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松本隆トリビュート・人気作詞家は都会の風と色の心象風景を描いた

松本隆の世界はまさに都会の若者の生き方そのものです。光に溢れて明るく清潔なのです。しかし「君は天然色」という曲は妹さんの死によって、色を失った世界の風景を描いたものです。その後、ヒット曲を積み重ね、時代の寵児となりました。
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【世襲・学閥・閨閥】固定化が格差を生む【明治維新から150年】

明治維新から150年を経て、日本では階級が固定化しつつあります。それにつれて格差がさらに明確になっているのです。政治家などをみると、それが実によくわかります。その人の実力を越えて、出自がものをいうのです。実に複雑な社会になりました。
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【ほどほどに生きる】今までと180度違う価値観で暮らしていく勇気

世界が変貌しつつあります。コロナが随分とその姿を塗り替えました。それは日本においても同じことです。今までの価値観そのままで生きていくことは難しくなっています。自分にとって1番大切なものは何か。それを今こそ考えなければならないのです。
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【待つことが苦しい】スマホが劇的に変えた現代人の行動様式とは

スマホの登場以来、日本人は待つことに耐えられなくなりました。待ち合わせの必要がなくなったのです。それだけ孤独に耐えられるようになったのでしょうか。いえ、むしろ反対です。無言の時間を1人で迎えることが苦しくなりました。
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【あなたの行く朝】生きるとは忘却との壮絶な戦いだ【加藤登紀子】

生きることは忘れていくことでもあります。人は忘れながら生きているのです。加藤登紀子の歌に「あなたの行く朝」というのがあります。夫が収監された時の歌だそうです。大切な人との別れを忘れてはいけないのです。それが生きることの意味でもあるからです。
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【コミュニティ力】溜めの存在が貧困とおひとりさまを助けるのだ

貧困とおひとりさまの老後がこれからのキーワードかもしれません。それくらい高齢化社会の問題は深刻です。住所不定のまま、段ボールで寝ている老人たちも多いのです。個人主義の時代になり、行政も福祉サービスに集中できずにいます。
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【エノラゲイ・黒い雨訴訟判決】人は本当に歴史に学んでいるのか?

黒い雨訴訟に最終判断が下されました。国は上告しないことを決めたのです。どのような意味を持つ裁判であったのか。その内容を簡単に説明しました。同時にワシントンのスミソニアン航空博物館で見た時の原爆投下機の記憶も追記してあります。
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【讃美歌】穏やかな音楽の響きに祈りの心が目覚める【タイタニック】

讃美歌クリスチャンという言葉がありますね。キリスト教徒ではなくても讃美歌を好む人のことです。どの曲もとてもきれいな響きを持っています。聞いているだけで敬虔な気持ちになることができるのです。どんな曲をご存知ですか。
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【演出家・蜷川幸雄】想像力の力で生の苦しさから逃れようと試みた男

演出家、蜷川幸雄が亡くなってから5年が過ぎました。時の経つのははやいものです。彼が作り出した多くの演劇は、今でもたくさんの人に強い影響力を及ぼしています。特に若い俳優にとって、そこで学んだことの大切さははかり知れません。
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【女の一生・杉村春子】文学座はこの戯曲とこの女優の存在で花開いた

文学座が誇る女優が今は亡き杉村春子です。独特の味わいを持った俳優でした。代表作は数多くありますが、やはり「女の一生」でしょう。布引ケイという数奇な運命を背負った女性の一生を描き出しました。生涯にわたって947回も公演をしたのです。
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【人間の品格】タレント気分で隠語を使わないのがイキ【野暮はNG】

最近の若者はタレントの使う表現をよく口にします。その方が会話がはずむのでしょう。しかしその度に人間としての品格を落としているのです。どういう言葉を使うのかというのは、想像以上に大きな問題です。粋な大人になるために学んでください。
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【比較文化論】滝と庭について考えると東西の違いがわかる【自然観】

文化を比較するには何を研究したらいいのか。アプローチの方法はたくさんあります。音楽、美術、歴史などから入るのもいい方法です。もう1つ、自然観の研究はどうでしょう。庭の作り方、滝や噴水に関わる考え方の差にも大きな意味があります。
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【孤独との対話】言葉の森で彷徨い続ける覚悟があれば必ず生き残れる

人は言葉によって鍛えられます。孤独の中でもどのような表現を手にしているかによって、生き残っていけるのです。それには知性と覚悟が必要です。コミュニケーション能力は確かに大切です。しかし、それ以上に自分の内面に深く降りていく覚悟を持つべきなのです。
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【寝そべり族の反乱】若者の新しい行動様式は中国だけの現象じゃない

中国で話題になっている寝そべり族の話をしましょう。現代のキーワードです。もうこれ以上は頑張らないという若者の出現です。いくら努力してもガラスの天井があり、そこから先へはあがれないのです。それなら寝そべって暮らそうという賢者の生き方です。
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【巨象インド】カオスを抱えた14億人の国はITで世界を制覇するか

インドは巨大な国です。14億人に近い人口を抱え、これからどこへ向かうのか。中国という存在感のある国家と隣り合わせです。カオスの塊りと言われるインドは世界を制覇するのでしょうか。ITと英語を武器に今もテクノロジーの荒野を突き進んでいます。
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【青いバラ誕生】科学の力と美との争いは【キメラ・遺伝子・AI】

青いバラはかつて不可能の代名詞でした。しかしやがて遺伝子操作などによって開発されました。正確にいえば、まだ青くはありません。赤紫色に近いのです。しかし人間は科学の力を借りて、次々と不可能を可能にしてきました。その最先端がAIなのです。