文七元結

落語

【文七元結】いつかやりたいと思いながら15年が過ぎた【人情噺の粋】

落語にはさまざまなジャンルの噺があります。滑稽噺はとても楽しくて、いつでも喜んでもらえます。落語を長くやっていると、人情噺も演じてみたくなります。人間の喜びと悲しみが滲み出てきますのでね。今回は代表的な文七元結を取り上げてみましょう。
落語

【文七元結・浅草・吾妻橋】江戸落語の粋はこれで決まり【人情噺】

江戸の粋をきわめた落語とは何か。人情噺の代表ならこの文七元結ではないでしょうか。とにかく演じるのが難しいのです。貧乏な長屋に住む左官職人が主人公です。娘が苦界に身を沈めてつくってくれたお金を、見ず知らずの人にあげたことから話が展開します。
落語

【落語】百年目はサラリーマン社会・理想の上司像を想わせる人情噺

人情噺の代表に「百年目」があります。登場人物が多く描き分けるのが難しい落語です。最近は会社における上司と部下の関係を説明する時、よく引用されます。サラリーマン社会の複雑さをよく象徴しています。上司の温かい一言が人間関係の緩衝材になるのです。