警告!シニアの歯医者選びは命に関わる最重要事項です

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シニアの歯

こんにちは、シニアブロガーのすい喬です。

今日は歯の話。

歯がないくらいなら、死んだ方がましですからね。

それくらい歯は大事です。

自分の歯で食べるのとそうでないとの違いは、その時になってみなければわからないものです。

しかしそれじゃ遅すぎる。

かつては随分と景気よく歯を抜いたもんです。

数本しか前歯のない老人を以前はよく見かけました。

今はなるべく長くもたせます。

最後の最後までていねいにケアをして、たとえ神経を抜いても、その後の治療をきちんとします。

歯を抜くのは最後の最後です。

どうしてもダメな時は、断腸の思いで患者にその旨を告げます。

これぐらいの人が歯医者の中では名医と呼ばれるんじゃないでしょうか

自分の歯でものを噛むというのは、最も大切なことなんです。

神経をとる処置にしても患者にとって、あれくらいイヤで苦しい治療はありません。

歯医者の立場からすれば、たいした点数にならないわりに手間がかかり、面倒臭いというのが本音です。

しかしここをきちんとするかどうかが、後に大きな意味を持ってくるのです。

一度神経を抜くと、歯は完全に枯れ枝になります。

全く栄養がいかなくなることにより、いつかは抜ける時がきます。

あるいは根の治療をきちんとしていないと、膿をもって痛みが出ることもあります。

そうなったら、あとは抜くしかありません。

歯科医 photo

抜歯の技術には相当な力量の差が出ます。

ぼくも右の上の奥から3番目の歯がありません。

数年前にどうしてもダメになって抜きました。

抜歯の名人だというかかりつけの歯医者さんの友人の歯科医が来てくれて、あっという間のことでした。

幸い親知らずを抜いた時とは違って、痛みも全くありませんでした。

抜歯後

問題はそれからです。

いくつかの方法がありどれを選ぶかというのです。

一つは部分入れ歯、もう一つは隣の歯を削ってブリッジをかけるというもの。

最後の一つはインプラント。

健康な隣の歯を削るという方法は即アウト。

すると残されたのは部分入れ歯か、インプラントということになりました。

とどのつまり、費用と効果の関係です。

いろいろ考えた末、まず部分入れ歯をつくってみようということになりました。

これは保険もきいて安いですからね。

型をとって2週間後に完成しました。

予定の日に医院を訪れると、なんと妙な形の金属の手が伸びた珍奇なるものと出会いました。

何度も歯にあてがって、とってみたりつけてみたり。

誠にヘンな感じです。

その時の違和感はこれをずっとつけて自分はこれから生きていくのかという物悲しい気分でした。

それでも1週間ぐらい試してみてくださいと言われ、すごすごと帰宅。

なんだかサイボーグになった感じです。

寝るときに毎日とっては乾燥を防ぐため、小さな塗り薬のケースにおさめました。

朝、つける時が一苦労です。

何度やってもうまくいきません

鏡を見ながらやると、方向が反対になるので、ますますわからなくなるのです。

大きな口をあけて、情けないことおびただしい。

こんなことになるくらいなら、抜かない方がよかったと思うこと、しきりでした

しかし抜く前は歯茎から膿がでるようになっていました。

万事休すでもあったのです。

根の治療が完全ではなかったんじゃないのかなというのが歯医者さんのご託宣。

なんてことでしょ。

それでもなんとか入れ歯をつけてご出勤。

仕事をしている時はいいのですが、ものを食べるとなると大変です。

なんとなく自分の歯じゃない。

ものを噛んだ時の感触が以前とはまるで違います

さらに葉っぱなどの細かな繊維が入れ歯の間にはさまってしまい、なかなかとれません。

その度に入れ歯をはずすということもできません。

そうこうしているうちに1ヶ月もたったでしょうか。

いい加減面倒臭くなってはずしてしまいました。

幸い奥から2番目なので、口を大きくあけない限り外からは見えません。

すると実に爽やかです。

歯科医 photo

そこだけぽっかりと歯がないので、妙な感じはしますが、つけた時のヘンな感触よりはずっとマシ。

ただし歯と歯の間には実によくモノが詰まります。

これは諦めて歯間ブラシとデンタルフロスで取り除くようにしました。

先日、半年ぶりに歯医者さんに行ってきました。

レントゲンをとって様子を全部みてもらいました。

あれから入れ歯をつけてませんけど。
いいですよ、それで。
なくても死にはしませんからね。
楽で自然なのが一番いいんです。
どうしてもダメだったら、その時考えましょう。
インプラントはどうですか。
最近よく話題になりますけど、あんまり簡単に考えないでください。
後のケアも結構大変です。
なにしろ顎の骨にボルトをねじ込むんですから。
使う素材によっても費用がかなり違います。
ぼくはあんまりお勧めはしません。
それでもやってくれと言われればやりますけどね。

歯医者と仲良く

歯医者さんとは仲良くつきあわなければダメですよ。

本音で話し合えないと、必ず後悔することになります。

歯科医 photo

とにかく今ある歯を抜かずになんとか生きること。

これがシニアにとって必須の条件です。

自分の歯でものが食べられる喜びは、失ってはじめて知るということのようです。

歯は全部そろっていたら32本です。
そのうち4本は親知らずなので、それをのぞけば28本。
45歳ぐらいまではほとんど歯を失うことはありません。
では何歳ぐらいのタイミングで歯を失っていくのでしょうか。
55歳の頃に残っている歯の平均本数は23~24本。
ここから加速度的に歯を失い、その後10年の間に5本くらい歯を失います。
平均値でいうと、65歳で残っている歯は18本。
70歳では15本。
80歳の時にはわずか9本です。

そこで最近よく言われているのが8020運動です

80歳で20本残す。

これが目標です。

本当なら乳歯が生えかわるみたいに、成人になってからの歯ももう一度抜け替わるといいですけどね。

実際に3度目があるという人もいるそうです。

いずれ人類が進化して、そうなる日が来るのかもしれません。

今後、1本も抜かないということを目標にして、生きていきましょう。

さてそのためにはどうしたものか。

三種の神器

あんまり歯が痛かったとき、これがいいよと勧められたのが、今も使っている「コンクールF」です。

歯茎と歯の間などの痛みには実にいいですね。

毎晩寝る前に小さなコップに5~6滴入れ、水を少し加えてブクブクとうがいをします。

口の中が実にさっぱりとして、痛みもなくなります。

今までに使った口腔洗浄剤の中ではこれが一番ですね。

1つあると、約2ヶ月もちます。

お水でのばすのでね。

歯肉炎や歯槽膿漏にも効果的だとか。

ぼくにはむしろ虫歯の予防になってる気がします。

ここ数年ずっとこの緑の液体のお世話になってます。

歯医者さんの受付にもいつも置いてあります。

是非試してみてください。

日課になればしめたもの。

朝も口の中がとっても爽やかです。

聞くところによれば、寝ている間に虫歯菌が活躍するらしいので、この洗浄剤が効果を発揮するのだそうです。

それとデンタルフロス。これもいいですね

歯と歯の隙間はこれがないと、もう無理。

あとは歯ブラシ。

まとめてバトラーのを買っています

かなり頻繁に交換して使っています。

その方がブラッシングの効果ありとみました。

歯は一生のお友達。

歯医者さんとも是非仲良くつきあった方がいいです。

遠慮せずになんでも聞く。

これが一番大切かな。

気の合わない歯医者とつきあうと、必ず歯なしになります。

すなわち短命一直線。

生きるということの根本は食べること。

そのための一番大切なツールは歯です。

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半年に一度は必ず検診を受け、歯垢などを落としてもらってください。

後で痛い思いをせずにすみますよ。

最後までぼくのごく個人的な「歯なしにならない話」を読んでいただいてありがとうございました。

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