ピアノに消音ユニットをつけて昼も夜も弾こう・眠らせちゃダメ!

暮らし

大きなお荷物

みなさん、こんにちは。

ブロガーのすい喬です。

きょうはぼくの大好きなピアノの話です。

どういうことかって。

つまり遊ばせちゃダメだっていう話です。

なんのことでしょう。

時々新聞に載りますよね。

あなたの家にあるピアノを売ってくれませんかというあの広告

調べると、結構いい値だったりします。

誰も使ってないから売っちゃおうかな、なんて思ったりして…。

だいたい図体もでかいし、リビングに置いておいても邪魔なだけ。

業者が持っていってくれる上に、売った代金まで入るとなれば、これは儲けものだと考えても不思議はありません。

いまあるピアノはいつ頃買ったものですか。

Bluemount_Score / Pixabay

子供がまだ小さかった頃ですか。

どうしても娘がやりたいというので買ったものの、しばらくしたらあとはリビングのお荷物とか。

黒々としたでっかいのが邪魔で仕方がない。

唯一、家族写真とぬいぐるみの置き場になってるなんて家も多いようです。

娘さんはいつの間にかクラブ活動に熱中し、ピアノ教室に通っていたのが嘘のよう。

他に誰か弾こうとする人はいないのかと周りを見渡しても、はてさて誰もいない。

これが標準のスタイルですかね。

もちろん調律なんて、最近は全くやってない。

マンションに引っ越してから、騒音問題に巻き込まれたくないし…。

あれやこれやで、結局そのまんま。

大きな家具よりやっかいな存在です。

どうしたらいいものやらということですかね。

我が家の話

今書いた話はぼくの家のことです。

なんとも情けない。

ピアノというのはものすごく重いです。

とても素人では移動させられません。

やっぱり売っちゃうか。

それとも電子ピアノに買い換えるか。

あの方がずっと軽いし、どこの部屋にもその気になれば移動させられますしね。

しかし待てよ。

やっぱりもったいない。

今手放したら、もう一生ピアノに触る機会はなくなるに違いないのです。

なんとかしたい。

そこで考えたのがピアノをサイレント化することです。

pixel2013 / Pixabay

調べました。

あちこちのサイトを調べたものの、今から20年くらい前には、まだ取り付けられる装置がありませんでした。

もちろん、あるにはあったのです。

しかし専門の工場に運んでやってもらうしかありませんでした。

待とう。

そのうち必ず個人の家まで来て、そこで取り付けられるようになる日がくるはずだから。

なんでそんなに執着したのかといえば、やっぱり音楽が好きだったからです。

娘といっしょにぼくも同じ先生に習いました。

子供の頃から本格的にやっていたら、音大へ進学したいと本気で思ったかもしれません。

何年通いましたかね。

いったんは後付けのサイレント装置を諦めました。

それから5年後。

ある日、あちこちのサイトを見ていて、自宅へ出張して取り付けてくれる業者の記事を発見しました。

今なら、まだテクニクスの外付け装置があるというのです。

その会社の記事によれば、いろいろな業者が参入しているものの、テクニクス製のこの装置が一番いいと書いてありました。

それから徹底的に調べましたよ。

テクニクスSM-ZS35というのが型番です。

テクニクスは後付け装置の開発からまもなく手を引くので、在庫としてとってある幾つかを予約してくれた方に取り付けましょうというのです。

pixel2013 / Pixabay

価格も手頃でした。出張費と取り付け費込みで15万円くらいでした。

嘘だったらイヤだと思い、あちこちのサイトをみて、裏付けをとりました。

本当にその事業から撤退し、製品の技術を全てコルグというメーカーに売却するらしいということもわかりました。

どうも嘘ではなさそうです。

それで電話をし注文したというわけです。

やっとのことで買ったピアノを売るのはやはりイヤだったのです。

家にピアノがきた時は嬉しかったですからね。

電子ピアノだっていいじゃないかという方もいるでしょう。

ピアノの先生の家にもありました。

先生の家にはグランドとアップライトの他に電子ピアノもあったのです。

弾いてみればわかりますが、明らかにタッチが違います。

最近は本当のピアノと同じようなキータッチの電子ピアノもあるようですが、ぼくには抵抗がありました。

なるべくあの自然な深さで鍵盤をたたく時の感触を保ちたかったのです。

これは使った人にしかわかりません。

もちろん、グランドピアノをひけば、当然それがもっといいのはわかっています。

しかしそれだけの広い部屋をピアノのために使える人は限られています。

とにかくマンションの中でも弾けること。

夜の時間でも隣近所を気にしなくていいこと。

これが最大の希望でした。

取り付け完了

ついにその日が来ました。

床に並べられたエレメントの数々は不思議なものでしたね。

センサーの形も初めてみました。

半日で取り付け完了。

あれからもう15年以上使っています。

レバーを元に戻すと通常のピアノの音に戻ります。

そうでない時はヘッドフォンをつけます。

Free-Photos / Pixabay

これにもこだわりのある人がかなりいるのではないでしょうか。

ぼくは一番最初にセットになっていたのをいまだに使っています。

それほど高級ではないもののようですが、その後何回か買い換えてみたものの、これが一番しっくり聞こえます。

人によっては外付けのスピーカーから音を出したり、ブルートゥースから音を飛ばして出すこともあるようです。

基本的に夜弾くことが多いので、やはりヘッドフォンにこだわった方がいいかもしれません。
型番についてはいろいろと調べてみてください。

基本的にこの後付け装置は全て電気で動作します。

電池式のは多分ないだろうと思います。

ただし、いくらサイレントといっても鍵盤をたたくことにかわりはありません。

カタカタという打鍵音だけは避けられません。

むしろそれがうるさいと最近では家人にいわれる始末。

こうなると、どこへ置いてもおなじことです。

ただし隣近所からうるさいと苦情を言われたことはありません。

専門メーカー

今はヤマハ、コルグなどをはじめとして、かなりのメーカーが参入しています。

安いのもありますが、長く使うのであまり節約しない方がいいのではないでしょうか。

取り付け費込みで20万円くらいが相場だと思います。

少しご自身で調べてみてください。

そんなにかかるのなら、引き取ってもらって電子ピアノにするという選択もありかもしれません。

しかしピアノの持っているあのタッチはピアノだけのものです。

グランド用の後付け装置もあります。

こちらはアップライトの倍はしますが、やはり夜間練習にはかかせないのではないでしょうか。
部屋を防音にすることを考えたら、リーズナブルだと思います。

先日ピアニストの牛田智大さんの部屋をテレビで拝見しました。

スポンサーリンク

2台置かれたグランドの1台はサイレントの夜間用でした。

何を弾くのかは好き勝手。

だれにも何もいわれずに、ストレスを発散するのには最高ではありませんか。

難しい曲は弾けませんので簡単なのばかりにトライしています。

夜でもすぐに汗が出ます。

それだけ活性化されるんでしょうね。

そのまんま置物にしておくのは勿体ないですよ。

どこの家にいってもなんとなく写真の台になってるだけみたいです。

それだけは避けてください。

近頃はサイレントの楽器がたくさんあります。

ドラムスに至ってはちょっと驚きですけど、バイオリンやチェロまでありますからね。

StockSnap / Pixabay

寝かせちゃダメ。

一生、自分の傍におきましょう。

そして使ってあげましょう。

今年も調律師の人に来てもらいました。

サイレントといえども、レバーを戻した時は弦をたたいて音を出します。

音が狂っているといやですからね。

楽しいですよ。

シルバーの趣味にもなります。

難しい譜だったら、コード進行を覚えればなんとかなります。

テンションノートを覚えたら、ジャズもいけますしね。

絶対に置物にしないで、生かしてあげてください。

スポンサーリンク

指を使えば、呆けの防止にもなるのかな。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました