時代

暮らし

【感染症・コロナ】一病息災なんて暢気に言ってられない時代が来た

一病息災という言葉があります。昔からよく使われています。しかし今は感染症の時代です。暢気に一病などと言ってられなくなりました。兼好法師が徒然草の中で言っていた言葉があります。沖の干潟遥かなれども磯より潮の満つるが如しというものです。
暮らし

【水はタダ】ペットボトルを買う時代が来るなんて【安全はどうなの】

かつて水と安全はタダだと言っていた時代があります。しかし今はペットボトルで飲み水を買う人がとても多くなっています。この変化はどこからきているのでしょうか。マレーシアとシンガポールの関係も非常に微妙なものがあります。少し考えてみましょう。
学び

【小論文の命】書き言葉は認識の目と耳【話し言葉との境界を明確に】

小論文には日本語の問題を考えさせる内容のものがよく出題されます。特に日本語の変化を容認するかどうかという問題です。両方の立場に立って、それぞれの意見を述べる練習をしてください。必ず先生に添削をしてもらうことも大切です。
暮らし

松本隆トリビュート・人気作詞家は都会の風と色の心象風景を描いた

松本隆の世界はまさに都会の若者の生き方そのものです。光に溢れて明るく清潔なのです。しかし「君は天然色」という曲は妹さんの死によって、色を失った世界の風景を描いたものです。その後、ヒット曲を積み重ね、時代の寵児となりました。
暮らし

【世襲・学閥・閨閥】固定化が格差を生む【明治維新から150年】

明治維新から150年を経て、日本では階級が固定化しつつあります。それにつれて格差がさらに明確になっているのです。政治家などをみると、それが実によくわかります。その人の実力を越えて、出自がものをいうのです。実に複雑な社会になりました。
暮らし

【昔は本当によかったのか?】情報がない時代の幸不幸は紙一重

よく昔はよかったといいますね。本当なんでしょうか。確かに今ほど便利な世の中ではありませんでした。それなのによかったというのはなぜなんでしょう。考えてみると不思議です。1つは情報がなかったことです。だから余計なことを考えなくてよかったのです。

【100冊の本】時代とともに生き続けてきた文庫本の未来は

毎年、夏になると、新潮文庫やカドカワ文庫の100冊が書店の店先を飾ります。夏休みの読書感想文の題材ともなっているのです。しかし昨今は長い文章を書くのが苦手な人が増えています。そこでより短く手軽に応募できる形に変化しつつあるのです。
暮らし

【癒し系万能】なにげにマジでヤバい現代に人々は疲れ切っている

現代は個人の世の中です。誰もが個人として責任を取らなければなりません。かつては祈りの対象として神がいました。しかし現代は事実優先の世界です。科学の時代なのです。人々は疲れ切っています。コロナ禍で叫ばれる癒しの在り方が注目されているのです。
暮らし

不安な時代・自分の運勢を占いに頼ってでも知りたいという願いは永遠

人間はいつも不安なのです。自分の未来がどのようなものか知りたいのです。しかし運勢を予知することは不可能です。そこであらゆるものにすがってしまう。ある意味で人間の弱さが露呈します。占いや易は永遠になくならないのでしょうね。
暮らし

【旅立ちの日に】卒業ソングは時代を映す鏡そのものだ【仰げば尊し】

卒業式の時に歌う曲はなんでしょうか。以前なら「仰げば尊し」が定番でした。その後次々と変化し、今は「旅立ちの日に」が最も多いようです。やさしい希望にあふれた曲です。しかしこの歌ができるまでにはドラマがありました。歌は時代を映す鏡なのです。

【姨捨山・大和物語】悲しい伝説は時代を超えて【今もあるある】

大和物語は伊勢物語と並ぶ有名な歌物語です。これの結晶がやがて『源氏物語』となりました。その中で有名な段「姨捨山」を読みましょう。年老いた親を山に捨ててくるという伝説に基づいた話です。食料を確保するために口減らしをした日本の風習の1つなのです。
暮らし

【道草のすすめ】スピード最優先時代のトレンドはのんびりペース

現代はスピード最優先の時代です。メールですべてが解決します。しかしその分、じっと待つことができなくなりました。想像力が消え失せてしまったのです。道草をしてみませんか。マイペースでのんびりと生きないと、豊かな風景を見ることはできませんよ。

【森鴎外】名作・舞姫は典型的なモデル小説だった【明治という時代】

森鴎外の名作『舞姫』は明治という時代に翻弄された知識人の姿を描いた作品です。エリスの正体とは誰なのか。明治という時代は彼をどのように扱ったのか。その内側に迫ろうとすればするほど、国家の存在が今とは全く違うということに気づかされます。
学び

【小論文・AI社会】ポストモダンは無機質で淡白な時代になるのか

AI社会はどこへ行くのでしょうか。シンギュラリティの可能性は本当にあるのか。ポストモダンの時代を迎えた私たちは無機質で淡白な世界を漂うだけになるのでしょうか。来年度の入試問題に最も出題される可能性のあるテーマです。じっくり深掘りしましょう。
学び

【小論文・物質主義】価値観多様化の時代を生き抜く力【コロナ禍】

コロナ禍の時代をどう生き抜くか。価値観がまさに多様化しています。その原因は個人主義の重視と物質主義の蔓延です。人々は切り離された存在として、空間の中に放り出されたのと同じです。コミュニティも喪失しつつあります。今後何が可能なのでしょうか。
学び

【大学入学共通テスト・傾向分析】書く力がいっそう重視される時代へ

大学入学共通テストがいよいよ来年1月から始まります。昨年は英語の外部試験導入などが大きな話題になりました。同時に数学、国語などの科目が書く力を重視するという方向性を打ち出しました。この傾向は今後一層強化されます。入試は新しい時代に入りました。