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小論文

【小論文のヒント】課題文に賛成する時に守るべき3つのポイント

課題文に賛成するしかない場合、どのように小論文を書いたらいいのでしょうか。これはなかなかの難問です。反論の方が目立ちます。賛成の場合は筆者が書き足りなかったことを補うという姿勢が大切です。なるべく課題文から離れ、表現をかえることが大切です。
小論文

【小論文上達のカギ】スピーチ感覚で変化をつけ読者に語りかける

小論文上達のヒミツは何でしょう。それはスピーチ感覚を身につけることです。目の前のたった1人の人に熱く語りかけます。その人を説得するつもりで書いてください。脇を見てはダメです。たった1人のために、最大の努力をはらえば、それで十分なのです。

【姨捨山・大和物語】悲しい伝説は時代を超えて【今もあるある】

大和物語は伊勢物語と並ぶ有名な歌物語です。これの結晶がやがて『源氏物語』となりました。その中で有名な段「姨捨山」を読みましょう。年老いた親を山に捨ててくるという伝説に基づいた話です。食料を確保するために口減らしをした日本の風習の1つなのです。
小論文

【推薦入試・立川高】言葉のデジタル性は永遠の課題【2019年度】

推薦入試の過去問を見ていきます。2019年度都立立川高校で出題された問題です。内容は言葉のデジタル性です。言葉を切り取るとは、アナログ的時間を千切り取るのに似ています。全てを表現しきることはできません。もどかしい思いが残るのです。
小論文

【都立推薦・青山高】母性保護のゆくえ【与謝野晶子と平塚らいてう】

2019年度、都立青山高校の推薦入試の問題を考えます。かなりの難問でした。テーマは母性保護論争です。今から100年前の話です。それを今日の立場から読み解くというところに、この問題の真意があったと思われます。一緒に考えてみましょう。

【この国のかたち・司馬遼太郎】壮大な闇を持つ人物に憧れる民族の心

司馬遼太郎の史観は独特のものです。『この国のかたち』を読むと、彼の歴史観や民族観がよく理解できます。特に偉大な暗闇を持った人物に対する憧れは、他の民族にはみられません。西郷隆盛や坂本龍馬の人気のヒミツはまさにそこにあるのです。
ノート

【不確実・格差社会】デフォルトを願う人々が見ている現実とは?

コロナウィルスの影響で世界は複雑な様相を呈しています。デフォルトを希望する若者も多く存在しているのです。彼らがその願いの先に見た現実とは何か。少し深掘りしてみましょう。本当のことをいえば、格差がここまで広がると出口がもう見えなくなっています。
小論文

【都立推薦入試・キャッシュレス化・立川高】日本も90%レベルへ!

キャッシュレス化の波は世界を覆っています。しかし日本では昔から現金への執着が強く、なかなかシステムが普及しません。その理由はいくつも考えられます。2020年度の立川高校の問題を通じて、日本になぜ根付かないのか。その理由を考えてみましょう。
ノート

【ご理解とご協力】言葉には無言の圧力が宿っている【不要不急】

言葉は時にすごい圧力を持ちます。無意識で使っていても相手はかなりの力を感じるのです。特にコロナ禍においてご理解とご協力、不要不急などという表現は頻繁に使われています。しかしこれらの言葉は相手に有無を言わせない響きを持ってもいるのです。
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【都立推薦・国立高】多数決は全体の意見を正しく反映しているのか

都立高校推薦入試の過去問を考えます。今回は国立高校です。選挙における多数決の問題をとりあげた2019年度の問題です。大変に本質的なテーマなので、かなり難しかったものと思われます。市長選挙で多数決制度とボルダルールの差を考えさせるものです。
ノート

【落語・お神酒徳利】インチキ算盤占いが易の大名人に出世した滑稽噺

お神酒徳利という落語をご存知でしょうか。小さんと圓生の2つの型に分かれます。どちらも味わい深いので、両方を是非1度は聞いてみてください。いたずら心から出た嘘が本当になってしまったり、つい忘れてしまったことが、大事件を引き起こす滑稽噺です。
ノート

【落語・祇園会】山鉾や神輿に祭り囃子とお国自慢がからまると…

落語の中でも威勢のいい啖呵が飛び出す噺です。江戸っ子と京男が自分の生まれた国を自慢しあうという構図です。ポイントはなんといってもお囃子の表現です。きちんと正確にできないと、タイミングをはずしてしまいます。稽古がかなり必要な噺です。

【日本永代蔵・井原西鶴】本邦初の経済小説はミラクル級のホームラン

井原西鶴の『日本永代蔵』はまさに経済小説そのものです。お金をテーマにしてこれだけ真っすぐに切り込んだ浮世草紙は初めてでした。江戸時代の貨幣経済をみごとに描いた小説としては出色です。登場人物にも不思議な魅力がたっぷりです。味読してください。

【続古事談・清盛・福原遷都】人の心を見抜くワザは一朝一夕にならず

人の本心を見抜くというのは難しいです。『続古事談』という本に平清盛の遷都に反対した男の話がでてきます。福原に都を移したものの、なにもかもうまくいかず、京都に戻りたいと考えていた矢先のことでした。藤原長方の反対で清盛は京都に都を移したのです。

【源氏物語・葵上】正妻に取り憑いた物の怪の正体は噂のあの人だった

『源氏物語』の中で1番人気のあるのは、この葵上の段です。六条御息所の生霊が源氏の正妻、葵上に取り憑くシーンは、誠に読みごたえがあります。この段は能にもそのまま移植されました。最後に般若の面をかぶり、嫉妬の炎に狂う御息所を演じるのです。
ノート

【QRコードって何?】世の中は不思議で便利なシステムばかり

QRコードをご存知ですか。今ではどんなものにもついていますね。乗り物のチケットもこのシステムを使っています。スマホで読み取って決済することもできます。ものすごく便利です。開発されたのは今から20年前。あっという間に世界に広がりました。