英語は必須のツール
みなさん、こんにちは。
元都立高校国語科教師、すい喬です。
今回は現在働いている学校でも年に数回行っているオンライン英会話の話をさせてください。
視聴覚室で学期に1度くらい行っています。
教育委員会が英会話の学校と契約をしているのです。
1度にかなりの人数ですからね。
余程の規模の会社でないと対応ができないと思います。
生徒はワンタイムパスワードを持ってタブレットに向かいます。
レシーバーとイヤホンももちろんついています。
先日は生徒が欠席して機材が余っていたので、ぼくも参加させてもらいました。
英語はもともと好きです。
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かつてこのブログの記事にも書きましたが、NHKのラジオ講座「ビジネス英語」を10年間聞き続けました。
アメリカ研修旅行に3週間ほど出かけた時、英語の重要性を実感したからです。
議論が出来なければ意味がないと思いました。
もちろん挨拶も大切です。
しかしそれはその場になればなんとかなります。
やはり読んで書けて話せる。
この能力が最も必要です。
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聞く力は話すための大前提です。
聞き取れなければ、絶対に話せません。
その後、海外からの生徒や、現地校から帰ってきたばかりの生徒を集めた高校へ転勤しました。
この時は本当に英語が役立ちましたね。
話せなかったら、全く仕事にはなりませんでした。
英会話の楽しさ
オンライン英会話というのはどんな授業なのかを始めて体験しました。
とっても楽しかったです。
生徒はメソッドにしたがって勉強していました。
あらかじめ印刷した教材が机の上にのっていたのです。
それを発音したり、ブランクのところに必要な単語を入れたりしていくのです。
ぼくは女性の先生とおしゃべりをして楽しみました。
どのような動機で今の仕事についたのか。
将来の展望はどのようなものか。
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日本に来る予定はあるのか。
いろいろと聞かせてもらったのです。
自宅ではなく、オフィスのブースに1人ずつ座って会話をするというタイプの学校でした。
ネット回線にもタイムラグはなく、非常にクリアでしたね。
スカイプを使っていました。
すごい時代になったものです。
フィリピンの首都マニラからでした。
生徒は1対1で生の英語を聞いたり話したりするということに新鮮さを感じていたようです。
これですぐに勉強が進むというより、むしろモチベーションを上げるための装置になるのではないのでしょうか。
ぼくがアメリカへ行ってきてからすぐに、NHKの語学講座を聞き始めたようなものです。
1つのきっかけになればそれでいいのだと感じます。
ちょっと前は日本でも駅前留学というのが盛んでした。
今はどうなのでしょうか。
コロナ禍の中で、対面授業そのものがなかなかに難しいようです。
そんな中でネット英会話がますます進出する土壌が育っていったのでしょう。
背景には賃金の安さが
しかしどんなにインフラが整備されたとはいえ、人間が教えるという図式に変わりはありません。
一定の賃金を払い、オフィスに待機してもらわなければならないのです。
個人の家からのレッスンでは、ネット環境を均一にできません。
働く人の意識もどこかおざなりになりがちです。
ある程度の講習をきちんと受けてもらい、会社の方針をしっかり認識してもらってから、会話のレッスンをしてもらわなければなりません。
さてどこの国ならば、それは可能か。
選ばれたのは圧倒的にフィリピンでした。
彼らは現地語であるタガログ語の他に英語を話します。
発音は英米人のネイティブといくらか違うものの、それほどの苦にはなりません。
ニーズにピッタリとあっていたのです。
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ここで単純に計算してみましょう。
オンライン英会話は30日間、毎日平均25分で6000~9000円ぐらいというビジネスモデルです。
ぼくたちが支払うのは1レッスン250~300円です。
この中から会社の利益と、システム運営費と、サポート費用と、講師の時給を捻出するワケです。
ただしこのシステムも多様化しています。
ビジネス英語に特化したサービスはレッスン料も高く、その分高度なスキルを求めるので、講師の時給も高くなります。
イギリス人やアメリカ人などのネイティブに頼んだらいくらになるのでしょう。
ベーシックなオンライン英会話サービスでもおよそ数倍は支払わなければなりません。
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1レッスンが300円などということはあり得ないのです
オンライン英会話の時、ちょっと踏み込んでビザの取得などの可能性についても聞いてみました
現状はかなり難しいようですね。
それにコロナの追い打ちもあります。
簡単に行き来できるような状態ではありません。
星の数でグレードが決まる
彼らにしてみれば、メリットは都合のいい時間帯に都合のいい時間だけ働けることでしょうね。
しかし1日完全に拘束するシステムの会社もあるようです。
その間に研修なども行うのでしょう。
日本の生徒は多くの場合礼儀正しくやる気があるといわれています。
ただしなかには遊び半分の人もいないワケではありません。
指名してくれれば、やる気も出ます。
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その反対にクレームがあれば、給料は減り仕事もなくなっていくのです。
このシステムは講師の側から見ると非常に厳しいですね。
星の数で講師のグレードが決まるといいます。
人気があれば予約が次々と入るのです。
そのためには研修をしっかりと受けなければなりません。
勉強だけでなく、人柄も大切です。
「カランメソッド」と呼ばれるイギリス発祥のレッスン方法などをうまく教えられると、評価も高くなる学校もあると聞きました。
セブ島にある対面授業式の英語学校の案内ビデオを見ました。
海に面した気持ちのいいところです。
やはり顔を合わせて勉強をするシステムの方がモチベーションもあがります。
内容もその場でどんどん高度なものに変更することも可能でしょう。
オンライン英会話はあくまでも導入のための道のりとして考えてみてはどうでしょうか。
議論が可能な英語力をどこまで身につけられるのかも未知数ではあります。
毎回挨拶ばかりをして、本当の実力がアップしないのではどうにもなりません。
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教える方も習う方も互いにウィンウィンの関係を保てるように努力していく必要があるでしょうね。
いろいろな学校のシステムがあるようですが、せっかくですから1つだけ最後にリンクを貼って紹介しておきます。
Youtubeにもたくさんの動画があります。
気にいったのを探してみるのもいいと思います。
英語はあくまでもコミュニケーションのためのツールです。
突っ込んだ話し合いをするための基礎力は母国語で養わなければならないことだけは、肝に銘じておいてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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