【際限なき生成AI】Copilotの開発は人間に何をもたらすのか【新機能】

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Copilot

みなさん、こんにちは。

元都立高校国語科教師、すい喬です。

2023年12月1日、Microsoftが新しいAI機能を積んだアプリ「Copilot」を発表しました。

さっそく、試してみた人もいるでしょうね。

「Copilot」とはパイロット同士でよく使われる言葉です。

通常は「コーパイ」と短縮形で呼ばれます。

副操縦士の意味です。

つまり、メインのパイロットはあなた自身ですという、Microsoftのメッセージなのです。

アプリ「Copilot」はあくまでもヘルパーの役目というワケです。

それにしては、あまりにも多くの機能を持ち、かなり有能なアプリです。

Windowsに実装されたAIアシスタントは、使い方によってはかなりの力を持ちそうです。

面倒な作業の多くを瞬時に解決してくれるアプリとも言えます。

しかし過信は許されません。

現在、ChatGPTと熾烈な競争を始めたばかりなのです。

辞書は「GPT-4」と呼ばれ、どちらも同じものを使っています。

「Copilot」はWindows11の23H2バージョンに載せられました。

つまり誰もが使うブラウザの脇に、この機能が載っているというワケです。

いつでも必要な情報をそこから引き出すことができるのです。

これは便利です。

実際に最新のWindows11のタスクバーをみれば、そこにちょこんとアイコンが示されています。

ChatGPTにとって脅威にちがいありません。

Bing Chat

このアプリは、以前WEBブラウザ「Edge」の拡張機能である「Bing Chat」として提供されていました。

しかしいよいよ使える段階になったとMicrosoftが判断をした結果、「Copilot」へと名称が変更されたのです。

生成AIがますます、我々の生活の中に入り込んできた瞬間で論文やす。

先行していたChatGPTについては、このブログの記事でも何度か取り上げました。

最近では学生の論文やレポートに、そのまま使われているという指摘もあります。

もちろん、その使用が判明した段階で評価は消滅し、単位は認められません。

しかし厳しい監視をすり抜けて、使われている実態が今もあります。

一種のいたちごっこになりつつあるのです。

イギリスの大手経済新聞社もChatGPTの開発会社、オープンAIと提携したというニュースがつい先日も届きました。

新しい情報を次々と取り込み、ChatGPTの精度は日々上がっています。

もちろん、全てのメディアが諸手をあげて、オープンAIと提携しているわけでありません。

批判的な集団も多いのです。

それでも高度なAIスキルを使ったこのテクノロジーは受け入れられつつあるのです。

つい数か月前には、このシステムを使った小説が、文学賞を受賞したのです。

一方のMicrosoftは、かねてより検索システムBingを発展させてきました。

今回それをさらに先に伸ばした「Copilot」はBingの育ててきた自然言語とMicrosoftのAIモデルを組み合わせたチャット機能ベースのアプリです。

実際に使っている動画を見てみると、怖ろしいくらいのスピード感と出来栄えです。

最初に作業ウィンドウを開いて、自分の言葉でやりたいことをCopilotに伝えます。

すると次の瞬間、このアプリはタスクの実行、情報の検索、コンテンツ生成などを同時に行います。

元々Microsoftが提供していた検索エンジン「Bing」のAIチャット機能をフルに利用しているのでスピード感があるのです。

実際に使っている動画をみた限りでは、Microsoftの「office」と連動させると、パワーを発揮しますね。

音源や画像に強い

もちろん、この「office」と連動させるシステムは無料ではありません。

これは間違いなく、次の時代をリードする技術になり得ます。

人間が書く文章のスピードはある程度決まっています。

特にビジネス文書などの論理性を重視する分野では、格段の力を発揮するのではないでしょうか。

Wordで文書を作る際、必要な内容を問えば、すぐに文章が自動で挿入されます。

文章だけではありません。

プレゼンテーション・ソフトの場合、Powerpointの中に、希望する形式を音声で告げるだけで画像や言語などが、ごく短時間で取り込めます。

あっという間にレベルの高いプレゼンテーションが、出来上がってしまうのです。

その内容もかなり自由にアレンジできるので驚きです。

「楽しそうに」「美しく」などと内容をより細かく希望すれば、そこで使われる表現の全てが変化していくのです。

この機能が本格的に実装されると、想像以上の効果がもたらされるに違いありません。

AIはペイントやフォトなどの画像切り抜きも得意です。

Microsoftはごく近い将来、Windowsの標準キーボードに、「Copilotキー」を追加するという話です。

どこまで進化していくのか、想像もつきませんね。

「Copilot」という単語を検索すると複数の名称が出てきます。

最初は個人向けの無料版から始めるのがいいでしょう。

Microsoft365と連動する有料版は、現在かなりのスキルを持っています。

さらに企業向けに「Copilot for Microsoft 365」もあります。

Copilot in Windows(個人向け)

ブラウザは、EdgesとChrome等に対応しています。

基本的にMicrosoftアカウントがないと使えません。

ここが1つのポイントですね。

Microsoftと紐づくのを嫌ってアカウントを持っていないと、機能の大半が使えません。

ブラウザのEdgeやOfficeでは、右上のアイコンをクリックすることで画面右側にサイドバーが表示されます。

まだ途上なので、内容の表示も全てうまくいくというワケではありません。

しかしテキスト、音声、画像を使用してのチャットも可能です。

メイン機能であるAIチャットは、テキストや画像、音声でのデータの入力も可能です。

写真の内容にも応じて会話することができます。

3種類の会話のスタイルから選択が可能で、好みのモードに切り替えると、表現が大きく変化します。

画像の処理などもはやく、イメージにあったものを生成してくれます。

実際に無料版を試してみました。

ブラウザの脇に窓が開くというのは、驚きでした。

内容に関しては、ChatGPTよりも文字数が少ないです。

今後、すごい勢いで領域を広げていくものと思われます。

内容を精査しながら、先に進んでください。

校閲をきちんとしないと、まだ危険です。

今後、多くの情報を取り込んでいく必要があります。

ビッグデータの供給元をどう確保するのかという、根本的な課題も残ります。

しかし生成AIの未来は空恐ろしいポテンシャルに満ちています。

次のWindows12になるまでの間に、24H2が近々発表されるそうです。

その中にはさらに強力なエンジンが積まれるのは間違いありません。

さらにオフィスとの連携は、強力な武器になります。

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今後の展開に注目しましょう。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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