学び

学び

【対話の言葉】対等な関係の表現を模索する過渡期の日本人【平田オリザ】

日本人が現在使っている言葉は、開国以来短い期間で、翻訳されたものが多いのです。それだけに全てが身体になじんだものであるとはいえません。特に対話をする時の語彙は、浮いた印象のものが多いのです。ジェンダーフリーの時代に適した表現は何なのでしょうか。
学び

【恐怖とは何か・岸田秀】自我を崩壊させる不安の塊りが怖さを助長する

恐怖とは何かということを考えようとした評論です。難しいテーマですね。一言でいえば、自我の崩壊がなせる業なのです。自分をキープできなくなった時、人は恐怖感を覚えます。そのメカニズムについて、一緒にみていきましょう。
学び

【文化の違いとは何か・岡真理】文化に優劣はないという思想を深掘りする

文化が違うとはどういうなのでしょう。文化相対主義という考え方について深掘りします。多くの人はすぐに文化の差にさいて論じようとします。しかし仔細にみると、そこに大きな違いはありません。その考え方を文化相対主義と呼ぶのです。
学び

【ピジンという生き方】グローバル社会の中で新しい言葉を作り出す意味

ピジン、クレオル言語を知っていますか。多くの民族が交じり合うと、相互の言葉を練りあわせて新しい言語が生まれるのです。特にハワイなどでは、サトウキビの収穫のため、多くの民族が移民してきました。その結果、ごく簡単なピジン語が生まれたのです。
学び

【虚ろなまなざし】難民の少女をねらう鷲を撮る前にするべきだったこと

道にうずくまる難民の少女をねらう鷲の写真がピューリッツァー賞を受賞しました。しかしそのすぐ後で、なぜ写真をとることに集中し、少女を助けなかったのかという非難が多数寄せられました。結局そのカメラマンは自殺してしまったのです。
学び

【人間を機械にする罠】AIはデータとの相関関係で動くというのが大前提

AIに関する記事が毎日新聞に載ります。チャットGPTなどはその代表です。人間はどこまでAIと戦えるのでしょうか。彼らの進歩は飛躍的なものです。いずれ、人間が機械となって彼らの軍門に下る日が来るのでしょうか。
学び

【メリトクラシーの功罪】資本主義の原動力に潜む危うさは想定以上だった

メリトクラシーという言葉を聞いたことがありますか。難しい表現ですが、最近よく耳にするようになりました。一言でいえば、個人の努力や実績次第で、社会的地位を変えられるというのが基本的な考え方です。現代は弱肉強食の時代だということです。
学び

【チャットGPT】夏休みの作文だけじゃない深刻な影響が推薦入試にも

チャットGPTが公表されてから、毎日いろいろな記事がマスコミに登場しています。夏休みをひかえて学校現場でも、苦慮しています。特に数多いコンクールの応募に使われたらどうするのか。あるいは推薦入試の志望動機などには。難問はつきません。
学び

【志望理由書】自己PRのための問いを利用して最大限にアピールする

推薦入試には志望理由書が必要です。特に総合型推薦には必須ですね。得点化する大学も多いです。何を書けばいいのか。その基本を考えてみました。大切なのは、どこから来て何をしてどこへ行くかです。この内容がまとめられればOKです。
学び

【人権意識】LGBTQやジェンダーに関する問題は現代社会の喫緊テーマ

人権意識を考えることは大切です。しかしこの問題は小論文の中でもかなりの難問です。どのテーマが出ても、簡単にはまとめきれません。近年、SDGsにからむジェンダーの問題がとりあげられています。さらにLGBTQのテーマも大切です。
学び

【ネガティブ・ケイパビリティ】答えの出ない事態に耐える能力とは何か

答えの出ない状況でどこまで耐えられるのか。それがこれからの時代の生き方だという評論です。今の時代は全く先がみえません。そういう中でも人はいきなければならないのです。そりためにはどういう能力が必要なのか。考えてみましょう。
学び

【多文化共生社会】ホンネとタテマエの狭間で相互理解を育むことの難しさ

多文化共生という言葉の響きは美しいです。しかし実際に文化の違う人間とともに暮らすことはなかなか厄介なものです。その時、どのようなことに気をつけていけばいいのか。それを具体的に考えてみましょう。
学び

【現代日本の開化・夏目漱石】近代化の波の中でもがき苦しんだ知識人の横顔

夏目漱石は英国留学から戻り、日本という国を冷静に見ました。その時、この国の開化は゜あまりにも拙速に過ぎたと感じたのです。諸外国から無理やり文化を押し付けられ、それを未消化なまま、先に進んだことが問題でした。
学び

【年内入試】学習意欲のある生徒を確実に獲得したい大学と受験生の思惑

年内入試の流れがとまりません。以前なら私立でも40%台でした。それが今では60%台までになっています。国公立もこの流れはとまりません。新しい学力観に応じた生徒を早く確実にゲットしたいという大学の思惑なのです。
学び

【小論文の手順】プロットの決定に時間を割き下書きはしない【要過去問】

小論文の書き方は難しいです。初心者は下書きをしてから書き出そうとします。これは絶対にNGです。時間のムダです。それよりもきちんとプロットをたてて、論理的に文章を組み立てていく練習をしてください。
学び

【2024年度小論予想】生成AI・SDGs・戦争・気候変動・ジェンダーが核

2024年度入試小論文のテーマをさぐってみましょう。最初に思い浮かぶのはアフターコロナの時代をどう生きるかということです。戦争も終わりません。民主主義の危険性もあります。さらにAIの未来も気になります。SDGsも忘れてはいけません。