【キーボード修理第2弾】リベット留めボードの交換は素人には超無理筋

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リベット留め

みなさん、こんにちは。

元都立高校国語科教師、すい喬です。

つい先日もキーボードの交換の話を書きました。

なんでそんなに何度もテーマに取り上げるのかといえば、ぼく自身がさんざん苦労したからです。

長い間使っていると、どうしてもキーボードが痛みます。

文字が薄くなってきたり、打ってもちゃんと変換されところが出てきたり。

とにかくこの入力装置がなければ、話にはなりませんかね。

1番こき使われてるのが、キートップたちなのです。

かわいそうといえば、それまでですけど、いたしかたないところもあります。

つい先日も端っこのキーがふっ飛びました。

ただはずれただけでなく、その下の装置までやられたのです。

見たことがありますか。

ノート型PCのキーの下には特殊な形をして装置が入っています。

これのおかげで、ちゃんとキーが元の位置に戻るのです。

ちょうど、電車のパンタグラフのような形をしています。

業界では「パンタグラフ」で通用するみたいです。

実に小さくて可憐な形なのです

しかもこれが弱い。

ちょっと力を加えると簡単に変形してしまいます。

そうなったらもうアウト。

そこだけ売ってくれればいいんですけどね。

これが曲者なんです。

実は同じキートップのように見えて、かなりの種類がその中にあります。

よく細かく見てみてください。

大きさが違います。

メーカーによって形も千差万別です。

型番によって形まで違うのです。

アルファベットの部分

当たり前の話ですが、アルファベットの部分の使用率が以上に高いです。

それだけに摩耗の度合いも激しいのです。

ちょっと長く使っていると、文字も薄くなってきます。

白や黒の文字は焼き付けしてあります。

だからそんなに簡単にはげるわけではありません。

しかし酷使していることに違いはないのです。

さらによくいう「テカリ」も出てきます。

スペースキーやエンターキーはものすごく使いますからね。

Aenigmatis-3D / Pixabay

キートップをとってみるとわかりますが、少し大きなキーには針金が何本も入っています。

パンタグラフの力だけでは、動かなくなってしまうのでしょう。

逆にいえば、これを外すのは難しいです。

キートップの外し方にはいろいろと方法があって、傷つけないように注意深くやる必要があります。

金属のへらを使ったりする方法もありますが、基本は少し柔ら目の薄い板状のものがいいようです。

なぜそんなことをする羽目になったのか。

最初はキーボードを交換してしまおうと思ったのです。

しかし容易なことではできないことを知りました。

それならば、交換用のキーボードを買って、そのキートップを少し剥げかかったものと取り換えればいいと思いついたのです。

さっそくアマゾンで注文しました。

以前別のキーボードでも交換したことがあります。

これは簡単でした。

ただキーボードの板を上からとって、それを取り換えるだけで済んだのです。

パンタグラフ

2日後、キーボードが届きました。

早速、端のを1つはずしました。

壊れていたパンタグラフもなんとかはずしたのです。

これを今使っているPCにつけ、そこからおもむろにキーキャップを乗せれば、すべてがうまくいくはずでした。

ところがそうは問屋が卸してはくれません。

中に入っていたパンタグラフの形状が違うのです。

さらに驚いたことにはキートップの内側についた爪の位置までが異なっています。

通常、パンタグラフに嵌め込むため、4つの爪がついています。

それがオリジナルのものとは違うのです。

これには驚きました。

好事魔多しとはこのことです。

1つの商品としてはきちんとしたキーボートの機能を持っているものの、オリジナルの設計とは明らかに違っています。

つまり文字の薄くなったところだけを取り換えて、壊れたパンタグラフを付け替えれば全く新しくなるはずだった計画が、破綻したワケです。

これでキーボードを一新するという思惑は完全に崩れました。

アマゾンで買ったキーボードをさてどうしたら、いいものか。

大阪にあるその業者は多分、中国で生産したものを日本で販売しているのでしょう。

どうにもなりません。

まさかキーの構造り細部までが異なったものになっているとは、とても思いつきませんでした。

まさなに天を仰いだということになります。

最後の手段

ここまで追い詰められた時、あなたならどうしますか。

完璧なキーボードが目の前にあります。

なんとかしてつけられるものなら、交換したいですよね。

新しくて、すごく盤面もきれいなのです。

テカリも全くありません。

そこでyoutubeの画面を見ました。

驚きました。

以前交換した時とは全く違うのです。

最近の機種はほとんど、リベット留めというタイプのようです。

あなたのキーボードを眺めてください。

盤面の外側につながった溝がありますか。

それは嵌め込み型です。

交換は実に簡単です。

しかし最近はリベット留め型が多いのだとか。

薄くするにはとにかく躯体に留めてしまうのが1番だそうです。

ただしキーボードを取り換えるとなったら、すべて外さなくてはなりません。

特にプラスチックリベットという特殊なノリで留められたものは、熱で溶かしながら、外していかなければなりません。

その数が無数にあるのです。

確かにこのタイプの方が、キーがペコペコしません。

しっかりしています。

しかし取り外すのは体力だけでなく、技術も必要です。

素人には内部の装置を全部外すだけでも大変な労力です。

細かい線がたくさんあって、切ってしまったら、それで終わりです。

結局、専門の業者に頼むしかありません。

結論、パソコンも使い捨ての時代なのです。

そのことがよくわかりました。

さてぼくはどうしたらいいのか。

結局動かない1つのキーはそのままにして、裏側を簡単に留める方法を考えます。

アマゾンで買ったキーボードはしばらく寝かしておいて、どうにもならなくなったら、その時は業者にもっていって交換してもらうことになりそうです。

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費用がもったいないというので下手に手を出すと、完全につかいものにならなくなる怖れがあります。

十分、慎重に。

今回も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

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