【小論文】論理の構成を目次化してロジックツリーを完成させる!

学び

論理の木

みなさん、こんにちは。

小論文指導歴20年の元高校国語科教師、すい喬です。

長い間、指導している間に本当にたくさんのタイプの生徒に出会いました。

最初はとんでもない文章を書いていたのに、最後の方には実にしっかりとした論文が書けるようになった生徒もいます。

いくら教えても、ポイントが見えないままの生徒もいました。

いわゆる普通の入試問題と違って、小論文の指導は個人レッスンでしか教えられません。

共通のNG項目はあるものの、それはそこまでの話。

最後は個人の問題に帰結します。

だからこその難しさが小論文にはあるのです。

逆にいえば、試験する側からみると、こんなに魅力的な試験はありません。

通常のペーパーテストではチェックすることのできない、その生徒の考え方や資質までを知ることができるわけです。

大学入学後の伸びしろまで予想がつきます。

LMoonlight / Pixabay

もっといえば、地頭の良し悪しがわかるのです。

これは大きいですね。

どんなに教育してもここまでしか伸びないという学生の脇で、地頭のいい生徒は勝手に学んでいきます。

試行錯誤に対する耐性が強いのです。

つまり頑張りがきくとでもいえばいいのかもしれません。

その基本は何かといえば、ロジックツリーの作り方がうまいということです。

わかりますか、この表現。

ロジックとは論理のことです。

文字通り頭の中に論理の木が見えているということです。

PIRO4D / Pixabay

書き出しから結論までが最初に見えている人は、途中でとんでもない方向へ行くことがありません。

もし横道にそれたとしても、すぐにリカバリーがききます。

制限時間

制限時間は短いです。

試験の時間は60分が基本です。

長い問題になると、90分ということもあります。

しかし通常は60分だと思ってください。

ちょっとぼんやりしていると、すぐに10分くらいはたってしまいます。

それでなくても緊張状態にいれば無理はありません。

いくら課題文を読んでいても、頭に入ってこないことがあります。

自分の知っている、あるいは興味や関心のあるテーマならいいですが、全く考えたこともないことがでることもあります。

課題文の中のキーワードが自分の中に全くなにもないということもあります。

Wokandapix / Pixabay

こうなると、もう完全にパニックです。

どうしていいかわからない間に時間が過ぎていきます。

何かを書かなくてはいけない。

しかし何も書けない。

こういう時は本当につらいですね。

なんとか目次を頭の中に思い描けませんか。

最初にこんなことを書き出しに使う。

次にそれを発展させる。

その理由の根拠を具体的にまとめる。

結論を最後に書く。

800字書ければそれでいいのです。

どうしても字数がたりない時は、何も書かないよりはましですから、自分の体験や、見聞を入れましょう。

本当はそんなことをしない方がいいのです。

800字くらいで書き込んでしまうと、収拾がつかなくなることがあります。

字数オーバーは最悪ですからね。

全体の構成

文章というのは不思議なもので書き始めると、軽い興奮を覚えます。

それほど悪い気分のものではありません。

自分の脳が活性化されたことがわかります。

身体が熱くなるのです。

これは試験中の方がもっと強く感じるかもしれません。

ボルテージがどんどん上がっていくのです。

その結果、どこへ論理を運んだのかがわからなくなります。

課題文に対して、自分がどの立場にいるのかということが掴めなくなるのです。

これが一番まずいパターンですね。

いいですか。

これだけはやっちゃいけないというのは何か。

それはいい気分になって文章を書くなということです。

恋人に書くラブレターならそれもありですよ。

しかし小論文でそんなことをしたら、即不合格。

mohamed_hassan / Pixabay

最近はそれでなくても長い文章を書くという機会が多くありません。

ツイッターやインスタグラムに長大な論理性のある文を書くなんてナンセンスでしょ。

ありえない話です。

いつも書いたことがないのに、試験だからといって突然書けるワケはないのです。

ちょっと書き始めたら調子にのって昔の思い出話を書いてしまった。

これは最悪。

だからこそ、ロジックツリーを大切にしてください。

論理を一本の木に喩えるのです。

幹は当然太く、そこには自分の意見の基本を書きます。

そして枝にはそのための理由や、見聞を入れます。

そうして全体として見た時、それがみごとな1本の木になっていればいいのです。

USAGI_POST / Pixabay

情報の大小を決めるのです。

どれが一番大切なのか。

そのためには何を必要とするのか。

具体的な例として、どんなことが考えられるのか。

それらを1つ1つ、木の枝に落とし込んでいってください。

後からそれを拾い集めていけば、自然と論理性のある文章になります。

その情報に正確さが要求されるのはもちろんです。

いいかげんなことを書いて自分の都合のいい結論に持っていくなどというのは論外です。

基本的にロジックツリーがまっすぐであるためには、論理の整合性が必要です。

さきほどテーマの大小を正確にと言いました。

もう1つ大切なことは因果関係です。

AだからBになるという関係です。

ここで最後の結論を引き出してあげれば、それで文章は完成するのです。

そのためにキーワードをつねに頭に浮かべてください。

そしてそれをグループ化すること。

それだけで、全体の構図が見えてきます。

あとは情報収集力の差です。

情報収集力

この点については何度も触れています。

あらゆるところにアンテナをはる以外に方法はありません。

評論家の池上彰氏は、新聞の必要な部分をその場でどんどん切り取り、スクラップしていくそうです。

同時に何紙も読み、同じ記事の書き方の差から、テーマの本質を見抜くのだとか。

まさか受験生にそんなことができるはずもありません。

ましてや、新聞をとっていない家も近頃は多いです。

どんな方法でもいいです。

スマホのニュースでもなんでもいいです。

つねに新鮮なテーマに関心を持ち続けてください。

スポンサーリンク

これがいざという時、役に立ちます。

どうしても書くことがなくなった時には、脳に貯めたファイルを覗いてください。

そこに似たキーワードがあれば、そこから内容を引っ張り出してくる。

それが瞬時にできる人は、ロジックツリーを作るスピードが早くなります。

論理の整合性も同時に保たれるのです。

論理の流れを明確に。

そのための脳内目次化作業を試みてください。

最初は確かに難しいと思います。

しかしなれてくると、案外早くまとまった文章が書けるようになります。

その日は意外とはやくやってきます。

信じて試みてください。

今回のキーワードはロジックの木です。

忘れないでくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました