シニアがメダカのお世話をして120%元気になった話

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メダカはお友達

みなさん、こんにちは。

シニアブロガーのすい喬です。

今日はメダカの話を少しさせてください。

ぼくがメダカを飼うようになって、もう15年以上がたちます。

どうしてそんなことを始めたのか。

はっきりとよく覚えていません。

なんとなくです。

誰かにもらったのかな。

それもよく覚えていません。

1匹、20円もしないようなどこにでもいるヒメダカです。

奥様が知り合いからもらってきたような記憶も微かにあります。

3匹ぐらいでした。

Zucky123 / Pixabay

すごくかわいかった。

小さなビンに入れて眺めました。

もちろんエサもなにもありません。

翌日、近くのDIYショップに行って、メダカ飼育セットを買ってきました。

小さな水槽とエサと人造藻のついた子供用の遊具セットです。

1000円くらいだったかな。

プラスチックで四隅をくっつけただけのごく安っぽい水槽でした。

それでも入れてあげると、すごくかわいかったです

しばらく見とれちゃいました。

朝、エサを一掴みだけつまんであげます。

その食べ方が愛らしかったな。

小さな口をパクパクあけて、必死に食べます。

人造藻ではかわいそうなので、カモンバとアナカリスを一束ずつ買いました。

一番ポピュラーな金魚藻です。

よく鉢に入ってますよね。

根っこのところに鉛がついている、例のあれです。

ますますかわいらしくなりました。

1年後

そんな日々もあっという間に1年が過ぎました。

なぜかもっとメダカが欲しくなりました。

10匹とか20匹とか、たくさん欲しくなったのです。

それと同時にどうしても立派な水槽も欲しくなりました。

プラスチックではリビングになじみません。

本格的な厚いガラスの角のない水槽が欲しくなりました。

kamodayz / Pixabay

なぜエスカレートしていったのか、それもよくわかりません。

角のところを熱でくっつけたのではなく、1枚のガラス板を曲げたタイプのいいのがあることに気づいてしまったのです。

これだとどこからでもきれいに見えます。

近所の熱帯魚ショップを訪ねるのがこの頃の楽しみに加わりました。

元々は観賞用の鯉専門店です。

熱帯魚もたくさん扱っています。

見てるだけで楽しいのです。

水槽も1万円はしましたね。

さらに照明も欲しくなりました。

これも高かった。

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水槽のサイズにあわせて、ちゃんと同じ規格のものを売っているのです。

その日の夜、家でつけてみました。

光が幻想的ですごくきれいです。

下に敷く砂も買いました。

水のPHを一定にする溶液。
藻が水槽の壁につかないようにする溶液。
透明度を一定に保つ溶液。

とにかくいろんなものが必要になりました。

砂の中のゴミを取り出すための器具。
酸素を補給する循環ポンプ。

随分とお金をつぎ込みましたね。

いったいどうしたんでしょう。

透明な水

ところがそんなものだけではすまないことが、次第にわかってきました。

それはどんなにいろいろな溶液を使ったとしても、水を定期的に取り替えなくてはならないということです。

エサの残りなどがしばらくすると砂の間にたまります。

そこから悪いガスが発生するのです。

最初のうちは石油をとりだすポンプに似たあの器具を使いました。

しかしそれだけではどうしても水の透明感が出ません。

薄い緑色のコケもガラスにつきます。

それもとらなくてはいけません。

透明な水をつくるということがどれほど大変なのかということがよくわかりました。

よくお店できれいな水槽が作ってあります、

あれは本当に大変な手間をかけた結果なのです。

oranda / Pixabay

そして水の温度が25度を超えると、産卵することもわかりました。

確かに藻の中にポツポツとした粒状の卵があります。

これを見つけた時はその後のことも考えず、おい卵だ、卵だぞと単純に喜んでいました。

それから数日すると、2ミリか3ミリくらいの目だけ黒い稚魚が水槽の中を泳いでいるじゃありませんか。

これがメチャクチャにかわいかったです。

どんなに人間が偉いといっても、この命を1つだって作れないのだと勝手に感動しました。

ところが翌日になると、1匹もいません。

あれれどうしたの。

結論。

全部、親が食べちゃったのです。

ショックでしたね。

これが自然なんだ。

すぐにDIYショップへ行って、水槽の中に子メダカを隔離する囲いを買ってきました。

そこに1匹ずつ移します。

これが大変。

チョロチョロ動いているのを親にみつからないうちに、スプーンで掬って移動するのです。

その日からこれが奥様の仕事になりました。

それから何度水をとりかえ、何年メダカを掬い上げたことか。

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さすがにくたびれました。

しかしこんなのはまだ序の口。

本当にメダカを飼う人は家の中といわず、庭といわず、そこいら中に巨大なプラスチック製の水槽を並べます。

もう人生を全部メダカに費やしているんです。

その上をいくのは、海水で飼育する熱帯魚を飼っている人。

Mariamichelle / Pixabay

これはケタが違います。

酸素ボンベ、二酸化炭素ボンベ、海水の元。

水をつくるだけで大仕事です。

全人生を熱帯魚にかけるのです。

ぼくは甘かった。

どうにもならなくなり、水槽をとうとう粗大ゴミ置き場へ。

完全にエネルギー喪失です。

ここまでで既に5年は過ぎていましたね。

生まれては死に、また生まれるの繰り返しです。

寿命は3年くらいでしょうか。

何世代が交代したのやら。

睡蓮鉢へ

こうなったら睡蓮鉢の大きいのを買って、外へ出しちゃえということになりました。

夏も冬も関係ありません。

再びDIYショップへ。

睡蓮鉢がまた高いのです。

大きいのをなかなか売っていません。

探しました。

四角いプールみたいなのはいやです。

ついでに睡蓮も買いました。

花が咲いたらきれいですからね。

cegoh / Pixabay

ちょっとしたビオトープを作る気分でした。

下にメダカ用の石をしいて、メダカを泳がせました。

6月頃になると赤ちゃんが生まれます。

奥様は毎日睡蓮鉢をじっと眺めて、子メダカを掬うのが日課になりました。

しかし別の容器がまだいります。

今度は発泡スチロールの箱を探しました。

掬い方がうまくなりましたね。

いにしえの剣豪、宮本武蔵もかくやという腕前です。

ぼくなどにはとても無理です。

6月から7月にかけてが第1陣。

この時期に生まれたメダカは丈夫です。

チョコチョコと動き、追いかけっこをしたり、喧嘩をしたり。

見ているだけで、とっても楽しいです。

そのうち、だんだん大きくなってきます。

しかしまだ親と同居するところまではいきません。

もう1つ、睡蓮鉢を。

おお、なんということだ。

ホテイアオイも買います。

夏になると薄紫の花が咲いて、とっても可憐です。

睡蓮はなかなか咲きません。

これは相当の技術がいります。

越冬するのも難しいのです。

そんなこんなで10年。

今では親も子も孫も一緒に暮らしています。

血統的にはどうなるのかな。

50匹ずつの鉢が2つです。

朝、起きたら必ずエサを。

音がすると寄ってきます。

かわいいですよ。

午後にもう一度。

冬はエサもやりません。

冬眠です。

ものすごく丈夫です。

氷がはっても、じっとしています。

春になるとまた水面を泳ぎ出します。

ああ、春だなと嬉しくなる瞬間です。

生き物係はぼくの仕事。

名前をつけなくていいから、楽です。

またしばらくしたら、水を全部とりかえてあげないと。

しばらくすると、プランクトンが発生し、グリーンウォーターになります。

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みなさん、なにか道楽をみつけましょう。

毎日が楽しくなりますよ。

今日もぼくと遊んでくれるのは、名前のないメダカたちです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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