【小論文の裏テク】新聞のコラムを書き写す効果は想像以上に絶大

学び

学校だけでは不十分

みなさん、こんにちは。

小論文添削歴20年の元高校国語科教師、すい喬です。

突然ですが、小論文を書くにあたって、学校で学ぶことはどれくらい役にたっているのでしょうか。

プログラミングや英会話学習など、新しい内容をカリキュラムに取り込んで時代の流れにあわせようとしているのはわかります。

しかし本当にどこまで役にたつのかといわれると、疑問が残るのも事実です。

近年、学校に対する信頼度が以前より低くなっていることは間違いがありません。

AIの時代を迎え、世界は想像以上にグローバル化が進んでいます。

ロボットが導入され、機械にできることはすべて任せてしまうというスタンスになりつつあるのです。

職業も消えてしまうものが多いと予想されています。

グローバル化が想像を絶するスピードで進み、コンピュータを自由に操作できない人は、それだけで社会から阻害されてしまうのです。

たとえば、経済、株、金融の流れを学校で教えてもらっているかと聞かれたら、誰もが首をひねらざるを得ません。

あるいはプログラミング言語を教えてもらいたいと言ったら、すぐ可能になるのか。

さらにいえば、今回のコロナ禍で双方向のテレビ授業を実施しているのかどうか。

全てをうまくリードして行っている学校はいくつもないでしょう。

学校は本当に社会の縮図そのものなのです。

黒板とチョーク。

生徒を1つの教室に入れて、ひたすら先生が喋るなどという授業ではもう時代の要請に答えられません。

あえて何か目新しいことをやろうとしたら、先生個人の力量に委ねなくてはなりません。

学校に対する視線は、以前とはかなり違っています。

個人主義が広がっていく中で、集団で行動することにどこまで意味があるのか。

これも疑問になりつつあります。

通信手段がここまで高度に広がったことで、既存の学校に対する目もより厳しいものになっているのは間違いがないのです。

新聞の利用を

かつてNIEを利用して国語表現の授業をしたことがあります。

国語表現というのは、高校の選択科目の一種ですが、基本的に書くこと、発表することをめざしています。

NIEという言葉をご存知でしょうか。

Newspaper In Educationの略です。

アメリカで広がった識字教育のメソッドです。

文字をきちんと読み、書くということは国語力の基本です。

それを新聞を利用して行おうというものです。

日本新聞協会の協力を得て、毎週決まった曜日に講座の生徒分だけ新聞を届けてもらいました。

MichaelGaida / Pixabay

3紙が同時に配送されるのです。

新聞を取っている家庭が現在はどれぐらいあるのでしょうか。

これも大きな問題です。

年を追うごとに購読率は下がっています。

全国紙の占める割合もどんどん下がっているようです。

家族数の減少、ネットの普及、購読料の高騰などが主な理由でしょう。

それにあわせて文字を読むチャンスも確実に減っています。

NIEの授業は新聞のどの部分を使ってもいいという自由なものです。

記事だけに限らず、広告も授業の対象になります。

毎回、ユニークなプレゼンテーションが続き、大変好評でした。

しかしこの授業を続けるにはかなりの費用がかかります。

小論文を学ぶ上では有効ですが、誰でもが受けられる授業ではありません。

そこで次に行ったのが投書欄の活用です。

積極的に投書をしてもらいました。

方法は簡単です。

生徒が書いたものから、すぐれたものを幾つかセレクトし、ファックスで送信するのです。

若い人の意見を積極的に掲載する決まった曜日などをめざして書いてもらいました。

これにも予想以上の効果がありました。

新聞に自分の書いた文章が載るということは、とても励みになったようです。

コラムを写す

ここからが今回のテーマです。

小論文のスキルアップのため、コラムに着目しようというものです。

コラムというのは、囲み記事のことです。

新聞にはたくさんのコラムがあります。

しかしここでいうのは新聞1面の下の方にある文章です。

朝日新聞でいえば、「天声人語」。

読売新聞でいえば、「編集手帳」。

毎日新聞でいえば、「余録」。

それぞれに味わいのある名文ばかりです。

これをそのまま筆写するという練習です。

johnhain / Pixabay

そんなことをしてどんな効果があるのかという質問もあるでしょう。

小論文の練習のために毎日しなさいとはいいません。

時々やってみてください。

どんなメリットがあるのか。

文章を書く時のエッセンスが身につきます。

言葉のリズムです。

さらに句読点の打ち方文の終わらせ方。

構成の方法。

第一線の新聞記者たちが使う言葉をそのまま自分の語彙にすることができるのです。

そのための練習帳が各新聞社から発売されています。

全く同じ文字数で、マス目が印刷されていますので、きちんとした文の組み方がわかります。

初心者はどうしても冗漫な文章を書いてしまうものです。

どことなくダラダラしたリズムのない文です。

ムダのない表現を積み重ねていくと、どのようなものになるのかが、よくわかります。

ただ漫然と写したとしても、大した効果は望めません。

一言ずつ考えながら、プロの言葉を追いかけてください。

短いコラムですが、書くためにどれほど構成を意識しているのかかがよくわかります。

内容についてじっくり考える

ただ写すだけではダメだと書きました。

実はこのコラムに書かれていることは、その時々のニュースや、社会時事に関してのものが多いのです。

つまりこれを読みながら勉強することで、小論文のためのテーマを補うことができます。

政治、経済、科学、文化などのあらゆる方面から繰り出される矢を1本ずつ受け止めてください。

できたら友人と内容について語り合うという場面があってもいいのではないでしょうか。

その反復の中で、知識がより確実なものになっていくのは間違いありません。

ここにある内容だけで、十分入試に対応できます。

練習帳は価格がそれほど高いものではありません。

書店でもあつかっていますが、どこにも置いてあるというワケではないのです。

参考までにリンクを貼っておきましょう。

何事もやってみることです。

日本人はどちらかというと、正解主義です。

westerper / Pixabay

必ず正解があると信じて先へ進みます。

しかし小論文は最も正解の捉えにくい試験です。

その意味で、多くの視野を自分の内側に取り込んでください。

みなさんの日々の努力を期待します。

けっして無駄にはなりません。

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文章の書き方がよくわからない人にとって、文の組み立て方がよくわかります。

是非トライしてみてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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