【小論文・トピック】制限時間内に形よくまとめるための秘訣はこれ

学び

トピックは目玉

みなさん、こんにちは。

小論文添削歴20年の元都立高校国語科教師、すい喬です。

今回は決められた時間内で小論文を形よくまとめるための方法について考えます。

初心者になればなるほど、ついあれも書きたい、これも書きたいということになります。

これが1番の落とし穴です。

絶対にNGです。

トピックは1つに絞る。

大原則です。

なぜか。

字数が限られているからです。

入試は800~1200字が標準です。

原稿用紙でいえば、2~3枚。

テーマがきちんときまり真剣に書き出せば10~20分で書き終えられる分量です。

それじゃ不安だという人も多いでしょうね。

気持ちはわかります。

しかし実際の試験はそれくらいの時間配分でいいのです。

では何に時間を使うのか。

課題文を読み、構成を考えるためです。

課題文の読みが甘いと、どこにポイントをしぼったらいいのかが見えてきません。

その結果、思いついたことをいくつかトピックとして提示することになります。

これが最悪のパターンです。

あんなこともこんなこともチョコチョコと書いてある。

しかし本質的な内容への切込みが何もない。

この図式です。

不合格答案まっしぐらですね。

課題文をじっくりと

この症状を避けるためには課題文の深読みしかありません。

どこがテーマの核なのか。

自分の経験。

YesかNoか。

切り込む場所はどこか。

何を結論にすればいいのか。

それを全力で考えます。

ここの絞り込みが甘いと、総崩れになります。

Tumisu / Pixabay

課題文を読んでいるうちに、自ずからテーマになりうる内容が見えてきたとしましょう。

しかしどう読んでもトピックが2、3つある。

こういう場合は苦しいです。

誤読の可能性はありませんか。

もう1度チャレンジしてください。

マークしながら、キーワードを探す。

ここで失敗したらもうダメです。

慎重に進んでください。

最終的に2つになったと仮定しましょう。

小論文として書くのは1つだけにしてください。

もう1つはカットします。

制限字数と時間がたっぷりあれば、2つについて論じてもかまいません。

しかし入試では現実的ではないです。

60~90分の中でいくつものトピックにきちんとした纏まりをつけるのは至難です。

自分の意見を中心に

2つあるうち、どちらを選ぶのかとなったら、自分にとってインパクトのある強い方にしてください。

迫ってくるものを選ぶべきです。

一般論としてなら、こちらの方が書きやすいということがあるかもしれません。

しかしたくさんの答案を読んでいると、実に似た内容のものが多いのです。

そのうえ、あまり実感のない一般論の羅列です。

そういうものを書くのなら、より自分にとってリアリティのあるテーマの方がいいです

必ず採点者の目にとまります。

なぜ自分に強く訴えてくる内容があるのかといえば、それはあなたが常日頃から考えているトピックだからです。

言いたいことがそこに詰まっているのです。

それをきちんと論理的に組み立てていけば、力になります。

具体的な体験もそれに付随して書けるのではないでしょうか。

それだけ自分の意見が多くあるということなのです。

ただしここで問題なのは、筆者べったりになってはいけないということ。

必ず課題文とは距離を正確に保ちましょう。

そうなんです、あなたのいう通りなんです。
私にはこんな経験があってこんなことが言いたのです。

こういうパターンではただのYes路線になってしまいます。

お追従になってしまいます。

geralt / Pixabay

課題文との距離をきちんとキープしながら、書くということは案外難しいのです。

実際に書いてみればわかります。

小論文はつかず離れず、視点を一定にキープできた人が成功します。

わかりますか。

自分の考えと、課題文を分離する

今回はトピックを1つに制限しろと言いました。

これが合格への近道です。

それだけ自分に強いインパクトを与えた内容だからです。

だからといってくっつきすぎはいけません。

これも書きました。

ではどう書けばいいのでしょう。

結論への持っていきかたが難しいのです。

ポイントはあくまでもこの結論は自分が独自に考えたということをアピールすることです。

受けうりではないのを提示するだけで、新しさがみえます。

採点者は新鮮さを求めているのです。

仮説でもかまいません。

もちろん、論点が野放図なものであっては評価されないでしょう。

そうではなくて、あくまでも根拠が明確で、誰もが納得できるもの。

しかし新しい視野への可能性があるもの。

そうした論点を提示することで、飛躍への可能性がみえます。

少しだけの修正でも、それが受け入れ可能なものならば、評価の対象になります。

どうでしょう、書けそうですか。

自分が書くトピックを1つに絞り、それに全力を集中する。

なるべく新鮮な視点を見いだすため、修正、加筆、仮説などの可能性を考える。

johnhain / Pixabay

あとは筆者の視点から少し離れつつ、自分らしさを前面に出すことです。

曖昧な表現を使ってはいけません。

入試は時間との戦いです。

終了寸前に言葉の使い方が間違っていたことに気づいても消してはダメ。

1語くらいなら減点の対象ですみます。

それを書き直そうとして、消しゴムを使うなどというのはとんでもないことです。

ありがちな風景ですけどね。

文字を欄外に書き足すのもNG。

最後に少し時間をとっておくことも大切です。

ゆとりがあるのなら、書き直しもできますからね。

とにかく試験は魔物です。

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何があっても対処できるよう、心しておいてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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