会話は生き物
みなさん、こんにちは。
ブロガーのすい喬です。
人間が生きていくうえでコミュニケーション力は必須ですね。
上手にできる人とそうでない人との差は、想像以上のものがあります。
特に初対面の人と話をする時などは誰でも緊張するものです。
相手に合わせすぎてもいけないし、さりとて自己主張ばかりが強すぎるのもいけません。
ちょうどいい具合に会話を進めていくというのは、実に神経を使うものです。
1度会って話をしたあと、次もまた会いたいと思える人にあなたはなっていますか。
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もうあの人とお喋りをするのはごめんだということになってしまったのでは、仕事にも差し支えます。
あるいは人間関係を悪化させる元にもなるでしょう。
どうしたらまた会いたいと思ってもらえるような人になれるのか。
これは難問です。
どうしたらいいでしょう。
あなたはどんな人にまた会いたいですか。
自分の胸に手をあてて考えてみてください。
なんといっても基本になるのは、話をしていて楽しい人です。
なんの反応もないのではちっとも面白くありません。
まだ話し足りないと思ってもらえれば最高です。
どうしたらいいんでしょう。
その1つの方法は、謎を残すことです。
「秘すれば花」といったのは能楽を大成した世阿弥です。
人間はすべてを知ってしまうと、急速に興味を失うものらしいのです。
いつも新しく、そして何かひっかかるものを内包している人。
自分の知らないことをたくさん知っていて、経験豊かな人。
ただ知識としてあるというのではなく、身についているということが大切です。
そういう人にならまた会いたいと思うのではないでしょうか。
自分にないもの
人間は全く違う世界の人に憧れるという性質を持っています。
自分が知らない業種の話や芸術、スポーツなどのことを教えてくれたら、楽しいですね。
もちろん上から目線で蘊蓄を語るという態度では、すぐに嫌気がさしてしまいます。
相手の琴線に触れるように、さりげなく話題を提供するという態度が大切です。
あるいは自分が話をしている時に、興味深く聞いてくれる人。
こんな話がそんなに面白いのかなと思いつつ、一生懸命に耳を傾けてくれると、いい気持になってつい熱中してしまうものです。
つまり丁寧に話を聞いてくれる人です。
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こういう人にはもう一度会ってみたいと思いませんか。
それもただ聞くだけではなく、話を自然に展開できるように誘導してくれる。
なんとなく話をしていると、次から次へと自分がお喋りをしたくなるような人です。
自分が話しているような気がせず、ただいい気持ちになっていくのです。
なんの話題でも、うまい例をひいて、そこへ導いてくれます。
すると自分はこんなことを考えていたのかという新しい発見までついてまわるのです。
これは楽しいですね。
あの人と話をしていると、時間のたつのを忘れてしまうということにもなるのです。
そういう人は概して喋りすぎません。
どちらかといえば、聞いてくれる人です。
それもただ聞くだけじゃありません。
実にみごとに話題の中に入ってきてくれるのです。
どのような話をしても、すごく楽しんでくれます。
話題があちこちに飛んでもついてきてくれるのです。
共通点をみつける
会話の基本は共通点を見つける力です。
そして共感する力をどれくらい持っているかで真価が決まります。
人の日常はあらゆる細々としたことがらの積み重ねです。
その中の断面を切り取って会話が進んでいくのです。
だからこそ、話をしている人の世界を追体験しながら生きなおしているようなものです。
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そこにしっかりと共感しながらついてきてくれる人がいれば、魅力的ではありませんか。
楽しい話の時は本当に嬉しそうに、その反対の時は悲しみを共有してくれる。
そういう人がいれば、もうなにもいりません。
しかしいつも聞いてもらうだけではいけません。
相手もくたびれます。
やはり話したいこともあるに違いないのです。
それを多様な人生の1ページだと思いながら、お互いにめくりあっていく。
この作業が1番大切なのではないでしょうか。
相手が話したい内容をじっくりと聞く。
自分の話したいことをじっくりと話す。
このタイミングの合う人が、まさにもう1度会いたくなる大人の人だと思います。
共感する力というのは、相手が一心に語っている時には、ひたすら聞く力を持っている人のことをいいます。
そのタイミングが計れないようではとてももう1度会いたいなどとは思ってもらえません。
話していても楽しくない。
そういう人にはもう2度と会いたくないということになります。
しかし本当に大切なのは、それをテクニックでこなすことではありません。
人間にはものすごい能力があります。
無理をしているかどうかが相手にすぐ伝わるのです。
全て自然にできること。
これが1番大切なのです。
自然体は難しい
全てを自然にこなせと書きました。
しかしこれくらい難しいことはありません。
イヤだなと思いながら話を聞いていれば、表情にすぐ現れます。
目が泳ぎます。
それこそスマホなんか取り出したりされたら最悪です。
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つまらなそうな表情をされたら興ざめです。
あなたが話を聞く立場になると仮定してみましょう。
時には自分に興味のない話が出てくるかもしれません。
それでも自然に相槌を打ちながら、共感していることを示す必要があります。
そして自分の話題もさりげなく挟み込みながら、内容を膨らましていくのです。
それをするにはたくさんの話題をつねに持っていなくてはなりません。
人を悪しざまに言うようなゴシップは厳禁。
言葉の使い方も大切です。
汚い表現をつかえば、自分が下がります。
スマホを使えば話が進みやすいということもあるでしょう。
こんな人に出会ったとか、こんな風景のところへ旅行に出かけたとか。
もちろん、それもありです。
しかしできたらとにかく相手の話の中に埋没してください。
いつの間にかこんなに時間がたったというのが理想です。
しばらく話をしていれば、相手の興味や関心もわかってきます。
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そこへさりげなくスッと入っていければいいですね。
そしてその会話の中で遊ぶ。
これができれば、あなたはもう1度会いたい人になれます。
もっとお話がしたい。
調子のいいことをいうのとは違います。
朴訥でいいのです。
心に残る会話をしたいですね。
孔子は『論語』の中に書きました。
巧言令色には真心が少ないと。
うわべだけのお世辞やうまい言葉には真心がこもっていません。
それくらいのことは人間にはすぐにわかるものです。
最後までお読みいただきありがとうございました。