【奇跡のテナー・ボチェッリ】祈りの歌はいつも心に深く沁みとおる

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祈りの歌

みなさん、こんにちは。

元都立高校国語科教師、すい喬です。

今回はぼくの好きな歌を2曲だけ紹介させてもらいます。

いずれもYoutubeにアップされています。

いつでも見られますので、ゆっくりと聞いてください。

歌っているのはアンドレア・ボチェッリ(Andrea Bocelli)です。

イタリアでは最も有名なテノール歌手の1人です。

盲目でありながら、音楽的センスは天賦のものがあります。

「Time to say Goodbye」は聞いたことがあるでしょうね。

イギリスのソプラノ歌手、サラ・ブライトマンとのデュエットは本当にすばらしいです。

特に高音の伸びが見事です。

1度聞いてみてください。

ボチェッリは年齢を重ねるにつれ、人としてのやさしさが前面に出てくるようになりました。

記念財団を設立以来、さまざまな慈善事業を続けてきました。

イタリア語と英語をコラボレートした曲がいくつもあります。

その中の1つが「The Prayer」です。

Prayとは祈りを表します。

昨日も少し記事に書きました。

人間にとって最後にできることは祈りしかないのかもしれません。

何となくそんな気がします。

これは諦観を述べているのとは違います。

何もできないのだから、ただ祈れというのではありません。

むしろ積極的に祈りを捧げていくことでも少しでも前に向かって歩くことを意味します。

David Foster

作詞、作曲したのはデイヴィッド・フォスターです。

カナダの音楽家でありプロデューサーです。

今までに15のグラミー賞を獲得しています。

その他「カナダのグラミー賞」とも呼ばれるジュノー賞を7回受賞。

映画のサウンドトラックも数多く手がけ、アカデミー賞に3度ノミネートされているのです。

一緒に作詞作曲をし、原作では歌も披露したのがキャロル・ベイヤー・セイガー(Carole Bayer Sager)です。

アメリカ・ニューヨーク市生まれの作詞家、作曲家です。

元々は『キャメロット(Quest for Camelot)』(1998年)という映画のテーマとして作られました。

作品の評判はそれほどでもなかったのです。

しかしこの曲だけは残りました。

なぜか。

すばらしい歌い手がいたからです。

それが最初に紹介したアンドレア・ボチェッリです。

さらに色濃くポップスのテイストを付け加えてくれたのがカナダ出身の歌手、セリーヌ・ディオンでした。

彼女の名前を一躍有名にしたのは、映画「タイタニック」の主題歌です。

「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」( My Heart Will Go On )は、アカデミー歌曲賞も受賞しました。

何度聞いても胸にしみいる曲ですね。

せっかくですから、ぼくの好きな「Two Chellos」の「My Heart Will Go On」をリンクしておきます。

この2人のチェロの音も心に沁みますよ。

つい先ごろもなぜタイタニックが沈んだのかという検証番組をNHKが放送していました。

それによると10のミスが重なったとか。

氷山に激突したのです。

この映画をみたことがないという人はいないでしょうね。

『タイタニック』(Titanic)は、ジェームズ・キャメロン監督・脚本による1997年のアメリカ映画です。

興行収入は、つい先日「鬼滅の刃」に抜かれてしまいました。

それまでずっと歴代1位だったのです。

第70回アカデミー賞では、14部門でノミネートされ、11部門で受賞しました。

ハレルヤ(Hallelujah)

もう1曲だけ我儘をきいてください。

子供と一緒にハレルヤ(Hallelujah)を歌った動画が好きです。

アンドレア・ボチェッリも年齢を重ねました。

以前のような精悍さは消え、今は実に静かな佇まいです。

ギターを持って歌う姿に、1人の人間の寂寥を感じます。

かつてのような力でねじ伏せるのではない歌い方もあることを教えてくれました。

昨年はコロナ禍の中、ミラノの大聖堂でチャリティー独唱会も行ったとか。

その映像もYoutubeには全編がアップされています。

時間がありましたら、是非のぞいてみてください。

音楽はいいですね。

この世のものではない何かを感じます。

今回も最後までおつきあいいただきありがとうございました。

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