合唱コンクール
みなさん、こんにちは。
元都立高校国語科教師、すい喬です。
今回はいつもと全く違う合唱の話です。
高校時代のハイライトといえば、体育祭、合唱コンクール、文化祭ですかね。
この3つがなかったら、学校生活が随分と寂しくなってしまいます。
さらにクラブ合宿に修学旅行。
この言葉を聞いただけで、あなたの中をいろいろな思い出が走馬灯のように、駆け巡るのではないでしょうか。
ぼくが最も長く勤めた高校では3つの大きな行事を通じて、総合グランプリを発表していました。
文化祭のあと、後夜祭の場で発表されるのです。
その瞬間は大歓声でしたね。
打ち上げ花火もやりました。
これで今年の行事も終わるんだなと思うと、心の底から寂しかったです。
10月の終わりごろでしたかね。
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そこから一気に受験モードに突入するのです。
その熱い日常があったからこそ、勉強も続けられたのでしょうね。
担任をしていると、どうしてもこの生徒たちにグランプリをとらせてあげたいと強く思いました。
合唱部門の時は燃えました。
優勝すると、もう一度舞台にあがり、担任も一緒に歌わせてもらえるのです。
なんとしても、トロフィーをとりたい。
生徒と作戦を練りました。
優勝するための道のりを話し合うのです。
自由曲の選定には特に時間をかけました。
候補曲をたくさん聞きました。
1番ピンと来たのが、「ライオンキング」の幕間にあるコーラス「ワンバイワン」です。
アフリカのズールー語を使います。
伴奏なしのアカペラです。
クラスの生徒もこれでいこうということになりました。
楽譜がない
ところが楽譜がどこにもありません。
売っていないのです。
あるのはCDの音源のみ。
歌詞はわかります。
なんとかならないか。
こういう時は縁に頼るしかありません。
たまたま生徒の父親にジャズピアニストの方がいました。
こんなこともあるんですかね。
その人がひと肌脱いでくれました。
数日後、部分的には6部合唱になるスコアを娘に託してくれたのです。
プロはものすごい耳をしていると、本当に感心しました。
それからはひたすら練習あるのみ。
結果はどうだったか。
ぼくも一緒に大ホールの舞台で、生徒と一緒に2度目の「ワンバイワン」を歌わせてもらえたのです。
合唱はいいですね。
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コンクールの後はいつも心洗われます。
幸せな仕事です。
ここからが今回の本題です。
前置きが長くてすみませんでした。
最近は中学校の合唱曲に特化したプロの人達のグループが生まれています。
昨日も、その人たちのコンサートに行ってきました。
活動し始めて、数年が経過したとのこと。
Youtubeを上手に利用して、確実にファンを生み出しています。
ぼくもその1人ではありますけどね。
しばらく前に別のサイトにその話題をアップしました。
せっかくですから、こちらにもリンクしておきます。
ミラ中合唱部
まだ途上の合唱団です。
みなさん、音大を出て何年たったのか。
グルーブそのものが、まだ若いです。
最近はクラシックの世界だけでは、音大を卒業した人も生き残れないという話題がもっぱらです。
ついに閉校してしまった大学があるくらいです。
ぼくのクラスからも、今まで、何人かが音大に進学しました。
オペラの歌手になり、二期会に所属して活躍している人もいます。
しかし道は厳しいと言わざるを得ません。
そのまま、趣味として生きるというのもありかもしれません。
音楽を職業とするには、よほどの覚悟が必要です。
ところで「ミラ中合唱部」という名前を御存知ですか。
きっとはじめて名前を聞く人も多いでしょうね。
Youtubeがなかったら、今のようにはなれなかったかもしれません。
これも時代です。
このまま勢いにのって欲しいです。
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昨日のコンサートも会場のホールから、Youtubeで同時配信していました。
ツイッター、インスタなどで検索するとたくさん関連の記事がでてきます。
中学校で歌う合唱曲を中心に、多くの歌をアップしているのです。
現在は毎週、土曜日に一曲ずつ紹介してくれています。
ぜひ、覗いてみてください。
歌はいいですね。
世界が緊張し続けている中で、自分に何ができるのかを考えさせてくれる貴重な時間になります。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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