本 【人間の尊厳・石原吉郎】シベリア抑留から生還するまでの日々の記録【共生】 詩人の石原吉郎を御存知ですか。派手な人ではありません。しかし人間の存在をギリギリまで追いつめた文学者です。第2次世界大戦の後、シベリアに抑留され8年間を過ごしました。その間に人間の本性を見てしまったのです。 2023.11.25 本
学び 【性悪説・荀子】人間は弱い存在であるが故に学問が大切だという教え【礼】 荀子の性悪説はどういうものなのでしょうか。人間は本当に生まれた時から心の悪い生き物なのでしょうか。「悪」という言葉の意味を正確に理解しないと、この思想の根本がわかりません。礼を大切にし、教育を信じた荀子の考え方を学んでください。 2023.09.06 学び
学び 【人間を機械にする罠】AIはデータとの相関関係で動くというのが大前提 AIに関する記事が毎日新聞に載ります。チャットGPTなどはその代表です。人間はどこまでAIと戦えるのでしょうか。彼らの進歩は飛躍的なものです。いずれ、人間が機械となって彼らの軍門に下る日が来るのでしょうか。 2023.07.06 学び
学び 【2024年度小論予想】生成AI・SDGs・戦争・気候変動・ジェンダーが核 2024年度入試小論文のテーマをさぐってみましょう。最初に思い浮かぶのはアフターコロナの時代をどう生きるかということです。戦争も終わりません。民主主義の危険性もあります。さらにAIの未来も気になります。SDGsも忘れてはいけません。 2023.06.11 学び
学び 【コンコルドの誤り】投資の総量で次の行動を決める人間の悲しい生態 「コンコルドの誤り」という言葉を知っていますか。かつて超音速のジェット旅客機が開発されました。しかしあまりに費用がかかり、結局20機だけ製造されて、完全中止となったのです。なぜこのようなことが起こったのか。その背景を探ります。 2023.05.17 学び
暮らし 【シャーデンフロイデ】他人の不幸を密かに望む悲しい人間の性【嫉妬】 シャーデンフロイデという表現を知っていますか。人の不幸は蜜の味というイヤな言葉があります。その時の心の状態を示す言い方なのです。なぜ、人間にはそうした感情があるのか。原因の大半は嫉妬心です。自分よりも目立つ人間に対して悪感情を持つのです。 2023.04.29 暮らし
学び 【動物vs人間】世界を認識する方法の決定的な違いはイリュージョンの差 人間と他の動物はどこが違うのか。昔からよく議論になりますね。最大の差は、世界の認識の方法です。そのシステムをここではイリュージョンと名付けました。世界を察知するため、人間以外の動物は種の中にある本能に頼ります。しかし人間はさらなる広がりを持ちます。 2023.04.24 学び
学び 【デジタル化社会】人間はシンギュラリティ後もAIと共生可能なのか AIがどこまで進むのか、全くわかりません。シンギュラリティと呼ばれる時点がやってくるといわれています。全ての点でAIが人間を凌駕するのです。その時、人間はどうすればいいのか。デジタル的なものとの関係をどう構築していけばいいのか。考えてみます。 2023.02.24 学び
学び 【自然vs人間】典型的な二項対立の課題を自由という視点から解析する 人間と自然は対立するものなのか。あるいは共生できるものなのか。大変に難しい問題です。その内側に自由という言葉を代入し、意味を分析していく作業をすることで、より二項対立の内実がはっきりとみえてきます。評論文の内容を読み取ってください。 2023.02.08 学び
学び 【時間意識】神の支配から解き放たれた時空の中を人はどう生きるのか かつて時間は神の専有物でした。しかし科学が発達し、人々は細切れの時間を使うことになったのです。それが現代まで続き、今はネット社会で世界がグローバル化の波に覆われています。これから私たちは時間をどのようなものとして考えればいいのでしょうか。 2022.12.23 学び
学び 【抗争する人間・今村仁司】他者に認められたいという究極の欲望が戦争に 抗争する人間 みなさん、こんにちは。 元都立高校国語科教師、すい喬です。 今回は哲学的評論を扱います。 最初はとっつきにくい文章ですが、何度も噛みしめていると、まさにその通りだと納得させられてしまいます。 人間はなぜ戦い続けるのか。 戦争の最も根本的... 2022.10.31 学び
暮らし 【人材】企業は集合論のイメージのど真ん中にいる人間を求めている 企業はどういう人材を欲しがっているのでしょうか。当然コミュニケーション能力を持った人です。自分の言葉できちんと伝えたいこと示せる人。これが最も大切です。しかしこれからの時代はさらにその人独自の強みが必要になるのです。 2022.09.13 暮らし
落語 【鼠説・頼山陽】ものへの執着から抜けきれない人間を鼠に託した話 人間がものや人に寄せる執着心には醜いものもあります。しかしそうしなければ生きてはいけない事情もあるのです。頼山陽はそれを鼠に託して表現しました。もしかすると、自分自身の横顔をそこに見たのかもしれません。 2022.09.06 落語
本 【源氏物語玉の小櫛・本居宣長】もののあはれとは理不尽な人間の性 本居宣長は彼の代表作『源氏物語玉の小櫛』のなかで「もののあはれ」ということを何度も述べました。儒教や仏教の教えに従えば、光源氏のような主人公が登場してはならないのです。しかしそこに起こったという事実だけが人間を支えるもう1つの真実なのです。 2022.09.02 本
学び 【Yes・No】人間は科学技術をコントロールすることができるのか 全く正反対の内容の文章を書けという問題です。どちらか1つならなんとかなっても、正反対となると、難問です。どのような視点から考えればいいのでしょうか。科学技術をコントロールするというだけで、混乱してしまいそうです。 2022.09.01 学び
学び 【ゲ―テの箴言】人間は努力するかぎり迷うものだ【小論文への糸口】 ゲーテの『ファウスト』から取り出した言葉が今回の問題です。どのように書けばいいのか。難問です。一般論をダラダラ書いても評価されないでしょう。自分の問題にひきつけて、それを客観的に論理性のある言葉でまとめる必要があります。 2022.08.20 学び