の中にある本能に頼ります。しかし人間はさらなる広がりを持ちます。
学び

【デジタル化社会】人間はシンギュラリティ後もAIと共生可能なのか

AIがどこまで進むのか、全くわかりません。シンギュラリティと呼ばれる時点がやってくるといわれています。全ての点でAIが人間を凌駕するのです。その時、人間はどうすればいいのか。デジタル的なものとの関係をどう構築していけばいいのか。考えてみます。