ノート 【現代の価値観】「私」の消えた欲望には主体がなく始まりも終わりもない 現代という時代はどこに真実があるのか。それがよく見えなくなっています。あらゆる価値が輻輳化し、私の概念さえも揺れています。自分が本来持っている欲望の姿さえ、はっきりと見えなくなっています。それを追いかけると、まるで蜃気楼のように消えるのです。 ノート
小論文 【小論文・人権】マスコミはなぜ事件の容疑者を男や女と呼び捨てにするのか 犯罪に絡んだと判断された時から、男性や女性という呼称は男や女になります。なぜそうした変化があるのか。そこには微妙な人間観が宿っています。ある意味、人権にからんだ問題なのです。その思考構造について、少し考察してみましょう。 小論文
小論文 【小論文あるある】令和6年度推薦入試に出題された頻出パターンはこれ 令和6年度の都立推薦入試が終わりました。どういう問題が出るのでしょうか。気になりますね。進路指導重点校の問題は、大変に難解です。しかしそれ以外の学校のものは、練習さえすれば、いい結果がついてくると思います。 小論文
小論文 【京大入試】現代文の問題で読解力を鍛え小論文を書く力を養う【教養とは】 今回は2004年度京都大学の入試問題を考えてみましょう。現代文の課題文は大変にレベルの高いものですが、勉強するには内容の濃い最適なものです。実際は国語の問題ですが、これを小論文の問題に応用して、纏めてみましょう。 小論文
ノート 【孤独の深さ】他者と比べるからこそ疎外感を持つという悲しい人間の宿命 人間の孤独というのは存在の本質に関わる重要なテーマです。なぜ、人間は孤独感を感じるのか。これは難しく、悩ましい問題ですね。それを子供の発達心理から解き明かそうとした研究者がいます。その著書にあたり、一緒に考えてみませんか。 ノート
本 【項羽の最期・史記】自分の運命を見切った男の死にざまは壮絶だった 項羽の最期は『史記』にどのように描かれているのでしょうか。高校の漢文では必ず学ぶところです。平家物語を読んでいるような感覚にも囚われてしまいます。不思議な味わいのあるシーンです。ぜひ、読みこんでみてください。 本
学び 【懐疑を乗り越える・橋爪大三郎】哲学の永遠のテーマをどう料理するのか 懐疑をどう乗り越えるのかという 橋爪大三郎氏の文章を題材に考えます。 哲学の永遠のテーマ だと言っていいでしょう。どこまでつきつめていっても、その真実の姿が顔をあらわすということはありません。それだけに難しい内容なのです。 学び
小論文 【都立西高校推薦入試速報】人はパンのみにて生きるにあらず【国分功一郎】 都立西高校の推薦入試速報です。毎年、非常に短い文章がでます。どう答えるかによってその受験生の人柄の出る問題です。今年は「 人は,パンのみにて 生きるに あらず」という哲学者、 国分功一郎の文が出題されました。 小論文
本 【伊勢物語・身を知る雨】在原業平の代作が男の恋心に火をつけた【107段】 『伊勢物語』の107段を読みましょう。「身を知る雨」というタイトルです。自分のところに仕えている女のところに男が手紙をよこします。それに歌を代作してあげたことで、男はさらに恋心を募らせてしまいました。その結末はさて。 本
小論文 【令和6年度推薦入試速報・新宿高】伝統文化と酒の醸造法に戸惑う【高倍率】 令和6年度の推薦入試問題を速報します。新宿高校は倍率が8倍に近かったです。大問が3つでました。50分で解くのはかなりの厳しさです。あらかじめ何がでるか、全く予測できません。それだけに勉強法も非常に難しいですね。解法のヒントを探してみましょう。 小論文
本 【本を読むと路に迷う・朝吹真理子】自分を見失う楽しみのための読書とは 朝吹真理子氏のエッセイを題材に選んでみました。『文学国語』の教材して所収されていたからです。彼女が芥川賞を受賞した『きことわ』はユニークな構造の作品です。夢と時間が交錯する中で、人はどのような感覚を持つのかがテーマなのです。 本
本 【フェルマーの最終定理】300年間も数学者を悩ませ続けた話【完全数】 フェルマーの定理という数学の論証を知っていますか。300年の間、世界中の数学者が戦ってきた難問なのです。それを解いた人がいます。どのような苦労をして、チャレンジしていったのか。読んでいると、ワクワクしてきますよ。 本
学び 【詩は近いところに・蜂飼耳】生と死をめぐる充実が一瞬にして増殖する場 詩とはどのようなもののことをいうのでしょうか。難しいですね。実は詩は私たちのすぐそばにあるのです。格別に形をかえて存在しているわけではありません。日常の片隅にちょこんと置かれているのです。人がそれに気づくとき、そこに詩が生まれます。 学び
ノート 【コミュ力の頂上】話を熱心に聞こうとする姿勢に人は好感を抱く どんな人が1番有用なのか。複雑な時代です。先が見えません。しかし人間力のある人はなんとか生き残っていけるでしょう。その力とは何か。学力だけで測れないもっと別の力が必要です。それが「コミュニケーション力」なのです。 ノート
本 【芋粥・芥川龍之介】人間の欲望には限りがなく幸福と幻滅とは表裏一体 芥川龍之介の短編はどれも面白いですね。非常に感覚が鋭いので、時に痛い思いをします。『芋粥』もそうした作品のうちの1つです。芋粥を腹いっぱい食べるのが夢だった男が、どんな思いでその日を迎えたか。その後に襲われた精神の不安について示されたものです。 本
ノート 【自己肯定感がカギ】格差社会の日常に囲まれながらも強く生き抜くには 日本人は自己肯定感が低いとよく言われます。特に中高生り登校拒否現象などをみていると、どうして自分をもっと強く支えきれないのかとかんがえてしまいます。原因は何であるのか。どこにその解決法があるのかを探ってみましょう。 ノート