雑誌のようなもの
みなさん、こんにちは。
元都立高校国語科教師、すい喬です。
毎日、ブログを書いています。
3年半が過ぎ、やがて4年目に入ろうかというところです。
記事の数も1350になりました。
ほぼ毎日更新していますので、費やした時間は膨大ですね。
どれくらいになるのかな。
怖ろしくて、計算したくありません。
1日に最低2時間は使っています。
それが勉強なのかと訊かれて、はいそうですと単純に言い切れるのかどうか。
今や、道楽のレベルかもしれません。
ブログは新聞でもなくテレビでもない。
雑誌みたいなものでしょうか。
面白ければ読んでくれる。
そうでなければアウトです。
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今までに書いた記事を何人の人が読んでくれたのか。
ちゃんとわかってます。
それだけに、読者のニーズにあわせて内容を考えるということが大切ですね。
読み手が最も関心を持つことは何か。
だいたい、想像できます。
だからといって、ぼくがお金の話を書いてもリアリティがありません。
金融や経済の実態をちっとも知らないのです。
知っていることはなにか。
落語の話ですかね。
国語の教科書に載っている評論でしょうか。
得意なネタで
無理をしても長くは続きません。
それはそうです。
黙っていても50本は書けるものがないとダメですね。
頭の中にそれくらいのネタは必要です。
釣り好きの人なら、当然蘊蓄はあるでしょう。
野球好き、登山好き。お酒好き。
スポーツ全般なんでもござれというのより、1つに凝っている方がブログには向いています。
どんどんニッチなところに入っていけばいくほど、その情報を知っている人は少なくなります。
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それと同時に知りたいたがっている人に出会う確率も増えます。
以前の職場にいた方は、古本屋めぐりが大好きでした。
毎日、読んでいるブログは、完全なオタク系のものだったですね。
とにかく日本中の古本屋さんを歩いているのです。
その感想を日々綴る。
なんというか、とても普通の人ではできません。
津々浦々という言葉が1番ピッタリします。
ぼくが読んでも、それほどの感激はありませんでした。
ところが、その同僚は毎日じっくりと読みふけっていました。
これこそがブログの醍醐味です。
そこまでいければ、生き残れます。
あっちをつまみ、こっちをつまんでいるようでは、ダメですね。
そこまでいけるのか
問題はぼくのブログがそこまでいけるかということです。
「週刊ダイヤモンド」や「週刊東洋経済」などは、ライターを雇って、次々と記事をネットに発信しています。
毎日、何本の情報が飛び出しているのでしょうか。
それと同じことをやれと言われても土台無理です。
記事の内容も目新しく面白い。
本当にいろいろなネタを注意深く拾っています。
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週刊誌の内容とは違う角度から、驚くほどの量で生産されています。
まさにこれがブログのいきつくべきところかもしれません。
しかし個人の力量でそれをこなすことは、所詮無理です。
狭いところを丹念に潰していくということの方が、アマチュア向きです。
これなら、毎日やってもネタがつきるということはありません。
ぼくはやはり国語の教科書に載っている教材の中で、好きなものを発掘したいですね。
数年前に学習指導要領がかわり、高校の国語教科書も編集されなおしました。
そのことはこのブログの記事にも書きました。
自分で考えるという方向へ舵を切ったのです。
2年生の選択科目を「論理国語」と「文学国語」に分割したのもその理由からです。
ぼく個人は、国語を論理と文学に分けることには、大変疑問を持っています。
すぐれた教材は本来、論理も文学も一体になっているはずです。
それを分離して教えることにどの程度の意味があるのか。
ナゾですね。
実際の教科書はやっと4月に刊行されました。
数日前、数社の教科書を発注したところです。
論理国語
これからは少し新しい教科書にのっとって、内容を整理していきます。
もちろん、それだけでは面白くないので、落語のネタも入れましょう。
人間、息抜きも大切ですからね。
時には、時事的な内容の記事も書きたいです。
落語家は世上のアラで飯を食い、といいます。
それと同じ表現を使わせてもらうなら、ブロガーも世上のアラで飯を食うということでしょうか。
チャットGPTが登場してから、小論文も変化を余儀なくされる予感がしています。
大学入試も推薦が増える一方です。
かつては推薦入試といえば、私立大学の専有物でした。
今ではそんなことはありません。
入学者の30%が推薦入試入学者だという国立大学もあるのです。
時代は変わりました。
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少子化の波はあらゆるところに及んでいます。
閉校する女子大も出てきました。
今後は地方の大学などにも広がっていくかもしれません。
どのような状況にも、柔らかく対応しつつ、入試問題を探ることも続けます。
少しでも内容のある文章が書けるようになるための、メソッドも一緒に考えましょう。
世界は大きく変化しています。
その中を生き抜いていくのは、至難の業です。
柔らかな思考力をどうしたら、身につけられるのか。
それがこのブログの目指す方向です。
生きることの難しさが、原動力だとしたら、なんと苛酷な時代になったことでしょうか。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。