【信州に上医あり】良書を再読するたびに身体が震える【南木佳士】

『信州に上医あり』という本を知っていますか。南木佳士という芥川賞作家が書いたものです。佐久総合病院の院長だった若月医師の生涯を描いたルポです。この院長の人生を借りて、南木自身の生きざまを描いた本なのです。味わってみてください。
ノート

【日本の放浪芸・小沢昭一】飽くなきエネルギーを抱えて国中を歩いた人

日本中を歩いて放浪芸を録音し続けたのが小沢昭一です。俳優というジャンルで語ることができないほど、豊かな質を持っていました。

【人はなぜ本を読むのか・橋本治】元祖桃尻娘の作者が悩んだテーマ

人はなぜ本を読むのでしょう。それによってどのようなメリットを受けるのか。考え出すと答えがわからなくなります。作家橋本治はエッセイの中にその答えを書いています。過去に入試問題にもなった文章です。じっくりと内容を味読してください。

【愛嬌のない人】わかっていると思いこむことの怖さ【バカの壁】

わかるというのはどういうことなのでしょうか。話し合えばわかるといいますが、本当なんでしょうか。腹の底からわかるということはそう簡単にできるものではありません。世の中には言葉だけで理解できないことがたくさんあるのです。
学び

【教育の風景】手をあげる生徒の少ない授業から抜け出す【世界標準】

教育の難しさが今日ほど声高に語られる時代はありません。AIは確実に人間の能力を以前と違うフェーズに引き込んでいます。自分で問題をつくり、それを解決していくという新しいタイプの教育が必要なのです。しかしなかなかそのレベルに達していないのが現状です。

【美を求める心・小林秀雄】美しさがわかるとはどういう意味なのか

小林秀雄の評論はどれも難解です。けっして難しい言葉を使っているワケではありません。しかしその内容は実に深みがあり、含蓄に富んでいます。美しいとはどういうことなのか。それをじっくりと考えてみた文章です。味わってみてください。
学び

【全国初・公立小中高一貫校誕生】立川国際はどう変貌するのか

全国ではじめての12年間一貫の学校ができます。すでに小学校に入学する70人が決まりました。現在ある立川中等国際学校に繋がります。従来の学校と違い、語学を1000時間程度多く学びます。グローバルな時代を生き抜く人材を養成するのが目的です。
学び

【ただよび・無料】出口汪講師の授業で小論文と論理国語の意味を学ぶ

小論文と論理国語はどちらも大変難しい科目です。どのように勉強すればいいのかよくわからない人もいるでしょう。その際、導入に「ただよび」を使ってみてはどうでしょうか。出口汪講師の授業を勧めます。論理の展開の仕方を学ぶには最適です。

【やまとうた・和歌】言の葉の源として人々の心を和ませる不思議

905年に成立したといわれる古今和歌集には2つの序文がついています。真名序と仮名序です。土佐日記の作者、紀貫之が書いたと言われる仮名序は特に有名です。言葉が歌になる時、人々の心がおおらかにのびのびしたものになることを示しているのです。
小論文

【小論文・自己同一性】他者から見て自分が何者なのかを認識する日本人

日本人は自分が何者であるのかを他人に決めてもらうケースが多いようです。アイデンティティの確立が他者に委ねられるというパターンは島国に長く暮らした農耕民族の血かもしれません。相手に対する呼び方も、他者の立場からに委ねられるのです。
小論文

【作文型推薦入試】このパターンを練習しておけば合格確実【都立高】

推薦入試の問題には課題文型と作文型があります。難易度に違いはありますが、作文型の出題の方が圧倒的に多いのです。パターンは毎年似ています。それだけに練習をしておけば、得点にかなりの差がでます。具体的な問題をじっくりと検討してみてください。
ノート

【M&A】合従連衡が時の流れとはいうもののあまりにも影響が甚大だ

コロナ禍の中、企業の合併、吸収が進んでいます。それ以前から銀行などは生き残るために必死で合従連衡を重ねてきました。その流れが他の業種にも広がったのです。最近では大学なども18歳人口の減少を見越して、合併を志向するようになりました。
学び

【アメリカの大学】宇多田ヒカルがコロンビア大学に入った理由

コロナ禍です。思うように留学することもできません。国際関係の学部に在籍している人は希望する国の大学にも行けず困り果てています。アメリカの大学は日本の大学とどこが違うのでしょうか。その差を知ることで、日本が置かれている特性もみえてきます。
学び

【チャレンジスクール】不登校や長欠の生徒も適性を生かせる高校

東京都にはさまざまなジャンルの公立高校があります。そのなかでも登校拒否や長欠などで中学校に十分通えなかった生徒を掬い上げるタイプの学校があります。それがチャレンジスクールなのです。どのようなコンセプトで作られたのか。お読みください。
小論文

【小論文・食品ロス】親切な冷蔵庫とフードドライブの問題点と可能性

食品ロスの問題は深刻です。世界中で飢餓に苦しんでいる人がいる一方、とんでもない量の食材が捨てられているのです。親切な冷蔵庫とフードドライブの運動を通じて、自分が運営する立場になった時、どこに問題があるのかを明らかにしていきましょう。

【言の葉】詩人・茨木のり子の世界はいつも新鮮で瑞々しい【驚き】

詩人茨木のり子はいつも新鮮で瑞々しいのです。彼女の目には普通の人には見えない風景が見えたんでしょうね。