【LED全盛時代】蛍光灯はトキとおんなじ天然記念物になったの?

暮らし

陳列棚がさびしい

みなさん、こんにちは。

ブロガーのすい喬です。

いい陽気になったというのに、行楽にも出かけられません。

全てコロナウィルスのせいです。

姿が見えないだけに、実に始末が悪いですね。

いつもと風景は何もかわらないのです。

それなのに人の心がどこかギスギスしてしまう。

悲しいことです。

ステイホームの合言葉を守って、ぼくも家にいます。

奥様も隣の部屋でミシンなどを使い、なにやら小物の製造にいそしんでます。

ここまではよかったんです。

ところが昨日、突然暗くなったと叫び声をあげました。

何が起こったのかと慌てて部屋に飛び込むと、なるほど天井のシーリングライトがいつもより暗いです。

きっと蛍光灯が1本切れたんだよ。

カバーをはずしてみると、案の定、蛍光管の端が黒く変色してました。

明日買ってくるからと言って、その場は収まったのですが…。

しかし現実はとんでもない方向に舵を切っていたのです。

ホームセンターを朝早く訪れて驚いたのは、まさに蛍光灯の陳列してある棚の寂しさでした。

40と32Wの円形のをセットで買おうと思ったものの、前より随分と値段が高いのです。

こんなだったかなと思い、記憶をたどってはみるものの、以前よりやっぱり高い。

端の方にはもっと値の張るLEDランプも売っています。

形はまさに蛍光管と同じです。

そのまま現在のライトにつければいいらしいのですが…。

一方の壁際にはたくさんのシーリングライトが展示されてます。

すごくまぶしいです。

全部LED製のものばかり。

ちなみにLEDってなんの略かご存知ですか。

Light Emitting Diodeの頭文字なんです。

文字通り「光る半導体」の略称です。

その瞬間、蛍光灯はもう駆逐されちゃったのだという事実を、ぼくははっきりと目に焼き付けました。

暢気な話

我が家のライト事情は2対3です。

2部屋がLED。

これは立派なのがついています。

3部屋が蛍光管の丸いライトです。

2年に1度くらい暗くなったとかで買い替えてました。

以前は紐で引っ張って使うごくオーソドックスなのでしたが、いつの間にかどの部屋も全部丸いライトになってしまいました。

形があまりうるさくなくて、扱いやすいです。

LEDのは明かりの色も度数も変えられるので、すごく便利ですね。

Free-Photos / Pixabay

虫も入ってきません。

蛍光灯はどうしてもカバーの中に小さな虫が入ります。

交換後、それが全くなくなりました。

だからといって、全部取り替える気はなかったのですが。

まさかこんなことでというのが本当のところです。

1番驚いたのは、新しいLEDのライト一式が蛍光管のセットの値段とあまり違わないのです。

これには驚きました。

LEDは明かりの寿命も倍に伸びるとか。

40000時間と書いてありました。

ということは買い替える蛍光管の倍の値段を出してもペイするというワケです。

完全にやられましたね。

世の中に疎くなるということは、こういうことなのかもしれません。

いつからこんなことになったんだろう。

ホントに暢気な話です。

そういえば、大手の家電メーカーも蛍光灯の販売をやめると宣言していたことを突然思い出しました。

時代は変わってしまいましたね。

あれは5年前だった

新聞に蛍光灯、実質製造禁止へという記事が出たのは今から5年も前の話です。

政府が白熱灯と蛍光灯について製造と輸入を実質的に禁止する方針を固めたという記事が出たのです。

これはちょっとした早とちりの内容でした。

蛍光灯が製造禁止になったワケじゃありません。

今でもちゃんとあります。

それでもやっぱり旗色は悪いですね。

なんといっても省エネの規準では負けます。

電気代も違います。

とはいえLEDにするとなると、ライトの器具を全部取り替えなくてはなりません。

これはあんまり安くないです。

とくに最初の頃は高かった。

それでも取り替えたのは、だんだん値段が下がってきたのと、使い勝手の良さからでしょうか。

色味を白から昼光色、暖色へとかえられたり、明るさの調整も自由自在です。

最近ではタイマー予約などもできるようになりました。

やっぱり新しいものにはかないません。

とはいえ、蛍光灯の省エネ性能は非常に高いものがあります。

LEDには劣りますが、蛍光灯は白熱灯と比べれば消費電力は少なく、寿命も長いのです。

すぐに消えてなくなることはないと思われます。

しかし生産量は明らかに減っています。

どこのお店に行っても、駅も劇場もスポーツ施設も今やみんなLEDです。

蛍光灯は製造中止にはなりませんが、自主規制するメーカーはますます増えるでしょうね。

蛍光灯器具から消えていく

パナソニックはすでに蛍光灯器具の生産から完全撤退しました。

東芝も日立も新製品を出していません。

メーカーの動きには理由があります。

蛍光灯には水銀を含みます。

AbsolutVision / Pixabay

この扱いが厄介です。

LEDの寿命にもかないません。

LEDが売れるのにわざわざ蛍光灯を販売し続けるメリットはあまりないのです

すぐさま蛍光灯が廃止にはならないとはいうものの、LEDへの移行という流れは確実です。

今頃、蛍光灯を買いに行こうなどというのは、かなり能天気な人間のやることのようです。

ぼくはホームセンターへいって、あらためて世の中の流れの速さを感じました。

たしかに5Gの時代です。

ガラケーを探すのだってなかなか大変です。

いずれ今全盛のスマホも性能をあらたなものにするでしょう。

以前はぼくもずっとワープロを使ってました。

それがいつのまにかパソコンです。

音楽だってそうです。

ウォークマンがアイポッドになり、スマホから今はストリーミングの時代です。

レンタルビデオもそうです。

今は借りても返しに行くのが面倒だというのが主流です。

郵便ポストにいれればいいという簡単な返し方そのものも時代にあわないのだとか。

こちらももっぱらストリーミングです。

デバイスがかわれば、人の動き方、価値観も変わります。

それが時代なんでしょう。

蛍光灯よおまえもかというのが正直なところです。

この先、どこまで技術は進んでいくんでしょうね。

LEDの原理なんか知らなくたって、いいものはいいのです。

テレビの4K、8Kの技術なんかさっぱりでも、その成果には諸手をあげます。

今日は久しぶりにいい勉強をしました。

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結局アマゾンで人気の高いのを再安値で買うことになりました。

数日後には届くでしょう。

これがまさに現代そのものなのです。

全くギャフンです。

最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。

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